この1960年、「Georgia On My Mind」の大ヒットが生まれ、ついに全国民に愛されるスターとなったレイ・チャールズ。一年の締めくくりにリリースされたシングルです。持ち前のR&Bフィーリングをビッグバンドで披露。どことなく「Hallelujah I Love Her So」を思い出させる曲調です。.
【曲目】Multiplication / Rabbits Times Rabbits / The Latin Eskimo (Table Of Three's) / The Multiple Waltz (Table Of Four's) / The Switch-Hitch (Mixed Combinations) // Divison / Gazinta (Dividing By Two) / The Division Riffle (Dividing By Three) / Go To The Top Of The Class (Dividing By Four)
フィンガースナッピンとビッグバンドが猛烈な緩急で彼女を追い立てる「The Man I Love」! ファーストでもハツラツと素晴らしい歌を聴かせた彼女ですが、セカンドもこれまたいかす。バネの効いたリズム感でジャズナンバーを跳ねさすのです。おっと「In The Still Of The Night」もいいですね! バカラック・ナンバー「A House Is Not A Home」もぜひお聴きください。.
収録曲・データ
【曲目】The Man I Love / Nothing At All / Fit As A Fiddle / A House Is Not A Home / It All Depends On You / You Came A Way From St. Louis // Mad About The Boy / My Mood Is You / Which One Shall I Choosee? / In The Still Of The Night / Soon, Little Butterfly, Soon / You're Gonna From Me
アメリカを代表するおしどり夫婦。アルバムが多すぎるのでどれから買うか? 60年代ビッグバンド風なら、「The Honeymoon Is Over」はどうですか? ジャッキー・パリス&アン・マリー・モスのキラーなヴァージョンもおなじみ「I Believe In You」や、「Come Back To Me」など、ビッグバンドの醍醐味を活かしたきらびやかなナンバーが多いのでオススメです。.
収録曲・データ
【曲目】Mame / Sunrise Sunset / Walking Happy / I Believe In You / The Honeymoon Is Over // Cabaret / Old Fashioned Wedding / Come Back To Me / Together Forever / The Curtain Falls
バディ・ガイ&ジュニア・ウェルズのコンビがATCOに残した名盤「Play The Blues」のアルバム1曲目。ウェルズの名を外して、ゲストであるドクター・ジョンとクラプトンをクレジットしているのが、いかにもシングル・リリースにつきものの事情を感じます。しかし、この曲のクラプトンのギターはすごいので、確かにその意味はあるとうなずいてしまいます。B面はJ・ガイルズ・バンドのバックアップ。シングルのみのモノラルミックスです。.
J's・ウィズ・ジェイミーがレーベルを移籍して改名、ジェイミー&J・シルヴィア・シンガーズとしてのセカンド。「It's Not Unusual」収録のファーストにまったく引けを取らない素晴らしい内容です。とりあえず、ハイ・スピードな展開にエレキまで飛び出す「Hold On Tight」でノックアウト! 「Who Am I」や「You’ve Got Your Troubles」の飛翔感も最高! 「What the World Needs Now」もスウィートで素敵なワルツに。アレンジはドン・コスタです。.
収録曲・データ
【曲目】Hold On Tight / Goin' Out of My Head / Secret Love / I've Grown Accustomed To Her Face / What the World Needs Now / The Inch Worm // You've Got Your Troubles / Sweetness / What Now? / Dear Heart / Who Am I? / Sleep Away
【曲目】Welcome Warrior / All He Ever Wants / Keep The Son In Your Eyes / I Know Now / He's Been Wonderful // Hands / I'm Just A Branch / Once I Was Young / We Really Do! / For The Joy
【曲目】Two Of A Kind / Indiana / Bob White / Ace In The Hole / East Of The Rockies / If I had My Druthers // I Ain’t Gonna Give Nobody None Of My Jerryroll / Lonesome Polecat / My Cutey’s Due At Two - To - Two Today / Madley ~ Paddlin’ Madelin’ Home ~ Row Row Row / Who Takes Care Of The Caretaker’s Daughter / Mississippi Mud / Two Of A Kind
1964年に7歳でレコードデビューしたマーク・ラディス。天才少年としてキャリアを積み、19歳の年にリリースしたのがこの完全無欠のディスコ・アルバムでした。若いながらも自身を含め10人編成のバンドを率い、黒人ミュージシャンたちとも堂々わたりあっています。ノーティなディスコダンス・ナンバー中心に徹した構成はすがすがしいですが、1曲あるバラード「The Answer Is You」も才能の塊と思います。.
バーズ解散後のファーストソロ。カントリーロックのイメージを振り切るように、いろんな編成、いろんなサウンドに挑戦しているアルバムです。決して器用な人ではないと思うんですが、その微妙な不器用さがアルバムの魅力にもつながっています。冒頭のスキャットに驚かされるジャズっぽい「My New Woman」やカリプソ風の「M’ Linda」など是非聴いてみてください。.
【曲目】My Funny Valentine / Thou Swell / Nocturne / My Romance / Serenade / Entrance Of The Little Fauns // Dancing On The Ceiling / To A Wild Rose / I Could Write A Book / Poeme / Blues In The Night / You And The Night And The Music
イギリス人アレンジャー、ジョニー・グレゴリーがラテンアレンジのプロジェクト用に採用した変名が、チャキートでした。本国での需要はとても高く、アルバムは50年代から70年代まで十数枚。思い切りのいいブラスをあしらったグルーヴィーなサウンドで、ベルケン、バカラック、ボサノヴァ、ロックと幅広い選曲。「Light My Fire」かっこいい!.
イギリス人ディスコマスター、ビドゥが手掛けたコケティッシュな魅力の美女シンガー。四つ打ちが主流になってしまう前の、ディスコのおおらかな時代を象徴する存在のひとりです。日本では「Oh! クッキーフェイス」でもおなじみかも。英米でヒットした「Dance Little Lady Dance」や、まるっきりジャクソン・ファイヴな「Dr. Love」などを収録した人気盤!.
カントリー/トラッド的素地を持つイギリスの人気グループ。もともとはリンディスファーンの分家的存在です。彼らの4枚のアルバムはどれも評価が高いですが、このファーストはメロディのいいフォークロックに徹した姿勢が潔い一枚。マディ・プライアとデュエットする「Song Without A Band」の切ない疾走感が最高に素晴らしい。.
67年のモンタレー・ジャズフェスで全米デビューを飾ったヨーロッパ出身の天才ジャズ・ヴァイオリニスト。ザッパと交流し、70年代にはフュージョン界のスターになります。ジョージ・グランツ、ドラマー、ダニエル・ユメールらヨーロッパ組と録音した本作の。ブレントン・ウッド「Gimme Little Sign」では、あのグッドタイミーなソウルナンバーを異種格闘技ばりの手腕でポップジャズ化。「With A Little Help From My Friends」のアレンジも凄い!.
収録曲・データ
【曲目】With A Little Help From My Friends / 3 + 2 = 1 / California / Gimme Little Sign // Pata Pata / Pebble Beach Walk / Pacific Drove / Fort Ord Canon
目の前が明るくなるほどブリリアントな「Love With No Limit」でまず心洗われます。イギリスのCCM系フォークロック/ソフトロックグループ。うつくしい女性ハーモニーとフォーキーで淡いグルーヴが織りなす世界には、爽やかさと同時にほっとできる味わいがあります。オーストラリアのグループ、ダヴ(Dove)好きにもおすすめします。.