映画「明日に向かって撃て」の成功とカーペンターズ「Close To You」の大ヒットを記念して、A&Mのアーティストから選曲されたいわばバカラックの公式ソングブックアルバム。彼のベスト盤としては、こういうかたちがふさわしいというか、とてもわかりやすいと思います。レアテイクは入っていませんが、時代の空気を帯びた統一感のある雰囲気に好感です。.
ホノルルのラジオ局KIKIが主催したオーディション・プロジェクトの候補曲集です。ハワイ音楽にモダンな新風を吹かせた「Home Grown」よりは見かけない一枚。ジャンルの幅は多彩で、トラディショナルからコンテンポラリーまでスタイルはさまざまですが、素朴ながら宝物のような曲が眠ってます。シェリー・ココ・サムソン「Story Of Love」の歌声には惚れました。.
今も現役バリバリのウェスタン・スイングの代表的グループ。バンマスのレイ・ベンソンを中心に、名スチール・ギタリスト、ラッキー・オーシャンが在籍した時代、9人編成のタイトなロッキン・カントリーを鳴らします。ブギのリズムをベースに、いつだってノリノリ。ラグなノリで決めたインスト「Fat Boy Rag」のグルーヴなんて最高! メキシコの香りも漂います。ビートの効いた南部スイングものが欲しい人は、まず入門に一枚どうぞ! これが彼らのサード・アルバムです。.
収録曲・データ
【曲目】The Letter That Johnny Walker Read / Fat Boy Rag / Runnin' After Fools / Let Me Go Home Whiskey / Nothin' Takes The Place Of You // Roll 'Em Floyd (Interpolating Rebecca/Roll 'Em Pete) / Tonight The Bartender Is On The Wrong Side Of The Bar / Bump Bounce Boogie / Where No One Stands Alone / Trouble In Mind
レイドバックしたグッドタイムミュージックを70年代の西海岸に響かせたデュオ。デビューはA&Mでしたが、土臭さとアコースティックサウンド、人間味のあるハーモニーがうまく合致して、ヒット曲が生まれたのはこのセカンドから。「One Toke Over The Line(人生の道)」は日本でも親しまれたそうです。こういう優しい音はアナログで聴きたいものです。.
A面ではギター四重奏団で「Davenport Blues」「In A Mist」などを早世した天才ビックス・バイダーベックの楽曲をビル・チャールズによるギターアレンジで演奏。レパートリーの選択センスがライ・クーダー「Jazz」に非常に近い。というより、あのコンセプトをジャズ・サイドから先取りしていた1枚かも。B面は戦前スイングの流れを汲む人気の高いギタリスト、カール・クレスとディック・マクダナフの作品を、娘のメアリー・ピザレリとデュオでやっています。これもまた素晴らしいです!.
カリプソ・アルバムは数あれど、これは極めつけのユニークさ。なおかつ完成度も素晴らしく高いヒップなレコード。女性がリーダーというだけでも珍しいのに、スティール・バンドも出て来て、男性コーラスがジャイヴ的なハーモニーや合いの手を入れ、しかも人気の高い「I Want You To Be My Baby」を英語とフランス語混ぜこぜでカヴァーして。なによりイーニド嬢の声のいいこと! .
現在もキーボード奏者として裏方で活躍するUKのブルーアイドソウルSSW唯一のソロ。ここに収録されたドゥーワップライクなモダンポップの名曲にしてヒット曲「Eighteen With A Bullet(憧れのヒットチャート)」は、もともとコリン・ブランストーンが歌う予定だったとか。ファルセットを活かしたグッドタイムでメロウなナンバーの目白押し!.
収録曲・データ
【曲目】Eighteen With A Bullet / A Whole Pot Of Jelly (For A Little Slice Of Toast) / Hold Me Closer / Shadow Of A Doubt / Anytime // Please / Lovin' As You Wanna Be / Kangaroo Dip / Number One Priority / Shining Eyes
ミシガン州でひっそりと活動していた、ものすごく繊細なクリスチャン系シンガー・ソングライター。ふとしたはずみで消えてしまいそうなかけがえのない美しさを備えたメロディと、簡潔なバッキングとコーラスが織りなす世界観は他には替えがたいもの。ニール・ヤング「After The Gold Rush」の「Tell Me Why」の世界観がずっと続くような感じなんです。本当です。.
Epicでの充実した3作を経て、Private Stockに移籍しての唯一のアルバム。彼に「Escape」の大ヒットなどで本格的な成功が訪れるのは次作以降のため、やや評価されにくい位置づけにある作品ですが、サウンドや世界観の完熟を前にした作品となっています。最高にアーバンなメロウディスコ「So Beautiful It Hurts」をぜひ!.
女性2人を(一人は元ダン・ヒックス&ザ・ホットリックスのマリアン・プライス)を全面フィチャーし、悶絶にして卒倒寸前のウェスタンスイングを披露しています。ダン・ヒックスの作品を本家テキサスのグループが採り上げちた「Up, Up, Up」や「Cool As A Breeze」などのスウィング曲はやっぱり最高です。「Musical Talk」の白昼夢のように気持ち良いアレンジ(!)も格別。スタイル・カウンシルみたいな「Whatever It Takes」にもビックリ!.
収録曲・データ
【曲目】Midnight In Memphis / Lonely Avenue Revisted / Slow Dancing / Cool As A Breeze / You Wanna Give Me A Lift // Don't Get Caught Out In The Rain / Whatever It Takes / Fiddle Funk-Corn Fusion / Up, Up, Up / Musical Talk
60年代アメリカを象徴するヤングポップス番組「フラバルー・ショー」との連動企画で生まれたビッグバンド&コーラスアルバム! 当時の番組のはじけた雰囲気を伝えるナイスなアレンジはピーター・マッツ。ジョージー・フェイムでもおなじみ「Yeh Yeh」のカヴァーは超かっこいいし、「I’m Telling You Now」のボッサアレンジも意表を突いてて最高です!.
収録曲・データ
【曲目】Hullabaloo Theme / I Can’t Help Myself / I Can’t Get No Satisfaction / What The World Needs Now Is Love / Help! / The In Crowd // Hullago / Yeh, Yeh / I’m Telling You Now / Mr. Tambourine Man / You’ve Lost That Lovin’ Feelin’
83年の「Good Girl」が「サバービア2000」に取り上げられ、新しいリスナーからも注目を浴びた女性ジャズシンガー。実は彼女はチャーリー・パーカーの娘で、フィル・ウッズの親戚! 本作でもマル・ウォルドロン(p)エド・シグペン(ds)アイズラ・エッキンジャー(b)を迎えて、クールな色気のある歌声を聞かせます。ジャズボッサ「Singing Dancing (On My Way)」をぜひ!.
70年代のセダカは非常に充実していて、駄作無しと言ってしまいます。このアルバムももちろん最高。ニューヨーク風の洒落たソングライティングが冴えまくっています。フィル・コディと組んだ作品「Alone At Last」は傑作ボッサですし、「Hot And Sultry Night」はグルーヴィーなAORサンバ! 都市に根付いた心温まるポップスをどうぞ。ジョージ・マーティンのプロデュース。未配信アルバム。.
収録曲・データ
【曲目】A Song / You Never Done It Like That / The Leaving Game / Amarillo / Alone At Last / Hollywood Lady // I've Never Really Been In Love Before / One Night Stand / Hot And Sultry Nights / Sleazy Love / Tin Pan Alley / A Song (Reprise)【Producer】George Martin
キング・ハーヴェストの「Dancing In The Moonlight」とかと並ぶ70年代ブルーアイドソウルの名曲として名高い「How Long」収録のアルバム。ほとんどの曲を書いたポール・キャラックの資質が全開で、あらためてそのソウル度数の高さに驚いているところです。ロックバンド時代(4枚目あたりまで)のスティーリー・ダンとも通じる部分も発見。.
【曲目】With You Next To Me / Your Mind Is On Vacation / Look Out Chester / Tenor Man / Train Station / Hit That Jive, Jack // Swing Street / Roll With The Punches / Full Moon / Benny's From Heaven / The Truth Comes Out【Recording Studio】Colorado Sound Recording Studios