アメリカの結核闘病協会が企画したスペシャルクリスマスアルバム。カントリー界からテネシー・アーニー・フォード、ガールシンガー、ブレンダ・リーがそれぞれ片面15分ずつのラジオショーを提供しています(曲と曲の間に短いしゃべりが入ります)。これ、内容はクリスマスソングではないんです。結核でクリスマスも入院中の患者さんを勇気付けるためのプログラムなのだそう。かわいいジャケットも性質を知ると深く思えます。.
The Tennessee Ernie Ford Show.
The Brenda Lee Show.
The Brenda Lee Show.ヴァン・ダイク・パークスらに支えられバーバンクサウンドの名品を数々残したカナディアンSSWの71年作。目眩がするようなバーバンク期の音の名残と、自らのポップセンスをミックスした、繊細で知的な傑作です。ランディ・ニューマンやレナード・コーエンと一緒にザ・ムーヴが同居するような世界観。「Suzanne」は名演ですし、キャロル・キング「Spaceship Races」のカヴァーも21世紀の今聞いてもかっこいい!.
Suzanne.
We Will Find Love.
Spaceship Races.ダン・ヒックスが率いた伝説のバンド、シャーラタンズの元メンバーも在籍したヒップなサンフランシスコのグループ。サイケな香りも漂わせつつ、ザックリしたファンキーロックに昇華させて70年代を見据えています。ヒックスが提供したひねくれナンバー「Fallin’ Apart」も見逃せません! ソロ名義のアルバムも人気の女性シンガー、リン・ヒューズのクールな歌声がまた、たまらない色気!.
Devil.
Fallin’ Apart.
Cherry Ball.ナイトフライトの中心人物サンディ・トレノと、後にサンディの側近となるラリー・アレクサンダーによるグループ。すでにナイトフライトのヴォーカリスト、ハワード・ジョンソンが在籍していたという説もあり(本盤には不参加)。これはずばりナイトフライトの前身。グレイトなホワイトファンクの連発! 超ファンキーなブラウンスミスという感じもありますし、ハワイアンAORライクな趣も◎! 未CD化。.
If It's Good Lovin'.
Soon Come Again.
Reggae Rock & Roll.空が曇っていても一気に晴れやかに! 彼女たちを代表するだけでなく、アメリカンガールポップを代表する名曲。クラシックを見事にポップ化して大成功させました。日本ではサラ・ヴォーンで有名ですが、本国でヒットしたのはこちら。アレンジはチャーリー・カレロ、プロデュースはデニー・ランデル&サンディ・リンツァー。.
A Lover's Concerto.
This Night.デイヴ&ジョー・アン・ケリーがヴォーカルを務め、ミック・フリートウッドにダニー・カーワンら、名うての凄玉たちがバックを務めた強力ユニットのセカンドアルバム。アーシーでファンキーなブルースや快活なロックンロール大会で、これはまるで最高のパブロック! 有名すぎてパブで演奏する必要がなかったからパブロックと呼ばれなかっただけで、音楽を愛する心は何も変わりがないと信じられます。聴かずに済ますのはもったいない。.
Too Late For That Now .
Put A Record On.
Beggar By Your Side.ブルース&テリー、リップ・コーズを核とした60'sサーフィン/ホットロッド・クラシックス。ブルース・ジョンストンとテリー・メルチャーがいかにこのシーンに貢献していたかわかります。ビーチ・ボーイズ音源がない代わりに、ホット・ドガーズという63年の架空グループの音源や70年代のサマーソングも数曲収録。ジャン&ディーンの「Like Summer Rain」が収録されているのが、うれしいです。.
Summer Means Fun .
Like Summer Rain .
Hey Little Cobra.スイングジャズからバップジャズへ。ジャズの転換期に活動した才人たちが、それぞれ”ホット”と”クール”に分かれて、同じ曲を互いに演奏して並べて収録するという好企画。デヴィッド・ストーン・マーチンのイラストジャケでも知られていますが、イギリスではシンプルな文字ジャケで発売されました。.
How High The Moon.
How High The Moon.
Indiana.60年前のアメリカのお正月! 故ナット・キング・コールのライヴ盤で故人を偲びつつ、しめやかに、ではなく華やかにスタート! 米Capitolレコードが毎月プロモーション用に制作していたサンプラーLPです。美女ジャケが有名ですが、66年前半は抽象的なデザインのジャケットでした。それにしても66年になるとポピュラー界にもロック/ソフトロックの波が押し寄せてきてますね。このシリーズでは珍しいステレオプレス盤。.
Ballerina.
Here’s That Rainy Day.
You Were On My Mind.90年代にイギリスで編集されたサイケ/ラウンジ系コンピレーション。フリーソウル/サバービアの感覚をイギリスのコレクターたちのセンスに置き換えたらこうなったという感じ。今でも通用するというか、今はオリジナル盤だともっと高額になっているレコードからの選曲が多い! おそらく非公認のコンピレーションと思いますが、内容は最高!.
Psyche Rock.
Mas Que Nada.
Never Did I Stop Loving You.アートワークが大人気! 60年代のアメリカでひそかに絶大な支持を得ていた日本製オートバイ。そのメーカーがスズキでした。スズキのプロモーション用(?)に制作された超レアなホットロッドナンバーのコンピレーション。スズキ・スインガーズ、アヴェンジャーズ・シックスといった架空バンドの演奏がかっこいいし、「テキーラ」や「荒野を歩け (Walk On The Wild Side)」はオリジナルヴァージョンで収録。「明日なき世界」がヒットする直前のバリー・マクガイアが歌うワイルドなR&Bもよいです!.
Mrs. Faruki’s Suzuki.
Doo Dah.
Slaughter On 10th Ave..ノースウェストガレージパンクの産みの親的な存在といえば彼ら。ボブ・マーリーのウェイラーズが世界的な人気になるまでは、「ウェイラーズ」といえば彼らのことでした。初期のゴツゴツとしたR&Bインストから歌ものに移行し、ビートルズなどからの影響も消化しつつ激しさを前面に出した傑作アルバム。「Dirty Robber」など初期のレパートリーのセルフカヴァーもかっこいい! 彼らに続いたソニックスなどのお手本になったのがよくわかります。.
Out Of Our Tree.
Mercy Mercy.
Dirty Robber.邦題がその名も「口笛天国」! アーティスト名は「口笛ジャック」! 60sスインギン・ロンドンに登場した口笛ものの名盤です。ノヴェルティ風味とモッドな音楽趣味とが合体した珍品にして名品。全曲口笛もの。そして数曲では彼の歌も。タイトル曲は大ヒットし、英国の作家コンビ、クック&グリーナウェイの出世作に。A2「Tom Hark」がちょっとスカっぽくて気になります。.
口笛天国.
Tom Hark.
Frere Jacques.オレゴンローカルのスイング集団! 全く気負いのない超リラックスしたお洒落なスイングカルテットです。ギターも兼ねる女性の歌がまたゴキゲン。ひとりメンバーの多いリオ・ニドみたいなもの? ギター、ベース、トランペット、サックスという編成で、インスト曲の比重が大きいのも面白いです。こんな連中がやってるバーに出くわしたら、いい酒飲めただろうな。なかなか入荷しないんでお見逃しなく!.
You're Lucky To Me.
Ain't Misbehavin.
Yacht Club Swing.メンフィスソウルの最重要部分を担ったHiサウンドの中心人物。収録曲「Soul Serenade」が全米23位まで上がるヒットになったため、翌年、タイトルを差し替えて再リリースされますが、オリジナルはこちら。彼の60年代のリーダー作の中でも、もっともファンキー&モッドなテイストの強い1枚です。Staxサウンドを意識しつつ、エコー感を極端に抑えたタイトなリズム・セクションで独自のグルーヴ感を作り出していきます。.
Soul Finger.
Papa’s Got A Brand New Bag.
Pearl Time.東海岸からサンフランシスコに移住し、街の北方にある片田舎でマイペースに作品を制作していた彼ら。この6作目でも、型にとらわれず自分たちの好きなR&B〜ブルースを奔放にカヴァー。そんな中にあってBラスの自作曲「Light Shine」を、一番輝やかせる構成は見事。才人バナナらのフリーキーなセンスが発揮されたふざけたナンバーも、もちろん楽しめます。.
Stagger Lee.
Light Shine.
With The Circle Be Unbroken.極上の朝メロウ「Mornin'」収録。ジェイ・グレイドンのプロデュース。ドラムがスティーヴ・ガッド、 ジェフ・ポーカロ、ベースにコイノニアのアブラハム・ラボリエル、キーボードにデヴィッド・フォスター、 ギターにはもちろんジェイとくれば、AORファンの胸も高まるものです。ジャズヴォーカルとしても極上のブラック・コンテンポラリーとしても長く付き合えます。.
Mornin' .
I Will Be Here For You.
Love Is Waiting.若い人にはわからないかもしれませんが、1曲目のイントロがドリフの「盆回し」にかなり似てる! ざっくりリズムにおおらかブラス、激しいドラムによる展開が異常にかっこいい! ジョニー・リチャーズはスタン・ケントンの弟子筋の中でも、かなり振り切ったセンスの持ち主。迫力満点奇想天外ラテンジャズ! このジャケ見たら、そんなんわかりますよねえ。.
Viva Gordo.
Plata De Azul.
Imprevu.マッキー・フェアリーの才能全開のメロウグルーヴ「Luv 'em」(まるで山下達郎さんみたい!)、DJプラットがギターを弾きまくる「Freedom」。この後、レムリアを結成するカーク・トンプソン主導のインストナンバーにも是非ご注目ください。「Juliette」は、彼らを代表するヒット曲。開放感にあふれたコンテンポラリーハワイアン最高の1枚。彼らのセカンドアルバムです。マッキー・フェアリー在籍はここまで。.
Luv 'em.
Freedom.
Juliette.Staxでのセカンドアルバム。「Hold On, I’m Comin’」で一躍Staxの稼ぎ頭となった彼ら。まさにアルバムタイトルはこのデュオの魅力をひとことで表した言葉ですよね。「僕のベイビーに何か?」の邦題でも知られる「When Something Is Wrong With My Baby」や「Soothe Me」「You Got Me Hummin’」といったR&Bヒットがこの時期も生まれています。実力充実期の1枚。.
When Something Is Wrong With My Baby.
You Got Me Hummin’.
Use Me.バーバラ・メイソンが65年にリリースしたメロウなヒット曲を、70年代末のマイアミでメロウにリメイクされたシングルです。彼女のキュートなヴォーカルとデュエットしているのはKC&ザ・サンシャイン・バンドのK.C.ことウェイン・ケイシー。原曲も最高ですが、このヴァージョンも夕暮れの街の感じが濃厚!.
Yes, I’m Ready.
With Your Love.ホワイト・ドゥーワップグループ、イノセンツのデビューヒット。唯一のアルバムのオープニングを飾ったのもこの曲ですね。カリフォルニアのグループだった彼ら。ニューヨークの若者たちとはまた違ったレイジーでロマンチックなムードは、スペクターのテディ・ベアーズにも通じます。.
Honest I Do.
My Baby Hully Gullys.もともとお互いにソロとして成功する以前の69年4月に録音されていたセカンドアルバム。若き二人の音楽へのひたむきな情熱とずぶずぶの南部指向が結実した傑作です。本作が未発表になったことでマーク・ベノは一時期、音楽活動からリタイア。レオン・ラッセルはソロ・デビューへの道を進みました。それがこのアルバムに光を当てたのだから皮肉なものです。.
Tryin' To Stay Live.
Lady In Waiting.
Learn Now To Boogie.ビーチ・ボーイズの弟分バンド(?)として70年代に結成され、その後も長く活動歴のあるサーフハーモニーグループ。一時期はあのジェフリー・フォスケットもメンバーでした。80年代やCD時代にもリリースを続けている彼らの83年12インチEP。「Keepin’ The Summer Alive」や「Do It Again」をエイティーズタッチでカヴァー。愛にあふれてます。.
Keepin’ The Summer Alive.
Do It Again.
Sail Away.おそらくAOR傑作「Throw Me A Bone」と同じセッションでレコーディングされた曲ですが、アルバムには未収録。シングル盤オンリーでリリースされました。これがなんとも色っぽい男の色気がみなぎるメロウなミッドテンポ! ソウルっぽさと洗練が同居した、まさに最高の1曲!.
Stand A Chance With You.豊かなトロンボーンのフレージングとソウルフルなサウンド。J・J・ジョンソンやカイ・ウィンディングほどの成功はしなかったかもしれませんが、スライド・ハンプトンは頼りになる実力派プレイヤーでした。トランペット3人(うちひとりは若きフレディ・ハバード)、自身のトロンボーン、バリトン・サックス、ユーフォニウムの6管編成でピアノレス。ユニークな8人編成で気持ちよくグルーヴした一枚です。.
Sister Salvation.
Conversation Piece.
A Little Night Music.ご存じイギリスのひねくれ系ロックバンドの名作。ドリーミーなセカンドアルバム「Friendliness」が人気ですが、このサードも良いですよ。パイロット的なポップ性を身につける一方で、南米的メロディが印象的な大名曲「The Road To Venezuela」なんかがあったり。もっと見直し、聴き直されるべき1枚。.
Fundamentally Yours.
The Road To Venezuela.
Pinafore Days.「Batman」「Get Smart」「The Man From U.N.C.L.E.」など、スパイ&アクション番組のテーマ曲をフィーチュアしたアルバム。スプーキーでサスペンスな質感は、あの名作「Ventures In Space」の雰囲気を、そのまま地上のアクションドラマに置き換えたような感じ。ガールコーラス入りの「Batman」をはじめ、クールなビートが最高です! いつもながら「Zocko」「Hot Line」など、メンバーのオリジナルも素晴らしい!.
Batman Theme.
Zocko.
Get Smart.ミュージカル「Promises, Promises」に提供した曲を中心に編まれた本作はA&Mでのセカンドにあたります(通算ではサード)。「Do You Know The Way To San Jose」から「Pacific Coast Highway」への流れが最高。タイトル曲ではバカラックの歌声も。前作ではエンジニアクレジットだったフィル・ラモーンが昇格し、バカラックと共同プロデュース。.
Do You Know The Way To San Jose.
Pacific Coast Highway.
Make It Easy On Yourself.日本では「スカイハイ」の印象が強くなりすぎたため、彼らの本質的な魅力が今ひとつ理解されていない感があります。スウィートでエモーショナルな青春シティポップ連発のサードアルバム。「Summertime, Wintertime」に胸キュンです。アレンジを手がけているのは、のちにラー・バンドを率いるリチャード・ヒューソン!.
Summertime, Wintertime.
Baby’s Lost Time.
Only Because You’re There.