“オーストラリアのシド・バレット”といわれ、90年代オルタナ・シーンに再発見されたピップ・プラウドは、ダニエル・ジョンストンをはじめとする80s/90sロウファイ音楽の先駆的作家であり、独創性の高さからフォロワーも成立しなかったアウトサイダー。幻の1stアルバムを含む60年代音源と70年代の秘蔵音源をコンパイルし、世界で初めて英詩を掲載した新旧リスナー双方の必聴盤!.
UKジャズシーンを支え、海外のジャズファンからも高い支持を得るサックス奏者タビー・ヘイズ。彼がニューヨークに乗り込んで痛快に吹きまくったアルバムです。クラーク・テリー、エディ・コスタのふたりが特筆されていますが、ホレス・パーラン、ジョージ・デュヴィヴィエ、デイヴ・ベイリーのトリオが支えるリズムセクションも素晴らしい助演!.
You For Me.
Airegin.
Opus Ocean.「Cosmos Lady」を聴いてみてください。「Magical Connection」タイプの浮遊感あふれるドリーミー・ハーモニーとヴィブラフォン(なんと演奏はドン・エリオットです!)、ウッドベースの絡みに一発でやられるはずです。東海岸ボストンのライトで知的な爽やかさをたっぷり盛り込んだレックス・ファウラーとニール・シューマンによるアコースティックなデュオのセカンドです。.
Cosmos Lady.
Hey, Little Mama.
Move Up To Love.101ストリングスによるレイ・チャールズのソングブック・アルバム。レイがカントリーソングをレパートリーにしていた時期の代表曲(「愛さずにはいられない」「ジョージア・オン・マイ・マインド」など)を中心に、豊かなオーケストラの音響で。ピアノやコーラスなどを適度にあしらって、レイの持つアーシーな雰囲気をストリングスとうまく組み合わせています。.
Georgia On My Mind.
I Can’t Stop Loving You.
Your Cheatin’ Heart.ブルージーなフィーリングいっぱいに、キュートで情熱的なヴォーカルを聴かせる女性シンガー。RCAを経て再びキャピトルに戻ったのが1950年代後期。より円熟味を増した表現力でたおやかなヴォーカル作品を発表してゆきます。本作は恋の痛手や別れのつらさを歌った名曲集。彼女の歌声の芯にある強さが、悲しい気持ちに寄り添って支えてくれてるようでもあります。.
You Always Hurt The One You Love.
Please Don’t Talk Abut Me When I’m Gone.
A Faded Summer Love.70年代初めにカヤナス&ピケット名義でのアルバムも出していた才人ソングライター・コンビが中心となって結成されたセイラーのファースト・アルバム。日本のムーンライダーズなどにも多大な影響をあたえたモダンポップ感覚は、すでにここから全開です。ハードロックやプログレの時代に彼らがつきつけたヒップなダンディズム!.
Traffic Jam.
Blue Desert.
Josephine Baker.ハワイアントラディショナルの革新者。92年ナ・ホク生涯賞受賞など、スラッキーギターでの功績が採り上げられる事が多い人ですが、他のギタリストがほとんど弾くことがなかったエレキギターを用いたり、ハワイアン以外のレパートリーも積極的に自身に取り込み、ひと味もふた味も独特なスタイルを完成。独特のスラッキーの響きと、深みのあるヴォーカル曲、そして伝統にとらわれていない自由さを感じるギターインスト曲を楽しんで下さい。このアルバムが彼の開放的な個性をもっとも象徴しています。軽々としていながら途方もない傑作。.
Portuguese Washer Woman.
Kananaka.
Aloha Ia O Wai ‘Anae.米国本土ロスのレーベルからのハワイアン。ジャケにはわざわざハワイ録音と記載されています。ハパ・ハオレ・タイプの作品を数多く収録しており、50年代の観光ハワイ音楽を写し込む内容とも言えそうですが、この上なくリラクシングで気品に満ちた音楽が並んでいます。収録アーティストは、レイ・キニー、メル・ピーターソン、アンディ・カミングスなど。アンディ・カミングスが、えらくネイティヴでロコな雰囲気です。このセッションにはギャビー・パヒヌイがベースで参加していると山内雄喜さんに教えていただきました。.
The Hukilau Song.
Song Of Old Hawaii.
(If You Wanna) Dance The Hula.モートン・グールドと言えば、日本では「日曜洋画劇場」のエンディングテーマとして使用されていた「So In Love」が有名ですね。その彼が西部劇と開拓史時代にちなんだ名曲をオーケストラで演奏しているアルバムがあるというのも、なんだか縁めいたものを感じます(「So In Love」は入ってません)。ゆったりと盛り上がる「High Noon」に大きな青空を、「Home On The Range」や「Tennessee Waltz」におごそかに沈む夕日を感じます。.
High Noon.
Tennessee Waltz.
Home On The Range.デヴィッド・アクセルロッドのプロデュースと、H・B・バーナムのアレンジ。このコンビがバックアップするようになってからのルー・ロウルズは、一気に表現がR&B化します。マディ・ウォーターズでおなじみ「I Just Want To Make Love To You」を歌わせるアイデアもすごい。「Dead End Street」はキンクスとは同名異曲。ソウル感覚で聴き通せます。.
I Just Want To Make Love To You.
Dead End Street.
Twelfth Of Never.ソロ名義でのセカンドアルバム。ジョー・コッカーとのマッド・ドッグス&イングリッシュマン・ツアーを大成功させ、自身もSSW/パフォーマーとして時代の寵児となった時期の傑作。60年代に彼が裏方として手がけたポップス仕事の凄さを考えれば、もっと早くにスターになっていてもおかしくなかった不世出の逸材。タルサ、マッスル・ショールズ、ロンドンを股にかけたレコーディング。メンバーも素晴らしい!.
The Ballad Of Mad Dogs And Englishmen.
Of Thee I Sung.
Alcatraz.1950年代にタヒチで録音されたボラボラ島の太鼓音楽をA面に、タヒチに伝わる伝承歌/チャントをB面に収録したアルバム。フィールドレコーディングではなく、比較的設備が整ったスタジオでの録音と思われます。どちらの演奏にも迫力とスピード感があるのがタヒチらしさ。ハワイのリラックス感とは違う感触を味わってください。.
Pate Matai.
Te Ui Api.
Tamure Paumotu.なんだこれ! この「Tequila」ファンキーで最高! プレスリーのバックでベースを弾いたという輝かしい履歴からスタートし、ビル・ブラックス・コンボ名義では初期ハイ・レコードでインストヒットを連発。しかし、ブラックさんは65年に亡くなっていまして、その名を引き継いだメンフィスのミュージシャンたちによるプロジェクトになりました。中心がいなくなってもコンセプトは健在で、70年代のファンクとロックンロールを絶妙にミックス。大穴盤!.
Tequila.
Reelin’ And Rockin’.
Don’t Be Cruel.モータウンが去ったあとのデトロイトに登場した天才マルチ・プレイヤー、ロニー・マクネアー。多くのパートを自ら多重録音し、独自のメロウソウルを作り上げていきます。プリンスが80年代にやったことを先駆けていたという感じでしょうか。地元のマイナーレーベルでリリースされたセカンドアルバムからのシングルカット。スティーヴィー+スライといった印象で、今聴いてもかっこいい! ピクチャースリーヴ付!.
For Your Love.単年ごとの選曲で、1970年にスタートしたオールディーズ・コンピレーション。このシリーズが画期的だったのはレーベル契約を超えた選曲や、アメコミ調で統一されたアートワークはもちろんのこと、“当時放送されていたラジオ番組”風の構成のため実在の名ラジオDJを全米から起用してしゃべらせ、曲間には貴重なCMやジングルも盛り込んだこと。今ではもう商品としては簡単にはできない演出なんです!今や全米でも独立した個性のあるラジオ局が減ってる! 1961年のホストはボストンWMEXのアーニー・ウーウー・ギンズバーグ!マーセルズの「ブルー・ムーン」やデル・シャノンの「悲しき街角」などが登場します。.
Arnie Ginsburg Theme.
Tossin’ & Turnin’.
Ya Ya.アメリカ・ショービズ界の超大物を父に持つ2世キッズが組んだトリオ! 声変わり前後の初々しいハーモニーが青いガレージ感を伴って、胸キュンなサウンドに仕上がっています。サウンド面ではジャック・ニッチェらがサポート。プロデュースはリー・ヘイズルウッド。まだまだ好きなロックをカヴァーできて大満足な感じ。しかし、その後、ビリー・ヒンシュはビーチ・ボーイズ・ファミリーになるなど、彼らめきめきソフトロック化するので要注意です。.
Not The Lovin’ Kind.
I’m A Fool.
It Ain’t Me Babe.ピアノも溶けそうなに季節にぜひ! オールドタイム博士のイアン・ウィットコム。今回の彼のお相手は自動演奏機能を持つプレイヤーピアノ。ピアノロールに刻まれた一世紀も前の名演をカラオケ(!)にして、ノスタルジックないたずらを展開。「夜のストレンジャー」なんかわざわざ新しくピアノロール作ったりして。相変わらず一筋縄ではいかないお人なのです。.
夜のストレンジャー.
I’m Looking Over A Four-Leaf Clover.
My Baby Just Cares For Me.この声! ガレージパンク・ファンには聴き覚えがあるはずです。あのザ・シーズのリーダーにしてリードシンガー、スカイ・サクソンが本名時代にリリースしていたシングルなのです! リッチー・マーシュ&ザ・フッドウィンクス名義でのシングルはこれ一枚のみ。ボーイズ・ドゥーワップの流儀ですが、確かに切迫した狂気の片鱗を感じます!.
Baby Baby Baby.
Half Angel.京都を拠点に活動するアーティスト/ミュージシャン、NTsKiが、そのキャリアの<始点>として提示するファースト・アルバム。Orange Milk(US)とエム・レコードのダブルネームで発売します。2016年から2021年にかけ、NTsKiがセルフ・プロデュースしてきた9曲とリミックス1曲をコンパイルし、これまでの変遷をカタログ化したような様相のアルバム。コシ・ミハルの「パラレリズム」のカヴァーも収録!.
On Divination in Sleep feat. Dove.
1992.
Parallelism.チェコスロヴァキアで1969年に結成されたノスタルジックなジャズコンボ。どうやらこれが彼らのラストアルバム。いわゆるリバイバル組ですが、演奏のはしばしにはモダンなフレージングなどもあって、とても聴きやすいです。東欧ジャズはやっぱりセンスがいい。チャーミングなイラストのジャケにも惹かれて買い付けしました。.
Chicago.
Mood Indigo.
Caravan.タートルズの未発表曲3曲と、彼ら流のサーフ名曲「Surfer Dan」をカップリングした4曲入り12インチEP。いかにもピクチャーディスクみたいに見えるジャケットですが、じつはただ円形の紙が入ってるだけというイタズラがRhinoらしさ! 70年代後半のこのレーベルの遊び心が感じ取れます。そしてタートルズの未発表曲、ソフトサイケでかなりいいんです!.
The Last Thing I Remember, The First Thing I Knew.
To See The Sun.
Surfer Dan.50年代はウェストコーストジャズの旗手、60年代にはポップジャズ路線にも積極的に取り組んだ器用なサックスマン。70年代半ばの本作はフュージョン路線に背を向けて、この時代のセンスをとりいれながらハードバップに原点回帰したような快作です。.
Sunshine Express.
Flim Flam.
C’Est What.グラハム・ナッシュがプロデュースしたビート詩人のレコードです。基本は詩の朗読ですが、4曲ほどギターを手にして歌います。これが素晴らしい! マイケル・ハーレイのファンならまいってしまうこと請け合いの浮遊感あふれる不安定な歌心なのです。それらの曲があることによって、リーディングの魅力もより際だっていると思います。.
A Birs's-Eye Viewe Of The Earth.
And You Couldn't Sing A Single Thing.
Racing In Rooms.このアルバムはすごい! 陽気なラテンかしまし娘スタイルでドアーズ「Light My Fire」やバングルス「Walk Like An Egyptian」ビートルズ「Hey Jude」を次々に料理! その解釈はアヴァンギャルドであると同時に“芸能”でもあり! アウトサイダーミュージックの単行本でも彼女たちに一節割かれてます。ジャケをよく見ると、彼女たち「週刊平凡」の表紙にもなってるんです(笑)。.
ハートに火をつけて.
ヘイ・ジュード.
Walk Like An Egyptian.60年代初頭のR&Bシーンで、ハッピーでパワフルなジュークボックスヒットを連発したソウルシンガー。基本はドゥーワップ、そこにカリプソやロックンロールのテイストを存分に投入。体もソウルも気持ちよく動かせる最高のベスト盤です。「New Orleans」「Twist Twist Senora」「Quarter To Three」「Seven Day Weekend」など収録。.
New Orleans.
Twist, Twist Senora.
Seven Day Weekend.プエルトリコからニューヨークに移住し、アメリカでデビューした兄弟グループ。これはデビュー10周年を自ら祝ったアルバムです。ハーレムの熱気を浴びながらファミリーグループならではの結束力を強めていった彼らの音楽には、息がバッチリ合った見事さとおおらかな余裕の両方を感じますね!.
Quien Quiere.
Disco Bailable.
Para Mi Un Perdon.ハレクリシュナ系AORの金字塔グループ、ラサを輩出したGovindaレーベルの1枚。どうやらこの宗教内での生誕劇(誕生から死まで)を主題としたロックミュージカルのアルバムのようです。すこしハード目の曲が続いたあとで、B面に登場する「Learning To Love」「Shyama」がいいですね。ハワイアンコンテンポラリーにも通じる味わい。.
Learning To Love.
Shyama.
Haven’t You Had Enough?.25歳でのデビュー作。低いアルトヴォイスでスタンダードを歌います。情感をたっぷりとためた歌唱をゴージャスなアレンジが支えます。逆にいうと、贅を尽くしたアレンジに負けない強い声なんですね。「How Insensitive」のようなボサノヴァでさえ深い味わいに。彼女のキャリアはこのあともマイペースで80年代まで続きます。.
How Insensitive.
Days Of Wine And Roses.
Lover Man (Oh, Where Can You Be?) .セカンドアルバム「Burrito Deluxe」からオランダのみで実現したシングルカットです。ポルカ的な曲調がヨーロッパ好みだったから? B面「Cody, Cody」は、カントリーロックからはみだした彼らの魅力そのもの。ピクチャースリーヴ付。.
Man In The Fog.
Cody, Cody.初期マリアンヌ・フェイスフルでは比較的ガールポップ指数が高いシングルです。チャートでは全米最高89位(イギリスではチャートインせず)と奮いませんでしたが、サードアルバムのタイトル曲として記憶している方も多いのでは。B面はアルバム未収録曲で、メランコリックなバロックポップ。.
Go Away From My World.
Oh Look Around You.