フランス人コンポーザー、ミシェル・ピュイグが先鋭的ジャズレーベルに残したアヴァン・クラシックの傑作。チェンバージャズと即興性の両立を目指したかのような自由な着想の譜面を、彼の師にあたるレネ・リーボヴィッツが指揮。両面にわたって予測不能な展開です。.
Scenes 1 a 3.
Scenes 4 a 6.
Scenes 1 a 3.ヘレン・レディと言えば、「デルタの夜明け」を始めとしてアメリカ南部のフィーリングをたたえる作品で1970年代に数々のヒットを飛ばした女性歌手。このアルバムでは来るべきAORの時代を予感させるサウンド。中でもレオン・ラッセルの「ブルーバード」(1975年35位)では絶妙のソフィスティケーション! ニック・デカロが全面的にアレンジを手がけていることにもご留意を!.
Bluebird.
Ain’t No Way To Treat A Lady.
Birthday Song.ファンキーなギターリフからはじまる「Can She Do It Like She Dances」が最高のパシフィック・ファンク。ジミー・ディーはグアム島で活動したシンガーで、あの島のAOR的な世界観をほぼひとりで体現したと言っていいでしょう。リゾートならではの開放的で適度に下世話なムードと70年代から80年代に切り替わるサウンドが絶妙に交錯してます。アルバムは数枚確認されてますが、これがAORファンにはいちばんのおすすめです。.
Can She Do It Like She Dances.
Good-Bye Yesterday’s Heartaches.
Stay The Night.1964年に公開され、それまでタブーとされていたようなサディズム的描写などをハリウッドに持ち込んだ問題作「大いなる野望」のサウンドトラックです。エルマー・バーンスタインのスコアはクールなジャズ基調。不安や緊張を巧みにスコアに織り込んでいるとも感じます。.
The Carpetbaggers.
Love Theme From The Carpetbaggers.
The Carpetbagger Blues.楽器や歌の練習のためにレコードに合わせて演奏する、その目的に特化して、あるパートをマイナスして制作されたのがアメリカのMusic Minus Oneシリーズ。60年代からさまざまな用途で無数のレコードが作られていますが、こちらはビートルズ4人のソロ作品で歌いたい人のため。片チャンネルにリードヴォーカル、片チャンネルにコーラスを割り振って、両方の目的に使えます。4人のソロ曲を歌い演奏しているミュージシャンたちはまったく不明!.
Listen To What The Man Said.
Jet.
Whatever Gets You Thru The Night.ハワイの男性コーラス・カルテットの名門。60年代Decca時代の作品は、ラウンジ/ポピュラー的な趣味が絶妙にミックスされた今風の佇まいになっています。なめらかなハーモニーが素晴らしい。フラノーヴァ編曲の「I'll Remember You」(クイ・リーの名曲!)「Dahil Sa Yo ( Your Love Is Mine)」にウットリ。アップテンポ「Minoi Minoi」、ハワイアン・ジャパニーズな「Sayonara」なども絶品です。.
Minoi Minoi.
I'll Remember You.
Sayonara.今なおスウェーデンの人気歌手として活躍するリル・リンドフォルシュのデビュー・アルバム。甘い歌謡曲スタイルが主流だった時代の北欧に、ジャズやボサノヴァの要素を積極的に持ち込んだ才女でした。スウェーデン語で彼女が歌うボッサ・ナンバーはコンピレーションでも重宝されていましたね。彼女の大成功のきっかけとなったタイトル曲は「禁じられた遊び」のテーマ曲に歌詞をつけたもの。それはそれで風格があるのですが、試聴はやはりラヴリーなボッサを中心にしました。.
Hor Min Samba ( Mas Que Nada ).
Flickan I Havanna.
Alltid Nat Som Far Mej Att Minnas ( Always Something There To Remind Me ).日本の邦題「アメリカン・モーニング」こと「Just Wehn I Needed You Most」が思わぬ大ヒット。ことに日本では繰り返しTV CMなどに使用されるエバーグリーンな1曲に。やわかくてほんのりとした味わいのポップスがふんだんに盛り込まれた作品。少年っぽさの残った透明な歌声にも魅力が。突然聴きたくなることがあるのですね、このメロディを。.
Just When I Needed You Most.
Call Me.
Losing Out On Love.ヴァン・ダイクと兄カーソンのパークス兄弟が在籍していたフォークコーラス・グループ。これがファーストです。このときヴァン・ダイクはまだ21歳。後の迷宮的なサウンド作りの片鱗はうかがえない…かと思いきや、兄弟がアレンジに参加した2曲「When The Sun Goes In」「Greenwood County」ではコーラスやリズムに対するセンスが他とは明らかに異なって聞こえます。.
When The Sun Goes In.
Greenwood County.
Six Wheel Driver.1958年にリリースされたクラシック・アルバム「Valses Viennoises No.1」に収録された3曲が収められたシングルEP。すべてヨハン・シュトラウス二世の楽曲です。コンパクトなEPで聴くクラシック。細やかなアレンジにプウルセルらしい気品を感じます。.
Reve De Printemps.
Sang Viennois.
Legende De La Foret Viennoise.「雨に微笑みを」「Bad Blood」の大ヒットで母国アメリカのチャートの常連に返り咲いたニール・セダカ(これってじつはすごいことなのです)。ディスコビートが印象的なこの曲も全米16位まで上昇しました。自信が曲からもあふれてます。B面はアルバム未収録のバラード。いいメロディ、いい曲です。.
Love In The Shadows.
(Baby) Don’t Let It Mess Your Mind.ファーカー・ブラザーズ名義でVerve/Forecastから60年代末にデビュー。ソフトサイケ感漂う東海岸の兄弟グループといった雰囲気でした。グループ名を短くして、プロデュースにジェリー・ラガヴォイを迎え(演奏にも積極的に参加)した本作は、コーラスのきれいなグッドタイムミュージックといった趣。さわやかなザ・バンドとでも言いたくなる感じでもあります。チャーリー・カレロがストリングスアレンジを担当しています。このサウンドでの起用は意外でした。.
Dear John Deere.
Much Too Nice A Day.
My Island.この時期の彼女は出すアルバムは軒並み全米トップ10入りするなど最初のキャリアハイを迎えていました。LAの名門クラブ、ココナッツ・グローヴでのライヴ・レコーディング。ビッグバンドを従え、客席とのやりとりも交えての堂々としたパフォーマンスです。この時代のエンターティナーたちの実力を思い知ります。.
Fireworks.
Ten Good Years.
I’m Beginning To See The Light.LAロックの中心地的存在だったライブハウス「ウィスキー・ア・ゴーゴー」でのライブ盤。片面1曲ずつの長いインプロヴィゼーション主体ですが、リフはファンク/ソウル仕様なのがとにかくかっこいいです。この時期の彼のバンドはロイ・エアーズ、ソニー・シャーロック、スティーヴ・マーカス、ミロスラフ・ヴィトゥスが参加したすごいメンバー!.
Ooh baby.
Philly Dog.
Philly Dog.彼女にとっては2枚目のブロードウェイ名曲集。60年代半ばのヒット・ミュージカルからの楽曲を多く収めています。レーベルメイト(?)のビートルズを意識したようなビート・アレンジの「He Loves Me」など、この時代ならではのかっこいいアレンジ多数。さっそうとスイングする「This Dream」「I Had A Ball」など、かっこいいだけでなく歌の上手さが際立ってます。.
He Loves Me.
This Dream.
Hello, Dolly.レッキングクルーのサックス奏者としてビーチ・ボーイズのセッションでも活躍するスティーヴ・ダグラス。自身のバンドを率いてのセカンドアルバムです。サックスだけでなく歌も果敢にトライしていて好感。当時最新流行のニューリズム「ポパイ」を取り入れたツイスト指南盤です。レア!.
They Did The Popeye.
Surfers Twist.
I Can’t Believe It’s True.ポコに加入するポール・コットン、ウッドストックに移住しファビュラス・ラインストーンズを結成するギタリスト、カル・デヴィッドを中心に結成されたイリノイ・スピード・プレス。ファースト・アルバム(1968年)には、まだサイケデリックな要素が垣間見えましたが、このセカンドにしてラスト作ではフォーキーなグルーヴにより深みが加わりました。バッファロー・スプリングフィールドが進みたかった方向の後継かなと。ファーストより数段レア。.
Sadly Out Of Place.
Dearly.
The Life.オーストラリアのロックバンドとしてのちに世界的な成功を手にする彼らのファースト・アルバム。ファニーなイラストだったオーストラリア盤とは趣を変えて、ロックバンドらしさを押し出したUS盤です。アメリカでもスマッシュヒットしたのはフォーキーな「I’ll Always Call Your Name」。「Curiosity (Killed The Cat)」あたりでのライトメロウ感覚もぜひ。.
I’ll Always Call Your Name.
Curiosity (Killed The Cat).
Statue Of Liberty.グラディス・ナイト&ザ・ピップスのヒット曲「夜汽車よジョージアへ」の作者。ソロ作はどれもよくて、繊細でメロウな作風に魅了されます。それもそのはず、アレンジャー陣がすごい。彼のアルバムにほとんど関わっているニック・デカロを筆頭に、ラリー・カールトン、マイケル・オマーティアン、ジミー・ハスケル。当然ながら演奏メンバーも超一流。泣けて酔える人です。.
The People Some People Choose To Love.
The Going Ups And The Coming Downs.
The Next Aroundo.舞台で鍛えた張りのある歌声と表現力で長く人気を誇った黒人女性シンガー、パール・ベイリー。人気ドラマー、ルイ・ベルソンと結婚し、しかも生涯を添い遂げたんですよね。誘惑や浮き沈みの多い音楽の世界でそれを貫けたのは彼女の意志の強さ、そして才能の大きさゆえでしょうか。本作は、世界各国のリズムとメロディを歌ったアルバム。歌で世界を旅させてくれます。「Mambo, Tango, Samba, Calypso, Rhumba, Blues」は曲名も曲調もすごい!.
Mambo, Tango, Samba, Calypso, Rhumba Blues.
C’Est Magnifique.
There’s A Boat Dat’s Leavin’ Soon For New York.AORアーティストとして日本では知られるスティーヴ・キプナーが若き日に組んでいたソフトロック/フォーキー・ロック・トリオ。初期ビージーズやクロスビー・スティルス&ナッシュ的なスタイルですが、ハーモニーや曲構成はとても頭脳的。クレジットを見ていたらビージーズのモーリス・ギブがエグゼクティヴ・プロデューサーとしてクレジットされていました。なるほどね!.
Astral Taxi.
Tag Around.
Set Sail For England.ロックオペラ「Jesus Christ Superstar」などに出演していた女性シンガーで、華のある容姿とソウルフルな歌唱で成功したディスコ・クイーンだった彼女。これがセカンド・アルバム。時流に乗っただけの軽薄さとは一線を画した本格派のプロダクションと歌唱力ですから、今聴くとむしろ発見が多いはずです。仕掛人はNYディスコの裏職人ウォーレン・シャッツ。彼女自身もコーラスや一部の曲のリズム・アレンジを手掛けてるのです。才女ディスコ!.
Don’t Try To Win Me Back Again.
Freeway Song.
Half And Half.アニー・ロス在籍寺のラストアルバム「High Flying」のリイシュー盤。テクニカルでチャーミングな三人の魅力が詰まった名盤。楽曲的にも一番ユーモアが効いてるし、ヴァラエティに富んでます。このアルバムがいちばん好き!という方、結構いらっしゃるはず。「Popity Pop」や「Mr. P.C.」など後半の流れにはテクニック、クールさともに脱帽です!.
The New A B C.
Popity Pop.
Mr. P.C..ソウルや同時代のポップヒットを歌うことも多かったナンシー・ウィルソン。このアルバムはハンク・ジョーンズ・カルテットを従えたストレートなジャズヴォーカルアルバムです。愛するスタンダードを歌っています。ロン・カーターの深いところでグルーヴするベースが最高。.
Happiness Is A Thing Called Joe.
Oh! Look At Me Now.
Do It Again.ヴェトナム戦争中に米軍がおこした最大の愚行とされるソンミ村虐殺事件(1968年3月)。全米にも大きな衝撃を与えたこの事件は、反戦機運の高まりの大きな一因となりました。その慄然とする経緯を詩人ピート・ハミルが作品化。そのポエトリーをロスコが朗読し、ロン・カーターとジェームス・スポールディングが演奏をつけたアルバムです。落ち着いた静かなトーンと言葉が突きつける反戦の意思にしばしのめりこんでしまいます。内ジャケにナット・ヘントフが長いコメンタリーを寄せています。.
The War Crimes.
The Deserters.
In Memoriam.アメリカのイージー/ラウンジジャズ名門レーベルAudio Fidelityも77年まで来るとどうか? 一曲目は「ロッキーのテーマ」だし……。しかし、そんな不安をこのカナダ人コンポーザー/アレンジャーは、たった一曲で吹き飛ばします。それが素晴らしい自作曲「Mesclado」。こういう曲に出会える喜び。70年代半ばのヒット曲中心の選曲ですが、知的なムードの高いアレンジにとろけそうです。.
Mesclado.
Sam.
If You Leave Me Now.一時期深く傾倒したゴスペルの世界からソウルに復帰したリトル・リチャード。しかし、ゴスペルのよいところはしっかりとスタイルに残して、自身の新しいR&Bにしていったのですね。両面にわたって繰り広げられるグルーヴ!.
Do You Feel It (Part 1).
Do You Feel It (Part 2).シティボーイ気分の4ビートでSSWを気取ったオーストラリア産の大傑作。ハスキーでやんちゃさが垣間見えるヴォーカルと胸キュンのメロディがたまりません。タイトル曲の頭10秒でキマリ! 80年代初めにウィスキーのCMに日本で使われ、ささやかにヒットしたAORバラード「You'll Call It Love」も収録。豪オリジナルとはデザインがまったく違うUS盤です。.
Bad Habits.
You'll Call It Love.
Good Golly Me.西海岸オールディーズの重要レーベルDel-Fi。その社主ボブ・キーンは、もともとジャズ志向のクラリネット奏者で、Del-Fi設立前後にもこうしたジャズアルバムを数枚残しています。その中でも、コンボで演奏した本作は本格派の一枚。シェリー・マン(ds)レッド・ミッチェル(b)ポール・モアー(p)レッド・ノーヴォ(vib)ら実力者が参加。自らのクラリネットとトロンボーン、バリトン・サックスという三管編成もユニークです。.
I Won’t Dance.
There’ll Never Be Another You.
I Hear Music.1977年に公開された映画「The Farmer」のサウンドトラック。いきなりウーゴ・モンテネグロによる不穏な電子音トラックで驚かされますが、その後はアメリカーナ+ストリングスとでもいうべき世界観。ジーン・クラークが歌う「American Dreamer」が挿入されたり、単にルーツ志向のひとことでは片付けられない不思議なムードです。ジャケもそういう世界観を表していますね。.
Night Train To Dixie.
American Dreamer.
Garrote.