1955年に若くして衝撃的な死を遂げたジェームス・ディーン。その死の2年後に制作されたドキュメンタリー映画のサウンドトラックです。この映画といえば、名匠ロバート・アルトマンの修行時代の監督作品。リース・スティーヴンスのスコアはストリングス主体の荘厳なものでありながら、そこに50年代モダンジャズの緊張感をすこし交えてヒップなものにしています。デヴィッド・ストーンマーチンのアートワークも魅力的すぎる!.
Prelude.
Hollywood.
Testing The Limits Of Life.ラウンジ・ピアノの第一人者アーヴィング・フィールズ。切れ味のいいパッセージをドラムスではなくボンゴでエスコート。A-3のタイトル「The Night They Invented Champagne」そのままに、シャンペンの泡みたいに弾ける気持ち良さがあるダンス・ミュージックです。シャンペンはフランス物ということで、フランスの名曲が多くセレクトされているのも一興!.
Under Paris Skies.
The Night They Invented Champagne.
C’est Si Bon.70年代香港の人気バンド、シンガーによる英米欧のヒット・カヴァー集。当時の香港はまだイギリスの統治下にあったので英語で歌うことは自然でした。“Vol.7”というタイトルが示すように、こうした企画が受け入れられていたことがわかります。しかし、このアルバムの選曲はいいですね。イングランド・ダン&ジョン・フォード・コリー、シルヴァー、ワイルド・チェリーを試聴に入れましたが、他のカヴァーも味わい深いものから最高のファンクまで満腹になれます! 両面たっぷり17曲。今後の香港ではこうした企画はもはや生まれないだろうというのが残念です。.
I’d Really Love To See You Tonight.
Wham Bam Shang-A-Lang.
Play That Funky Music.「若くて気分屋」という名前の男性デュオ。といっても彼らの本名なのですが。渋さの中に粋な感覚が垣間見える良質のブリティッシュ・スワンプです。ミック・ムーディはこの後、ヘビメタ路線のバンドで活躍するのですが、それをまったく予想もさせない人間味あふれるサウンドです。ロニー・レインのファンにも推薦。.
I’ll Be Back.
Someone Else’s Door.
Too Young To Feel This Way.ミシェル・サルドゥに才能を見いだされマリー・ラフォレやダリダなどに楽曲提供ののち1965年にデビュー。サーカスが歌ってヒットした「ミスター・サマータイム」の作者というのが、かつての紹介方法でした。フリーソウル以降は、フリーソウル・クラシック「La Fete」の作者という紹介でしょうか。彼が残したパリ・オランピア劇場でのライヴの記録。本作はその記録から20曲を選曲したカナダ盤コンピレーション。高揚感と哀愁。彼の魅力が1枚に詰まってます。.
Attention Mesdames et Messieurs.
Chante... Comme Si Tu Devais Mourir.
La Fate.ドナルド・フェイゲンが著書「ヒップの極意」で巻頭の章を捧げたのが彼女たち。1930年代初頭、女性ジャズ・コーラスの歴史を切りひらいた三人姉妹。スインギーかつチャーミングに名曲を歌う彼女たちに誰もが夢中でした。モガ(モダンガール)の象徴とも言える彼女たちの颯爽としたハーモニーを全22曲(メドレー含め)収録。もっとも古い1925年録音の「I’m Gonna Cry (Cryin’ Blues)」でピアノを弾いているのは、長女マーサ!.
It’s The Girl.
That’s What I Like About You.
I’m Gonna Cry (Cryin’ Blues).アイアートの公私にわたるパートナーとして渡米し、70年代にソロアーティストとして大きく飛躍した彼女。ジャコ・パストリアス、ジェイ・グレイドン、デヴィッド・フォスターなどまさにクロスオーバーな才能が彼女の仕事に馳せ参じています。AOR、ブラジリアン・フュージョン、サンバがごちゃまぜになって疾走。グルーヴィーなスキャット・チューン「Overture」がかっこいい!.
Everyday, Everynight.
Samba Michel.
Overture.ジャズ評論家レナード・フェザーの娘さん。若くて力強いジャズヴォーカルです。レパートリーにはヴァン・モリソン「Moondance」があり、さらにデイヴ・フリッシュバーグ「I Don't Believe You」ボブ・ドロウ「I've Got Just About Everything」マイルス・デイヴィス「Four」まで。やってくれますね! 清々しく、そしてヒップ。さすがジャズ心を受け継いでいますね。なお、彼女は佐藤博「Awakening」の英語詞を作詞した人でもあります。.
I've Got Just About Everything.
Moondance.
Four.ルイジアナの地元クラブでは毎晩のようにこんな演奏が繰り広げられていたし、今もそうなんでしょうね。地元の人気者ネイサンの演奏と全国区のブーズーを片面ずつカップリングしたナイスアルバムです。R&B的な粘り気も味な前者と、勢いがすばらしい後者。もしその場に居合わせたら躍り狂っているでしょう!.
Everybody Calls Me Crazy.
Dog Hill.
Stomp Down Zydeco.ジャンゴ・ラインハルトの歩みを年代順に追うシリーズ。第14集は、第二次世界大戦の戦中から戦後に向かう録音がメインです。自身の楽団、終戦直後に結成したジャンゴ&ヒズ・アメリカン・スイングバンド、そして再編成ホット・クラブ・オブ・フランスなどを収録。戦火のなかでも多人数でレコーディングしていて、音楽の火を絶やさなかったことがわかります。.
Oubli.
I Can’t Give You Anything But Love.
Swingtime In Springtime.ドクター・ジョンやジェシ・エド・デイヴィスはともかく、デヴィッド・フォスターやジェイ・グレイドンといったLAのセッションミュージシャンを導入した都会派サウンド。アメリカ音楽史を俯瞰する彼の音楽作りにハリウッド的な要素が入ることは、決して無意味なアプローチではなかったと思います。ラストナンバーの「Hooray For Hollywood」はジェフ&マリア時代の「Brazil」から決してブレてません。タイトル曲や「What Do You Want The Girl To Do」はアラン・トゥーサンのカヴァー!.
Motion.
What Do You Want The Girl To Do.
Hooray For Hollywood.ジョニー・ガルニエリとバーニー・レイトン。スタイリッシュでアイデア豊かな(しかし本流ではない)ジャズピアニスト2人のスプリット7インチ。ガルニエリはジェントルな演奏を、レイトンはスイングジャズのフォーマットに則った軽快な演奏を2曲ずつ収録。さらにバート・ゴールドブラットのアートワークも魅力を放ってます。.
Things Are Looking Up.
Have You Met Miss Jones.
Rose Room.当時としては珍しいショートヘアの女性シンガー。ニルソン「Without Her」を「Without You」と歌詞を変えて歌っています(ややこしい)。他にもサム&デイヴ「Hold On I’m Comin’」の意外性あふれるカヴァーなど。歌声はスケールが大きなミュージカルスタイルですが、細やかな感情表現も豊かです。.
Without You.
A Dream Is A Wish Your Heart Makes.
Hold On I’m Comin’.FolkwaysのEthnicシリーズと並ぶ、世界の民俗音楽レコーディングの最重要カタログ。1968年ペルー、アンデスの高地に暮らす部族たちの音楽をデヴィッド・ルイストンが収録しました。フォルクローレ的な弦楽器と笛のアンサンブル、不意に入ってくる歌もののブリティッシュトラッドのような素朴で心に訴える感覚など発見あり。.
Lamento andino : Yaravi.
Carnival ayacuchano.
Paucartambo : Contradanza, Fiesta al Virgen del Carmen.名作「His Band And Street Choir」からのシングルカット。全米23位まで上昇しました。しかし、このシングルのキモはむしろB面。あの「Astral Weeks」のアルバム一曲目を飾った「Sweet Thing」をモノラル・ミックスできくことができます! UK盤はB面が違う曲でリリースされていますので、このカップリングはUSのみ!.
Blue Money.
Sweet Thing.兄妹による鮮烈なフォークデュオ。スタンダードとフォークブルースをレパートリーにしています。硬派な雰囲気がするのは、シカゴ出身だからかも。ジュディはフォークだけにとどまらない活動を望んでいたと英文ライナーにあり、実際この翌年、ソフトロックグループのシカゴ・ループに参加します。印象的なドブロで客演しているのはドゥエイン・ストーリー。ジャケット写真がすごくクール!.
Babe, I’m Going To Leave You.
Lover’s Bittersweet.
In My Time Of Dying.アルゼンチン生まれのサックス奏者。70年代のこの時期から自身のルーツである南米音楽に開眼。自身のルーツにずぶずぶと沈み込みながら新しいグルーヴを追求したこの音楽は今こそさらに聴き直されるべきでしょう。チャプター3まで続く3部作の第2弾。リオ、LA、ブエノスアイレスでレコーディングしています。2パートに分かれて展開される冒頭の「Encontros」からもう圧倒的にかっこいい!.
Encontros.
Para Nostros.
Marissea.ファーストLP。スタンダードを軽々と60'sポップスに変えてみせる彼らの基本にして名作。大ヒット曲「Deep Purple」もいいけど、ムシ声にも似たエイプリルのキュート・ヴォイスがかわいいアップテンポ「One Dozen Roses」はじめ、実は小粋なツイスト系ダンス・ミュージック満載。シャーリー・エリスあたりのファンにも聴いて欲しいな。Bラス「I’ve Been Carrying A Torch For You So Long That I Burned A Great Big Hole In My Heart」は、確か最長曲名でギネスブックを狙った曲だったはず……。.
Deep Purple.
Baby Weemus.
Indian Love Call.101ストリングスを世界中の美少女たちのために! 60年代のヒットソング「Music To Watch Girls By」「Georgy Girl」をそれぞれの面のリードトラックに、古今の女性名のついた名曲などを集めた企画盤です。オーケストラ、ビッグバンドなど曲の個性により彩りを変えながら、優雅な時間のBGMを演出してくれます。.
Music To Watch Girls By.
Fifi.
Georgy Girl.イタリア系アメリカ人らしい陽気なアコーディオンで人気を博したディック・コンティーノと、ラウンジーなイージーリスニングの第一人者デヴィッド・キャロルが共演した南米エキゾ盤。休日気分のラテンソングでにぎやかに。お昼からきっとお酒が進むでしょう!.
Sweet And Gentle.
Brazil.
Ay, Ay, Ay.ジュウさんはいつも裏切らない。ヒップホップの、ポップミュージックの「ローカル」と「グローバル」について、タイから届いた満額回答!『ニュー・ルークトゥン』『馬鹿世界』に続くJUU4Eの3rdアルバム『イズ』は、ジャージークラブやドラムンベース、ドリルなど多彩なリズムと仏教の世界観に基づいた歌詞が渾然一体となって駆け抜ける、悟りと踊りが詰まった快作! ジュウさん曰く、このアルバムはコロナを乗り越えてみんながまた集まる楽しさを取り戻せたという喜びの感情を内蔵しているとのこと。.
いわゆるソウルジャズ路線だけではなく、ストレートアヘッドなロフトジャズ、スピリチュアル、アブストラクト方面への。ジャズの間口をひらいた重要コンピレーション。ダスコ・ゴイコヴィックなどの東欧ジャズもカヴァーし、こういう流れにヘレン・メリルがおさまるのも新鮮です。こういうコンピでヨーロッパジャズへの興味を持ったリスナーも多かったはず。.
Pupa O Crisaude.
Slavic Mood.
My Own Man.これは素晴らしい! 1935年から45年にかけてアメリカで一大流行したスイングジャズがいかにかっこいい音楽で、ある意味ダンスミュージックであったかを最良の演奏で確証させてくれる、ジャズ&ジャイヴなオムニバスです。古臭いジャズみたいな偏見を持っている人にこそ聴いてほしいです。タイトルはスイング名曲「A String Of Pearls」のもじり。.
Honeysuckle Rose.
That’s A Serious Thing.
I’ve Found A New Baby.シアリングの黄金時代を作るCapitolと契約して間もない時期のシアリング・クインテットの演奏です。イギリスから渡米してきたシアリングが組んだクインテットにはトゥーツ・シールマンス、アルマンド・ペラーザ、ウィリー・ボボが在籍。透明感のあるクールジャズにエキゾチックなリズムの味付けを施していました。どの曲も独特の美しさで彩られていますが、中でもトゥーツがハーモニカをのびのびと披露する「The Man I Love」は出色。60年代になるとジャケが美女写真に変わるんですが、このオリジナルのイラストも素晴らしい味わい。.
Autumn In New York.
The Man I Love.
Strange.失礼ながら見た目は太めで、サックス奏者かなと思ってしまいます。しかし、彼はピアニスト。しかも、非常にリリカルなタッチの持ち主。レーベルイメージからラムゼイ・ルイス・トリオ的なものを想像すると、そのギャップに驚かされます。あえてぐいぐいいくソウルジャズ感を抑えめにしたのが自分らしさなんでしょう。「Darn It」という曲のブルージーな隙間感覚がとても染み入りました。.
Dearly Beloved.
Weary Traveler.
Darn It.Folkwaysのエスニックライブラリー・シリーズとも並ぶワールドミュージックの宝庫。それが、Nonesuch Explorerシリーズです。中国の管楽器、弦楽器による素朴ながら奥深いアンサンブルを高音質で収録。合唱や独唱を含まず、全曲インスト。日本の琴に通じるアプローチもあったり、興味深いです。.
Tien Chang.
Tao Yi Ch’u.
Pai Yin Ku Hsiang.1970年に年ごとの選曲でスタートしたオールディーズ・コンピレーション。このシリーズが画期的だったのはレーベル契約を超えた選曲やアメコミ調で統一されたアートワークはもちろんのこと、“当時放送されていたラジオ番組”風の構成のため実在の名ラジオDJを全米から起用してしゃべらせ、曲間には貴重なCMやジングルも盛り込んだこと。今ではもう商品としては簡単にはできない演出なんですよ(権利関係とかで)! そもそも全米も独立した個性のあるラジオ局が減ってる! 1959年のホストはLA・KGFJのハンター・ハンコック! R&B、ドゥーワップ色強めの選曲です。.
Hunter Hancock Theme.
Hurry Gully.
Sixteen Candles.クール&ザ・ギャングを輩出したDe-Liteレーベルから登場したソフィスティケーテッド・ディスコグループ。これがファーストアルバムです。シングル「Dreaming A Dream」のインストとヴォーカルの2ヴァージョンを収録していて、どっちも捨てがたい! A面はインスト主体、B面は歌ものでまとめてます。テンションコード満開の名曲揃いですよ! のちにジャケとタイトルを「Foxy Lady」に変更して再リリースされます。.
Dreaming A Dream (Vocal).
Dreaming A Dream.
You Smiled.まずは、言葉遊びが楽しい「Alphabet Song」やチップマンクスもびっくりなムシ声スペースロック「The Man In The Moon Is A Lady」をぜひ! ナッシュヴィルのカントリーシンガー、フロイド・ロビンソンのデビューアルバム。カントリー色はあえて控えめにしてロックンロール/ポップスの魅力を親しみやすく伝えるスタンス。.
Alphabet Song.
Little Sir Echo.
The Man In The Moon Is A Lady.エディ・バークレイは、ジャック・ブレルやシャルル・アズナブールなどを手がけた仏人プロデューサー。若き日のクインシー・ジョーンズは渡仏し、彼にオーケストレーションを学びました。また、自身の名を冠したBarclayレコードの創始者でもあります。50年代の録音には、憧れるに足る気品と深みがありますね。本作でもヴァラエティに富んだムードミュージックが味わえます。フレンチスイーツを美女がご用意、というアートワークも素晴らしい!.
Le Riffifi.
Samba Fantastico.
Love Theme From La Strada.