Staxでのセカンドアルバム。「Hold On, I’m Comin’」で一躍Staxの稼ぎ頭となった彼ら。まさにアルバムタイトルはこのデュオの魅力をひとことで表した言葉ですよね。「僕のベイビーに何か?」の邦題でも知られる「When Something Is Wrong With My Baby」や「Soothe Me」「You Got Me Hummin’」といったR&Bヒットがこの時期も生まれています。実力充実期の1枚。.
When Something Is Wrong With My Baby.
You Got Me Hummin’.
Use Me.バーバラ・メイソンが65年にリリースしたメロウなヒット曲を、70年代末のマイアミでメロウにリメイクされたシングルです。彼女のキュートなヴォーカルとデュエットしているのはKC&ザ・サンシャイン・バンドのK.C.ことウェイン・ケイシー。原曲も最高ですが、このヴァージョンも夕暮れの街の感じが濃厚!.
Yes, I’m Ready.
With Your Love.もともとお互いにソロとして成功する以前の69年4月に録音されていたセカンドアルバム。若き二人の音楽へのひたむきな情熱とずぶずぶの南部指向が結実した傑作です。本作が未発表になったことでマーク・ベノは一時期、音楽活動からリタイア。レオン・ラッセルはソロ・デビューへの道を進みました。それがこのアルバムに光を当てたのだから皮肉なものです。.
Tryin' To Stay Live.
Lady In Waiting.
Learn Now To Boogie.ビーチ・ボーイズの弟分バンド(?)として70年代に結成され、その後も長く活動歴のあるサーフハーモニーグループ。一時期はあのジェフリー・フォスケットもメンバーでした。80年代やCD時代にもリリースを続けている彼らの83年12インチEP。「Keepin’ The Summer Alive」や「Do It Again」をエイティーズタッチでカヴァー。愛にあふれてます。.
Keepin’ The Summer Alive.
Do It Again.
Sail Away.おそらくAOR傑作「Throw Me A Bone」と同じセッションでレコーディングされた曲ですが、アルバムには未収録。シングル盤オンリーでリリースされました。これがなんとも色っぽい男の色気がみなぎるメロウなミッドテンポ! ソウルっぽさと洗練が同居した、まさに最高の1曲!.
Stand A Chance With You.豊かなトロンボーンのフレージングとソウルフルなサウンド。J・J・ジョンソンやカイ・ウィンディングほどの成功はしなかったかもしれませんが、スライド・ハンプトンは頼りになる実力派プレイヤーでした。トランペット3人(うちひとりは若きフレディ・ハバード)、自身のトロンボーン、バリトン・サックス、ユーフォニウムの6管編成でピアノレス。ユニークな8人編成で気持ちよくグルーヴした一枚です。.
Sister Salvation.
Conversation Piece.
A Little Night Music.山内雄喜さんが、モダン・アイランドフォークの父&ピーター・ムーンを含め後進に多大な影響を与えたとして紹介している作品です。真ん中に立ちサウスポーでテナーウクレレをひいているのがカハウアヌ・レイク。スチールの入らないハワイアンとして発表当時の日本でも驚きとともに歓迎されました。薫り高く優しい響きが聞こえます。これがファーストアルバム!.
Hu’ehu’e.
Pua Ahihi.
Ke Ka’upu.アメリカ南部出身でカナダに活動の拠点を求めたロッカー。彼がバックバンドに起用したホークスにリヴォン・ヘルムがいて、さらにそこにのちのザ・バンドの面々が合流してゆくのです。このサードアルバムでも、ドラムはリヴォン。アメリカのフォークソング(ジャズソングやゴスペルも含む)をとりあげた内容は、ある意味、ザ・バンドの原点? A-1「Summertime」で聴こえるかっこいいギターソロはロイ・ブキャナンでしょうか?.
Summertime.
Sometimes I Feel Like A Motherless Child.
Mister And Mississippi.アレサとクインシー。ありそうでそれまで無かった組み合わせの実現でした。しかも西海岸のスタジオでの録音。すでに貫禄の領域に入ってきた時代ですが、自分にチャレンジを課し続ける姿勢には頭が下がります。メロウな「Mister Spain」「That's The Way I Feel About Cha」と続くB面の流れが圧巻。高速ジャイヴな「Moody's Mood」も最高ですよ。.
That's The Way I Feel About Cha.
Moody's Mood.
Hey Now Hey ( The Other Side Of The Sky ).あのディー・ディー・シャープです。フィリーソウルの立役者コンビギャンブル&ハフのケニー・ギャンブルと結婚したことにより、この長い名前になりました。この名義でもリリースを重ねた彼女ですが、本作では旦那さんの色はやや後退。ジェリー・バトラー、デクスター・ワンゼルらが主要プロデューサーとなり、よりコンテンポラリーな方向性になっていますが、フィリーの伝統はしっかり意識されています。.
Let’s Get This Party Started.
Everyday Affair.
See You Later.50年代の人気映画のテーマ曲を2人のアレンジャーが片面ずつ担当して一枚のアルバムに収めたレコードです。トミー・ドーシー・オーケストラのアレンジャーを務めたディック・ジェイコブス、ローレンス・ウェルクに重用されるアレンジャーのジョージ・ケイツ。ストリングス、ブラス、コーラスを駆使しながら、それぞれに異なる個性を感じさせます。「エデンの東」など、今では永遠の名画がこの当時は公開間もなくであったりとか、この時代にしかありえないロマンティックなムードが濃厚です。.
Theme From East Of Eden.
Away All Boats.
Nightfall.すぐれたギタリストであり、スウェーデン産AORシンガーとしても近年広く評価されているイングマー・ヨハンソン。82年リリースの4作目です。70年代後半のメロウネスから離れて、ソリッドな80年代ロックに照準を合わせた感じですが、メロディは相変わらずポップですし、この時期のこのサウンドが好きというAORファンもいらっしゃるでしょう。バラード系ではやはり魅力がこぼれます。歌詞はすべてスウェーデン語。.
Kanns Som Om Gud Hort Min Bon.
Dansar (Till Minnen Fran Igar).
Lika Latt Till Tarar.ハワイの至宝、ジェノア・ケアヴェのバックバンド、ハワイアンズのメンバー。70年代後半の制作とは思えないほど演奏も歌も50年代的。気品があって、おおらかで、親しみやすいトラディショナル系ハワイアンを歌います。「アロハ・オエ」の作者でもあるハワイ史上の偉人リリウォカラニ妃と、リリウォカラニ妃チルドレン・センターに捧げられたアルバムです。ジェノア・ケアヴェが設立したレーベルからのリリース。.
Lei Of Love.
Kulima Hula.
Piliaau.別名「Singing In The Bathtub」のタイトルでも知られる彼らのサードにしてラストアルバム。クラムの道楽ストリングバンドも、凄腕リゾネーター・ギター奏者ボブ・ブロズマンが加わるに至って最強メンツに。またブロズマン効果でハワイ趣味がついに全開(とくにB面)! サンフランシスコ界隈の趣味人たちが好きで始めた過激な戦前遊戯が、ついにとんでもなくエキセントリックな境地に達した感があります。.
Singing In The Bathtub.
Hula Girl.
Home.しゃばだばだ〜! ジャイヴ王は歌うよ! ルイ・ジョーダンがジャイヴのオリジネイターなら、ルイ・プリマはショービズの世界でジャイヴの楽しみを伝え続けたジャイヴの伝道師! 彼の魅力をワンショットで表現したジャケットと共に語り継がれるCapitolでのセカンド・アルバム。キーリー・スミス、サム・バテラ、役者は揃ってます。名曲名演、何のケチがつけられましょうか!.
When You’re Smiling.
Blow, Red, Blow.
I’ve Got The World On A String.ソフィア・ローレンとアンソニー・クインが共演したアメリカ映画「黒い蘭」のサウンドトラックです。アメリカのイタリア人街を舞台にした内容なので、ふたりが起用されたそうです。国際的な俳優を揃えたからでしょうか。サントラもイタリアから名匠アレッサンドロ・チコニーニが指名されました。市民の暮らしの哀歓や愛のせつなさを描き出します。日本語解説付。.
Prologue.
Hurdy Gurdy.
Love Theme.キャロル・キング作「Oh No Not My Baby」のヒットで知られる女性シンガー。ルビー&ロマンティックスやバーバラ・ルイスと並ぶ、メロウでミッドテンポのガーリーソウル。これがデビューアルバムで、まだヒット曲は見当たらないのですが、その分、ダンサブルなR&B感やブルージーなセンスを抑えることなく発揮しています。未洗練。でも、そこが愛おしい。こういうアルバムが大きな音でかかっている場所でお酒飲んだら、最高でしょうね。.
Now That You’ve Gone.
Am I Falling In Love.
Funny.1950年代末に2枚のレコーディングを残したフォークシンガー。外に自分をアピールするのではなく、身近な存在に向けて地元で歌い続けた人なのだと思います。このFolkways盤はユダヤ系の子どもたちを相手に英語/ヘブライ語で楽しみながら歌を学んでいこうという1枚。合唱団というほど洗練されていない子どもコーラスがかわいい!.
I Live In City.
Apples And Honey.
This Land Is Your Land.「Aloha Oe」を作詞作曲した最後のハワイ王、クイーン・リリウオカラニをはじめとして、ハワイの王朝は優れた音楽家を輩出しました。ハワイの王朝時代の作品、そうした黄金時代を彷彿とさせる作品のほか、「真珠貝の歌(Pearly Shells)」の元歌となった「Pupu Ao Ewa」などの伝承歌を新録したアルバム。「Aloha Oe」がそうであるように、ハワイの音楽の原点を思い起こさせる深い曲が並びます。ゆったりと楽しめる演奏ばかりですよ。.
Aloha Oe.
Kolopa.
Keoki's Mele, "Slack Key".カナダのトロント出身の美女シンガー(裏ジャケ参照)。ダイナミックなジャズフィーリングと美しいバラードの両面で個性を発揮します。カナダの放送業界で活動しつつ、ホテルやラウンジでも歌っていたとのこと。クールな魅力がありますね。惜しいことに残したレコーディングはこの1枚のみ。ジョニー・バートら、カナダの才人たちがバックアップ。.
On A Wonderful Day Like Today.
You’re Nobody Till Somebody Loves You.
I Want Be Happy.CCMとブラックコンテンポラリーの良いところを併せ持ったシンガーのデビュー作。非常にソフィスティケイトされたスムースR&BとしてAORファンなら絶対に楽しめる内容です。フィリー・ソウルな「New Hope」、ラテン調の「Did You Know」などダンサブルな曲がとてもよいです。シーウィンド「The Devil Is A Liar」のカヴァーも収録。.
New Hope.
Did You Know.
The Devil Is A Liar.第一次ブリティッシュ・インヴェイジョンにおいてビートルズのライバルはストーンズでもキンクスでもなく、このデイヴ・クラーク・ファイヴでした。アメリカでの通算5枚目のアルバム。まずアルバム・タイトルがいいですね! ヒット・シングルとしては「Come Home」(全米13位)収録。勢い爆発といった感じとは違うメロディアスな彼らの魅力が出た佳曲です。「Hurting Inside」もイントロからして洒落てます。もちろんイケイケなR&B曲もいつだって最高にかっこいいんですけどね! レアな白レーベル盤!.
Come Home.
Hurting Inside.
Little Bitty Pretty One.60年代アメリカのトレンドでもあった大人数ポップコーラス。キラキラかわいらしいハッピーサウンドに、よくきくとかなり実験的なバックのアレンジ。それはテオ・マセロがプロデュースだから? なのでこんなに弾けてるんでしょうかオリエンタルエキゾ名曲「Tokyo Melody」で歌われる日本語だか何語だかわかんない言葉も気になりますね。「フニクラフニクラ」があったり、全体にそこはかとなくエキゾ趣味。.
Tokyo Melody.
F’Nick.
Love-Line.4オクターヴを誇る美声の持ち主で、ビング・クロスビーやペリー・コモとも若い頃から共演。30代半ばで彼女が残した唯一のポピュラー・ヴォーカル・アルバムです。ジェリー・フィールディングの施したシルキーなアレンジが歌を包み込み、ドリーミーで豊かな音楽空間を作り出します。そういえば、彼女はディズニーにもシングルを数枚残していますね。選曲は恋の憂鬱を歌ったものですが、夢を見させてくれる声なのです。.
Painting The Town With The Blues.
But Not For Me.
Penny Dream Blues.ボンゴの達人が先生。みんなでボンゴを学びましょう!というレコード。先生のインストラクションと実演を繰り返すというスタイルで、ゴキゲンに聴きながら学べます。実演の完奏が少ないのがタマにキズですが、しょうがない。学習レコードなんですから。それでも、上達したら最後に2曲先生と共演出来る最高のラテントラックが待ってます。.
Peanut Vendor.
Bei Mir Bist Du Schon.
Dickey, Dickey, Dickey, Dockey.1963年の「The Cat」のヒットで、それまでからさらに一段上のジャズ界のスターになったジミー・スミス。ビッグバンドを従えての表現もどんどんダイナミックになっていきます。本作でいうと二部構成の「Goldfinger」がまさに圧巻。オリヴァー・ネルソンのアレンジするブラスでまくしたて、自身のオルガンでさらに音楽を根っこまで燃焼させていきます。.
Goldfinger - Part 1.
Goldfinger - Part 2.
Man With The Golden Arm.70年代ブリティッシュロックの名グループだったスタックリッジから、ニューウェイヴポップへと進化を遂げたコーギス。ジャケのテイストも含め、前作「Dumb Waitress」の世界観を引き継いだポップサウンド。「Can’t We Be Friends Now」みたいな曲がやっぱり最高です。彼らのテイストは今こそまた理解されるはず。.
Can’t We Be Friends Now.
Foolishness Of Love.
Domestic Bliss.イギリスの元気溌剌アイドル、ルルの70年作。デビュー時の勢いを保ったままのパワフルな歌唱にKO! ビッグバンドが炸裂するキラーなノーザンソウル「Show Me」をはじめ「The Mighty Quinn」や「Gimme Some Lovin'」などモッドなナンバーが勢揃いのA面が白眉。プロデューサーのミッキー・モストらしさが出た作品で、ロックでグルーヴィー!.
Show Me.
The Mighty Quinn.
Gimme Some Lovin’.たとえて言えば新世代のルイス・ボンファ&マリア・トレド、それともボッサ版ジャッキー&ロイ? サバービア全盛時に再評価された男女デュオ。なかなか見かけることのないセカンド・アルバムです。フェンダーローズが映えるアブストラクトな「See My Rainbow」ユニゾンヴォーカルが爽やかに弾む「Peek-A-Boo」など、ファーストよりもジャズ味/スピリチュアルな空気を増したサウンドは魅力的です。.
Peek-A-Boo.
See My Rainbow.
Happying.20世紀初頭の2大ラグタイム・バンジョー名人のコンピレーション。なんと収録されているのは1900年から、もっとも新しいものでも1923年で、電気録音開始はるか以前! 「ノイズ混じり」なんて表現がてぬるく思えるほどの歴史的記録ですが、ジャズがジャズとして確立する直前の熱気と楽しさを伝えてくれます。A面がヴェス・オスマン、B面がフレッド・ヴァン・エプスです。.
Smokey Mokes.
Red Pepper Rag.
Black Diamond Rag.