ネイティブアメリカンであるフォークシンガー。歌い始めたのは遅く、50年代にシスコ・ヒューストンに手ほどきを受けてから。ジョニー・キャッシュがとりあげた「アイラ・ヘイズのバラッド」など、迫害を受ける者への眼差しを歌った名演があります。本作はアメリカのカウボーイの歴史で伝わってきた歌を丹念に拾い集めたアルバム。勇猛果敢さだけではないせつなさ、孤独もにじませる表現は彼ならではのものでした。早世が悔やまれます。.
Whoopie Tai Yo!.
Cowboys Lament.
Yavipii Pete.ハワイ島ヒロに生まれたレイ・キニーは、1930年代から活動を続けた甘い美声の男性シンガー。録音の多くはSP時代に残されており、音源をまとめたLPを見つけることが難しいなか、これは充実度バッチリの一枚。コンボ演奏にウッドウインズやストリングスを交え、夢見がちでとろけるような上品なサウンドに親しみやすい名曲選的な内容。女性コーラス曲もとても魅力的なのですが、彼の一座の人たちだったのでしょうか?.
Little Brown Gal.
To You Sweetheart Aloha.
Aloha Oe.テレビ・プロデューサー、ギー・リュクス司会によるテレビ番組「Palmares des Chansons」(歌のヒットバレード)は、1966年に始まり93年まで続いた長寿番組。ルフェーブルは長年に渡って出演し、編曲指揮を担当しました。番組に連動するアルバム・シリーズの4作目として、1967年に発表された本作、今も愛される「バラは憧れ」「青い影」など、熱量の高い充実の演奏を収録しています。こちらの女性ポートレートを使用しつつ、フランス他、カナダ、英国など各国でリリースされました。.
パリの操り人形.
バラは憧れ.
青い影 .「踊るリッツの夜 (Puttin' On The Ritz)」というグループ名でデビューしたグループ! このセカンドから「The Ritz」となりました。女性二人と男性三人で流れるようにコーラス&スキャット! メンバー自身がアレンジして歌唱、そしてピアノ、ベース、ドラムスを演奏するという才人バンド。ライヴで鍛えられたコンビネーションの良さがレコードのミゾにバッチリ。まるでジャズとラテン、ブラジル音楽のヒップさが集約されたようなオリジナル曲「Baile En La Noche」に脱帽です!.
Baile En La Noche.
Green Dolphin Steet.
Lemon Drop / Cottontail.60年代Blue Noteでハードバップのニューカマーとしてデビュー。ソウルジャズ路線に転じ、CTIに移籍してからもスタープレイヤーであり続けた彼の76年作。自身のプロデュースで、選曲もプレイヤーもやりたいこと、やりたい人を選んだ印象です。ルー・ロウルズやマーヴィン・ゲイのヒットをメロウにカヴァー、フレージングがとにかくエモーショナルです。.
You’ll Never Find Another Love Like Mine.
I Want You.
Mighty High.1970年代後半に30代でデビュー。軽やかなスイング感と落ち着いた大人の女性としてのムードを合わせもつ歌唱で、その後に多くのアルバムを残します。彼女に歌ってほしいと思える曲がそれほど多かったんでしょうね。シンプルなコンボ・アレンジとの相性のよさが光る好盤。アル・コーンが3曲で参加しています。.
While The City Sleeps.
How Do You Keep The Music Playing?.
Outla Vez.デビューこそ30代を迎えてからと早くはなかったものの70年代後半以降のアメリカの正統派女性ジャズシンガーとしての責任を果たすように秀作を多くリリースした彼女。大人っぽいのにチャーミングなんです。こちらは1989年、LP時代末期の作品です。デイヴ・フリッシュバーグ、バッキー・ピザレリ、エミリー・レムラーらがバックアップ。.
Fascinating Rhythm.
Swing That Music.
Don’t Let The Sun Catch You Cryin’.80年代にモータウンに復帰。アリー・オリー・ウッドソンがリードシンガーを務めた時期としては最後のアルバムです。80年代的なデジタルエコー感を強めにしたコンテンポラリーな印象ですが、ヒットしたのは伝統的なソウルフィーリングを融合させた「Lady Soul」でした。いい曲多数。.
Lady Soul.
To Be Continued.
Put Us Together Again.最高の「Peanut Vendor」収録! おそらくUKのビッグバンドですね。ビッグバンド・ジャズの名曲をLate60sらしい音のメリハリを効かせて、きらびやかなモッド感覚で仕上げています。一曲目はエリントンの「Rockin' In Rhythm」ですが、出だしからセンスの違いを感じさせます。ジャケの女の子もかわゆすぎ!.
Peanut Vendor.
Rockin' In Rhythm.
Big Noise From Winnetka.ジャズ評論の大家、レナード・フェザー監修による戦前スイングジャズ集。1920年代後半から30年代のスイング時代を飾ったスターや名手たちの演奏を鋭い視点でコンパイル。ベニー・グッドマンがもちろん大スターなわけですが、彼の素晴らしいクラリネットソロに着目した選曲があったり、粋人エイドリアン・ロリーニやギターの名手エディ・ラングを4曲ずつ選んでいるのもさすがです。細野さんのスイング趣味が気になる人もぜひ。.
Charinetitis.
Davenport Blues.
Beale Street Blues.英国シアトリカル儀式アンビエントフォーク突然変異体。夢のような田園世界へのタイムトリップでありながら、明確な現実感を持つ、驚くべきアヴァンギャルド・フォーク・ファンタジア、ザ・ワーム『パンティルデ』。幽玄な新世界、この世のものとは思えないような、それでいてどこか現実にも根ざしている、ケルトの異郷の村の日常を描いた想像上の口承と音楽の物語。.
英国シアトリカル儀式アンビエントフォーク突然変異体。夢のような田園世界へのタイムトリップでありながら、明確な現実感を持つ、驚くべきアヴァンギャルド・フォーク・ファンタジア、ザ・ワーム『パンティルデ』。幽玄な新世界、この世のものとは思えないような、それでいてどこか現実にも根ざしている、ケルトの異郷の村の日常を描いた想像上の口承と音楽の物語。.
ハワイの名門レーベルWaikikiのオリジナルシングル。A面はビル・アリオラ・リンカーンの歌声とまろやかなスチールギターにうっとり。そしてB面の「Little Brown Gal」のなんと素晴らしいこと。ゆったりと自然なハワイアンジャズスイング。録音は音色から判断すると50年代初期かもしれません。.
Mauna Loa.
Little Brown Gal.1971年の名作「Stories」の印象が日本では強すぎて、他のアルバムがわりと無視されている感じですよね。変わらぬ歌心の良さ、もっと知ってほしい。そして、バリー・ゴールドバーグがプロデュースしたこのアルバム、ジェシ・エド・デイヴィスとデヴィッド・リンドレーという日本人気の高いギタリスト2人が参加! ジェシ・エドのあの音、あのプレイが随所でちゃんと聴けるので注目してください。.
Tom’s Song.
I Feel Bad.
She’s Got You.Vanguardですでにフォーキーな夫妻デュオとしてキャリアを重ねていたイアン&シルヴィアを、カナダの若手ミュージシャンたちがバックアップ。どうせならバンドを名乗ってしまえばいいじゃん。そして、その若きメンバーにエイモス・ギャレットにN.D.スマート二世が参加していたのです。ウッドストックで作り上げたかっこいいスワンプ名盤。トッド・ラングレンのAmpex専属プロデューサー時代の仕事のひとつでもあります。.
Love What You’re Doing Child.
Trucker’s Cafe.
Crazy Arms.A&Mの無名SSWですが、リチャード・アヴェドンによるポートレートのおかげで存在は中古盤ファンには知られていますね。「マンハッタン少年日記」を書いた作家兼ミュージシャンとは同名異人。こちらの彼の世界はアメリカ流フォーキー・デカダンス。ナイーヴで内向的な性格を、ダニー・クーチ、クレイグ・ダーギー、ラス・カンケル(つまり、この3人でセクション)、デヴィッド・スピノザら一流のミュージシャンが表に引き出しています。.
Scratch Your Head.
On & On.
I’m In Love Again.古くからサントラファンには名作の誉れ高い1枚。ニューオリンズのホテルを舞台にした群像劇で、カトリーヌ・スパークが出演していることもポイントです。ジョニー・キーティングのスコアはオーケストラでもビッグバンドでも素晴らしく、ジャジーな展開を見せる「Airport」や「Key Case」には聴き惚れますよ。カーメン・マクレエの歌も2曲。.
Theme From “Hotel”.
Airport.
This Year.全米ナンバーワン「Part-Time Lover」収録。80年代サウンドとスティーヴィーらしい自由なサウンドの融合は、このアルバムがいちばんうまくいっている気がします。デジタルに頼りすぎず生演奏を残しているんですよね。「Overjoyed」もこの時期の忘れ得ない名曲です。.
Part-Time Lover.
Whereabouts.
Overjoyed.ジャケには20世紀フォックス制作によるABCテレビの番組「Adventures In Paradise」に触発されたとあります。この時期はエキゾチカが大流行していました、ハワイがアメリカの正式併合され、観光機運も高まってました。そんな気分とシンクロしている曲をABC-Paramountの既発音源からピックアップした企画盤。このあとVol.3まで続くシリーズになります。ゆったりとした音楽が描き出すのは、楽園の島ハワイとタヒチです。.
Adventures In Paradise.
Ka-Lu-A.
Paradise.サードアルバム。80年代ロンドン発信のジャズブームの一端を担ったグループです。日本でもスマッシュヒットした前2作に比べて、このサードはすこし世間の注目が落ちたというか、ニュージャックスイングが登場する前、流行の変わり目にあたってしまった印象。今聴くといい曲多い1枚なんです。マーヴィン・ゲイのカヴァー1曲あり。.
Strut.
Ain’t That Peculiar.
Knockin’ On Your Door.美しく流麗な弦の響きを「カスケーディング・ストリングス」と称されたマントヴァーニ。日本でも大変な人気でした。彼の作風としてはかなりリズミカルな1枚。スペイン〜中南米から楽曲を採用したラテン趣味のアルバムです。もちろんこの人ならではの豪奢なストリングスの響きはそのままに。.
El Relicario.
Adios.
The Green Cockatoo.Visible Cloaksのスペンサー・ドーランによる「不確定性室内楽」プロジェクト、コンポニウム・アンサンブルの初リリース。紀元前に始まる自動生成音楽の概念をバーチャルスタジオ上で発展させ、未来の音楽構想と美的基準を先取りするかのような驚くべきサイバーヒューマンミュージック作品集です。一見難解にみえる理論的基盤にもかかわらず、その音楽は聴きやすくかつ魅力的で、想像を超える広がりと新鮮さを持っています。.
Visible Cloaksのスペンサー・ドーランによる「不確定性室内楽」プロジェクト、コンポニウム・アンサンブルの初リリース。紀元前に始まる自動生成音楽の概念をバーチャルスタジオ上で発展させ、未来の音楽構想と美的基準を先取りするかのような驚くべきサイバーヒューマンミュージック作品集です。一見難解にみえる理論的基盤にもかかわらず、その音楽は聴きやすくかつ魅力的で、想像を超える広がりと新鮮さを持っています。.
マーカス・ジョセフとダニー・ディアドルフのユニット。ブラウンスミスをメロディ重視にしたような、心地よいオーシャンポップ気分。アコースティックでさわやかで、ハワイものが好きな人もこの音色にはやられるはず。ふたりのソロ作もそれぞれ珠玉の名作になっていますよ。「Lovely Lady」、フリートウッド・マック(ボブ・ウェルチ)のカヴァー「Sentimental Lady」ジェフリー・コマナー作でイングランド・ダン&ジョン・フォード・コリーでおなじみ「We'll Never Have To Say Goodbye Again」など、琴線が震えっぱなしです。.
Lovely Lady.
Sentimental Lady.
We’ll Never Have To Say Goodbye Again.全米トップ40ファンには懐かしい名前ですね。ダン・フォーゲルバーグのバックバンドだった彼ら。これがファーストです。プロデュースをグリン・ジョーンズとグレン・フライ、ジョー・ウォルシュらが務めており、イーグルスの弟分的イメージもありますが、独自のオーシャンっぽさも感じます。メインのソングライター、トム・ケリーは解散後AORシーンの重要人物に。「Choices」などの爽快なアコースティックナンバーで、彼の才能が際立ちます。.
Choices.
Sailing To Monterey.
雨に願いを.あきれたぼういずに影響を与えたやつらです! 珍楽器と洒脱なコーラスで1930年代に活躍したフージャー・ホット・ショッツ。再結成しての50年代録音です。年輪や貫禄を感じさせないお笑い魂の結晶に笑い泣き! 彼らのヴァージョンの「Mr. Sandman」や「My Blue Heaven」最高なんですから。廉価盤レーベルからのリイシューで全8曲。入門用にどうぞ。.
Mr. Sandman.
My Blue Heaven.
Wha Hoo.1975年にマリオ&ルティア・ローゾン名義で出したファーストアルバムはカナディアンアシッドフォークの逸品&超レア盤! それから4年後に発表されたこのアルバムはもう少しポップな要素が増していますが、フォーキーな作風を起点に、グルーヴィーな曲やジャズ的な曲にも手足を伸ばしてゆく自由な音楽性には垣根がありません。カナダ産らしい凛とした空気感。.
Bird Of Paradise Bird Has Flown.
Silhouette.
Christine.1959年公開のクライムサスペンス映画「拳銃の報酬」(ロバート・ワイズ監督)のサウンドトラック。MJQが映画音楽を担当しています。作曲者としてピアノのジョン・ルイスの名を前面に出したクレジット。実際、クラシックの素養を持つルイスらしく管弦のあしらいも堂々としたもの。翌年、このスコアをMJQとして再演した盤が有名ですが、オリジナルはこちらです。.
Prelude To Odds Against Tomorrow.
Morning Trip To Melton.
Waiting Around The River.70年代初頭に2枚のアルバムをリリースしたクリスチャン系シンガー・ソングライター。彼のギター弾き語りだけで通したファーストアルバムです。ティム・バックリーの若き日にも通じるヴォーカルにまずかなりの魅力。そして曲もよいです。経験な信仰がもたらす無私の祈りでありながら、彼自身の音楽家としての個性がどうしようもなく前に出てしまうという、レリジャスフォークの最良のかたちです。.
The Boxer.
Thunderin’.
Have You Heard The Wind?.アフリカを舞台にしたブロードウェイミュージカルからのナンバーをジャズ化した異色作。スタイリッシュかつ多才な黒人ピアニスト、ビリー・テイラーですが、こうした変化球的なテーマはうってつけ。クラーク・テリー、フィル・ウッズらを配した11人コンボ編成で、シンプルかつ知的でリズミカルな世界を展開します。ホルンやチューバ、フルートを擁する管編成も奏功。.
Something Big.
Nothing More To Look Forward To.
Another Time, Another Place.