職業作家としてデビュー(ザ・グループの「Jet Song」も彼の作曲)し、やがてSSWへ。「No Home - Don't Care」のブルージーなポップ感覚や、「Sad To Be Alone」に見られるセンシティヴなポップ感覚に「LAのジョン・セバスチャン」と言いたくなったり。そんな褒め言葉が自ずと脳裏をよぎりますね。これがソロとしてのファースト。彼の出発点です。.
No Home--Don't Care.
Sad To Be Alone.
One Of These Days, Love.ブライトな希望に満ちあふれていたアメリカを象徴するような、溌剌としたコーラスを聴かせる三人姉妹。彼女たちの絶頂期のアルバムです。タイトル曲が聴き手を誘うのは、1920年代や30年代のポピュラー名曲や映画たち(この時代から見た“Good old days”)。さりげなくも完璧なハーモニーで楽しく聴かせてくれます。.
Do You Remember When?.
Sometimes I’m Happy.
‘S Wonderful.ナイーヴな70年代シティサウンドの代名詞のような人気盤「Prime Cuts」に続く本作も当然、その流れを継ぎ、胸を打つメロディとアレンジで彩られています。ユニット4+2の60sヒット「Conclete And Clay」のカヴァーで始まり、すべての曲がそれぞれ短編小説のような雰囲気。タイトル曲はクリス・レインボウのような奥行きのある名曲!.
Farewell Fairbanks.
Conclete And Clay.
Let The Sailors Dance.ウェストコーストジャズの知的名アレンジときびきびした演奏、両方の良さを兼ね備えた1枚です。タイトルの「A Pell 0f A Time」はおそらく「Hell 0f A Time」とのダジャレで、「ひと苦労な時間だった」を「ペルといいもの作った時間だった」に変換しているのでしょう。ジャック・シェルドン、ショーティ・ロジャース、マーティ・ペイチら充実のオクテット。.
Jazz Goes To Siwash.
Suze Blues.
Cameo.ジョニー・ダグラス編曲指揮による英国録音。編集企画盤に「Living Strings And Living Voices」名義が用いられる時もありますが、本作はオリジナル作品です。タイトルからは解りにくいかもしれませんが、これはナット・キング・コールのソング・ブック。65年2月のキング・コールの死を受けて制作されたのでしょう。つつましやかな気分だけでなく、ときにはジャジイに弾けていてスインギー。.
Sweet Lorraine.
Too Young.
Mona Lisa.50年代から女優として活躍するポリー・バーゲン。シンガーとしてのアルバムはColumbiaというイメージですが、本作はPhilipsに移籍後の第一弾。女優でもある彼女の生き方になぞらえたアルバム・タイトルのようです。楽曲も映画や舞台から有名になったものを中心にしています。歌声は少し円熟味を増した感じですが、アレンジ的にはモダンさもあって。ボッサな「The Continental」や、シャープなビッグバンド・アレンジの「Cheek To Cheek」が最高です!.
The Continental.
Cheek To Cheek.
Easy To Love.マイゼル兄弟(スカイハイ・プロダクション)が手がけたディスコソウル名盤! フリーソウルクラシック「I Love You」をはじめ、きらめきに満ちたダンス・ナンバーが詰まっています。近年のディスコブギーの再評価で彼女たちの評価も上昇。プレイヤーとしてもギター、ベースが超うまいんです。.
I Love You.
Let’s Begin.
Do It Good.UKジャズ/ライブラリーの両方で知られる名ドラマー、トニー・キンゼイ。活動の場をイギリス以外にはほとんど広げなかった人です。作曲家としてもすぐれた才の持ち主で、このアルバムはテムズ川をテーマにしたオリジナル曲を自身がリーダーのビッグバンドでレコーディングしています。B面はライブレコーディング。ロニー・ロスらが参加しています。.
Kingston Reach.
Cookham Bridge.
Girl Friday.もともとタップダンサーとしてサミー・デイヴィス・ジュニアに将来を嘱望されたほどの才能。しかし歌声の魅力と甘いルックスを買われてシンガーに。なるほど、だからリズム感も抜群なんですね。彼のチャートでの初期のヒットがこのアルバムのタイトル曲です。50年代から続く正統派ポピュラーと60年代の新しいポップスの要素が交錯しているスタイル。「The Shelter Of Your Arms」は擬似バカラック楽曲として秀逸。.
Good News.
Shangri-La.
The Shelter Of Your Arms.60年代はザ・ハードとでピーター・フランプトンと同僚。SSW的資質とロック感覚をブレンドさせてソロデビューしました。やんちゃなポップさとナイーヴな感性が同居しているのが面白いですね。本人は根っからのミュージシャン体質なんでしょうね。アメリカでいえばニルス・ロフグレンやリック・デリンジャーみたいな存在感。これがセカンド。いい曲多いです!.
Suzie.
Beautiful Morning.
O Tarzan.デトロイト出身ならではのブルーアイド・ソウルシンガー。ファルセットが抜群。これだけ聴いたら白人とはとても思えません! NYで活動していた自身のバンド、ロージー(こちらも素晴らしい!)解散後、数多くのセッション・ヴォーカリストや曲提供の経験を経てやっとのソロです。ノーザンソウル・マナーを踏まえた極上のブルーアイドAOR。ローラ・ニーロあたりのファンの方にもオススメです。名盤の中の名盤ですね。CDはかつて日本のみ発売されましたが今は廃盤。.
On Third Street.
If I Had My Wish Tonight.
Got To Find Love.60年代にトム・ジョーンズと人気を二分し、甘いマスクとバラードの魅力で一世を風靡した男性ポップシンガーでした。「ラスト・ワルツ」と並ぶヒット曲「リリース・ミー」を含むデビュー作のUS盤。往年のファンにはタイトル曲がおすすめ。大発見は、クリス・モンテスに対抗したようなアレンジで、ポップにブラスが跳ねる「Quiet Nights」。とっても最高なのです。.
Quiet Nights.
リリース・ミー.
寂しき足音.冒頭を飾る「It Ain't Necessary So」がすごい。ルーファス・リードのよく歌うウッドベースとなまめかしく絡み合うヴォーカルにゾクゾクッ。ほとんどふたりのデュオと言ってもいいくらいのスリリングで静かなグルーヴ。アルバム全体を覆うクールな空気は、彼女のジャズシンガーとしての真価を物語っています。ピアノにディック・カッツ、ギターにジョー・ピューマ、バリトン・サックスにペッパー・アダムス、ドラマーにメル・ルイス。クールなメンバーです。.
It Ain't Necessary So.
I Got Rhythm.
Someone To Watch Over Me.ジャジーで“跳ね”の効いたサウンドにKOされてください。一曲目「Teach Me Tonight」! ロックビートと言ってもさしつかえないソリッドなグルーヴをいなせなムードと抜群の歌唱力で渡り歩く! そんな自由な色気にクラクラです。全部で3枚の傑作を残したCapitol時代を締めくくるかっこいい1枚。この後、彼女は渡英。イギリスでもしっかりとしたキャリアを築きます。.
Teach Me Tonight.
There! I've Said It Again.
Put Your Arms Around Me, Honey.UK出身の作曲家&シンガー。ちょっと聴くとぶっきらぼうで抑揚がないようですが、大人のメロディ、気持ちの伝わる歌声を聴かせます。プロデュースはナッシュビルで活躍していたノーバート・プットナム。録音はLA。彼とスコット・イングリッシュが共作し、バリー・マニロウが採り上げて大ヒットした「Mandy」を自身のヴォーカルで収録しています。派手さや洒落ている感じはありませんが、確かにこれは都会の音。じっと心に染み入るアルバムです。.
Mandy.
Somewhere In The Night.
Making The Best Of A Bad Situation.チップ・テイラーがプロデュースとアレンジを担当した東海岸シンガーソングライター。優しさを底にはらんだカントリーロック/スワンプを展開しています。詩的な情感をたたえたタイトル曲は、そのチップの作品。レナード・コーエン「Bird On A Wire」、ジェシ・ウィンチェスター「Yankee Lady」なども採り上げています。.
Blackbird.
Yankee Lady.
Bird On A Wire.東海岸ポップコーラスグループの雄、ヴォーグスのピッツバーグ時代のデビューアルバム。デビューヒット「You're The One」を筆頭に、「It's Not Unusual」「Lovers Concerto」など当時のポップヒットをカヴァーしたものが中心。ワーナー時代ほどの洗練性はなく、ローカルミュージシャンの演奏にもいなたさはありますが、熱気と若々しい空気は満ちあふれていますよ!.
よくあることさ.
You’re The One.
Make It Easy On Yourself.アリゾナ・ローカル。ボブ・メイガンの歌声がジェシ・コリン・ヤングに似てるというのもあるんですが、ヤングブラッズやグレイトフル・デッドにも通じる雑多+グッドタイム+繊細さ。ヴァイオリンやシンセの音色がそこに入るのが新鮮。ヒッピームーヴメントから生まれた音楽をバンドサウンドで突き詰めたていて気持ちいいです。.
City Streets.
The Story (been-in-the-world-too-long blues).
Away Back Home.完璧なまでのAORサウンド。男らしくてせつない歌声。ダイナミックな力量も素晴らしい。美メロがツボに入りっぱなし。胸が熱くなります。実はこの人、フランク・ザッパのバンドにも在籍したサックスマン。これがシンガーとしての唯一のアルバムで、マイケル・ロイドと本人の共同プロデュースです。マイケル・センベロ、スティーヴ・キプナー、バズ・フェイトンらが参加。83年制作ながら人間味のあるサウンドです。レア盤として本国でも価格上昇中!.
Bringing Out The Man In Me.
No Strings Attached.
Never Should Have Let You Go.Skyeレーベルでのガボール・ザボとの共演盤を経て、さらにコンテンポラリーなサウンドに挑んだアルバム。リチャード・ティー、チャック・レイニー、エリック・ゲイルなどNY組に加え、ピアノでダニー・ハサウェイも参加。レオン・ラッセル、ポール・マッカートニー(「Maybe I’m Amazed」!)、ニルソンなどの曲を採り上げています。ファンキーなナンバーにもびっくり。ひときわ目を惹くのは「More Today Than Yesterday」!.
More Today Than Yesterday.
I Wouldn't Have You Any Other Way.
Maybe I’m Amazed.ナット・キング・コールの愛娘がソウル/ディスコクイーンとしてデビューしたというニュースは音楽界をにぎわせました。快調なキャリアを歩みだした彼女のサードアルバム。彼女の魅力が明るく解き放たれています。「I’ve Got Love On My Mind」が全米5位の大ヒット。アルバムも最高8位まで上昇し、ソウル期の彼女の最大の成功作となりました。.
I’ve Got Love On My Mind.
Party Lights.
I Can’t Breakaway.ヘンリー・マンシーニの音楽家としての出世作となったTVシリーズ「Peter Gunn」の楽曲を、ウェストコーストのドラマー、シェリー・マンがリアレンジした傑作。ビッグバンド的なイメージの強いオリジナルスコアを解体し、セクステット編成にリアレンジ。ヴィクター・フェルドマンのヴァイブ&マリンバがいちいち効いてます! ちなみにシェリー・マンは生涯で3回「Peter Gunn」題材のアルバムをリリースしていますが、これが最初です。.
Peter Gunn.
Sorta Blue.
A Profound Gass.「天使のハンマー」の大ヒットで一躍ポップスターになったトリニ・ロペス。自身のルーツでもありラテンポップ路線での2作目です。ハンドクラップも快調な「Tengo Nada」が最高! クリス・モンテスと続けて聴いてくださいね。「Watch What Happens」のスペイン語ヴァージョンもゆったりゴージャス! アレンジはドン・コスタ。.
Tengo Nada.
Watch What Happens.
Spanish Harlem.ドン・ニックス(白人SSW)ジェニー・グリーン(女性スワンプシンガー)ファリー・ルイス(黒人の老ブルースマン)という興味深いメンバーのライヴ音源。南部の音楽をイキイキと繰り広げます。ブルース〜ゴスペル〜スワンプのゴッタ煮。プロデューサーでもあるドン・ニックスによるライ・クーダー的な実験精神の発露とも言えます。体の奥の奥から熱くなります。2LP。.
Asphalt Outlaw Herd.
A Chicken Ain't Nothing But A Bird.
Will The Circle Be Unbroken.Arista移籍第二弾。ダン・ハートマンのプロデュースです。すでに完成していた彼らのサウンドを80年代テイストにいかに溶け込ませるかが命題だったのでしょう。当時大成功していたホール&オーツあたりを意識したからっとしたリズムを強調しつつファンク感は失わず。ヒットシングルが出ていないので注目されにくいですが、ぜひ今こそ聴いてみてほしいです。なお、US盤はUK盤とはまったく違うジャケです。.
You’re My Number One.
I Believe.
Isn’t It Strange.ファースト・アルバム「Love Will Keep Us Together」のスペイン語盤! 全曲スペイン語です。ダリル・ドラゴンとトニー・テニール夫妻。二人はビーチ・ボーイズのツアーに参加後にグループを結成、発表した自主制作盤が話題を呼んでA&Mと契約。表題曲「愛ある限り」がヒットして一躍スターダムに。これがファーストです。しかし、言葉が違うと、響き方もなんか違って聴こえますね。.
愛ある限り.
Lo Sabe Dios.
Como Yo Quiero.卓越したテクニックと豊かなフィーリングを持ちながらも裏方としての活動が多く、フロントマンとして陽の当たる機会の少なかった職人ギタリストふたり。ふたりだけの親密な時間を与えて、存分にギターで反応しあってもらったアルバムです。メロディを弾いてもよし、バッキングに回ってもよし。途切れることのないジャズ時間に酔いしれます。.
My Favorite Things.
Fly Me To The Moon.
Lester Leaps In.マンハッタン・トランスファーの女性シンガー、ジャニス・シーゲルのファーストソロ。ポップなA面、ジャズなB面に分かれていますが、そのB面がすごい! 怒濤のジャイヴ&スイング、そしてヴォーカリーズ! 完璧なリメイクを狙った「How High The Moon」にはレス・ポール(彼がメリー・フォード以外の女性と録音したケースは稀)、「Don’t Get Started」と「Jackie」にはジョン・ヘンドリックスが参加。彼女にとっては夢の共演が続きます!.
How High The Moon.
Don’t Get Scared.
Jackie.1970年6月21日、NY近郊での交通事故で危うく命を落としかけたカリプソニアン、ロード・ネルソン。2年間のブランクを経た彼が制作した陽気な復活作。マイティ・スパロウ直径のシャープさとタフネス、やわらかさを兼ね備えた歌心。なにより全曲が彼のオリジナルという作曲能力にも見るべきものがあります! 気持ちいいNY産カリプソ!.
Vero.
My Son.
Mrs. Big Stuff.ヴォーカルの女性キット・ヘインと、キーボードのジュリアン・マーシャルによるユニット。頭脳的で複雑系のポップス。作品はすべて二人によって書かれていて、だからユニット名がこうなります。フュージョンぽいサウンドからメロウでスウィートな作品まで、よく錬られたサウンドですね。イギリス産AORらしい、エッジの効いたタイトなサウンドが魅力的です。英盤アルバムタイトルは、「Free Ride」。.
Take My Number.
Different Point.
Free Ride.