北欧アイスランド出身のキーボートプレイヤーとして当時は知る人ぞ知る存在でしたが、今では北欧AORの大傑作「Jack Magnet」(1981年)の人としてよくご存知のはず。あちらは歌もの作品でしたが、アメリカでのデビューはフュージョンインスト路線になりました。トム・スコット、アーニー・ワッツ、ビル・チャンプリン(コーラス)といった顔ぶれで演奏は充実ですし、メロウなフレイヴァーは変わらずなのです。.
Special Treatment.
Burlesque In Barcelona.
Porky.「Elusive Butterfly」の素晴らしいアレンジ「いそしぎ」の若々しさ。彼をポップシーンに大きくブレイクさせた「Lightnin' Strikes」と同じ年、同じプロダクションで制作されたアルバム。つまりプロデュースはチャーリー・カレロですし、バックコーラスも前作同様エンジェルズ。カヴァーだけでなく自作曲も充実。最高です! 脚光を浴びていないアルバムですが、内容は充実です。.
Painter.
Elusive Butterfly.
Rhapsody In The Rain.1970年のアメリカ映画「要塞」からのサントラ曲は、当時日本でシングル盤がリリースされたのみで世界的なリリースは無し。後年に実態不明のレーベルからマニア向けにアンオフィシャルな復刻(A面のみで、B面は他のモリコーネのレアな映画テーマ曲収録)が二回行われました。非正規盤ながら、それでも聴ける機会がなかったということで、こちらのアナログもいまだに珍重されています。.
Main Title.
Della Notte / End Title.
Una Storia Finita.70年代Warner Bros.のサンプラー2LPの中にはいくつも注目すべきリリースがあります。74年の本作はジャケは不気味ですが中身は充実の時期です。注目はヴァン・ダイク・パークスがMGMでシングル発売した「Come To The Sunhine」(67年)をあらためて本人による別ミックスで収録していること! 人気のブロウニング・ブライアントなど充実の内容! バーバンク・ファン必携です。.
Come To The Sunhine.
This Is My Day.
Tattler.10代からレコーディングキャリアに入り、アイドル的なシンガーでありつつソングライターとしても頭角をあらわしてゆく彼女。ブレイク前のこのシングルでも、すでにしっかり彼女らしい健気さが現れています。B面は、がらっと変わってチャキチャキなガールポップで、アルバム未収録。レア!.
You Won’t Forget Me.
I Don’t Think So Much Of Myself Now.イタリア映画「野生の眼」のサウンドトラック。アメリカ公開用に英語の主題歌「Two Lovers」が付け加えられているのですが、それがじつに良質のソフトポップで(作曲はジャンニ・マルケッティですが、この曲のみアレンジはマーティ・マニング)。他のインスト・スコアも、じつに洗練されたラウンジ・テイスト&エキゾ・フレイヴァー。.
Two Lovers.
The Letter.
Night In Saigon.チャールズ・ウォリネン、シュテファン・ヴォルペ、ユーディ・ワイナー、ジョージ・パールという、いずれも1974年当時の気鋭現代作曲家たちのピアノ曲をとりあげたアルバムです。チャールズ・ウォリネンの「Sonata, 1969」はA面全体を使っての演奏。予見できない展開や即興性などもとりいれつつ、あくまで静謐な演奏で、現代の夏にはぴったりかもしれません。.
Sonata, 1969.
Form And Form IV: Broken Sequences.
Toccata.スラム・スチュワートとコンビ解消後の相棒にベーシストのバム・ブラウン(彼もやっぱりスキャットが得意)との録音を集めた英Hep編集盤。Hepはジャイヴ/R&Bファンのツボを突いたナイスな仕事で知られています。本作は45〜46年の放送録音などを集めたもの。スキャット怪人レオ・ワトソンやハリー・ヒップスター・ギブソンも登場するゴキゲン盤。.
Voutoreene.
Avocado Seed Soup Symphony Pt 2.
Yep Roc Heresay.東海岸R&Bの名門Sueに一枚限りのアルバム「I Can’t Stand It」を残す豪快なソウル・シスターズ。まさに名は体を表すタイプの痛快ソウルです。前半、ゴスペルのプリーチのようにたっぷりとタメを作ってからの盛り上がりが最高!.
Loop De Loop.
Long Gone.シャカシャカときらびやかに響くマラカスの調べに誘われて、豪華絢爛な「Tico Tico」からスタート。メレンゲ、チャ・チャ、マンボ、サンバと容赦のないラテンリズムの饗宴です。パーカッション群に負けないブラス隊の迫力も最高です。ウィリー・ロドリゲスはこの時代のラテンジャズに欠かせない逸材のひとりでした。ステレオ!.
Tico Tico.
Mambo Loco.
Take It Easy.50年代から活動している割にアルバムの数は少なく、しかし、いずれもその時代ごとの空気を読んだ傑作というジャッキー・パリス。円熟期となる本作では、アップテンポなピアノトリオをバックに疾走する「Summer Soft」(スティーヴィー・ワンダーのあの名曲!)が素晴らしい!.
Summer Soft.
What I See In You.
I Have Dreamed.大ヒット曲という以上にジェームス・テイラーの生き方そのものを表しているドラマチックな重要曲。全米3位まで上昇。きわめて控えめなプレイながら、この曲でのラス・カンケルのドラミングは高く評価されています。.
Fire And Rain.
Anywhere Like Heaven.どことなく懐かしいドゥーワップな香りのイントロからバブルガムな展開になるのがぐっときます。スクールハウスな気分が全米にアピールしてワンヒットワンダーに。いい曲です。B面は「君の地元バンドを応援しよう!」メッセージソング!.
Take Your Love (And Shove It) .
Support Your Local Bands.父ジョン・ヘンドリックスから受け継いだ天性で、80年代にソロデビューを果たした彼女。すでに父のレコーディングやライブをサポートしてきた実績は十分で、ここでも抜群のフレージング&スキャットを披露します。キャロル・キング「I Feel The Earth Move」のカヴァーがクール! 「Old Devil Moon」にはスタン・ゲッツが客演してます。.
I Feel The Earth Move.
Old Devil Moon.
O Pato.J.R.ベイリーがプロデュースに参加という要素だけでなく、70年代から一貫してソウルファンに人気の高いCapitol盤からのシングルカット。晴れやかなダンスビートのA面、スウィーーートなB面(こちらのアレンジはポール・グリフィン)、ともに彼らの魅力をよく表しています。.
How Could We Let The Love Get Away.
Three Steps From True Love.トムといえば「よくあることさ」と「思い出のグリーングラス」。後者は日本でも人気で洋楽カラオケには必ずと言っていいほどに収録されてますね。同時期に発売されたアメリカ盤とは選曲がかなり違うオーストラリア盤(ジャケットもオリジナルのイギリス盤の選曲に準拠しています)。ポップさよりも男の色気を意識した渋くてかっこいい内容です。タイトル曲もこの流れで聴くと、イギリスの田園の景色が目に浮かびます。.
He’ll Have To Go.
Green, Green Grass Of Home.
Detroit City.「Sukiyaki」ならぬ「Ueo Muite」とクレジットされた「上を向いて歩こう」のエキゾチックな雰囲気をご堪能下さい。うるわしい奥様のクウレイと一緒にカウアイ島のカウアイ・サーフ・ホテルでポリネシアン・ショーを開催していたヴィック・プヌア。息の合うレギュラーメンバーたちと、おそらくショーの物販用に制作されたアルバムでしょう。「Sukiyaki」ならぬ「Ueo Muite」とクレジットされた「上を向いて歩こう」のエキゾチックな雰囲気をご堪能下さい。.
Beautiful Kauai.
Ueo Muite (Sukiyaki).
Little Grass Shach.スキャフォルドがヒットさせた「Thank U Very Much」をもうちょっとブリティッシュビート風に寄せてカヴァーしたシングルです。奇しくもビートルズのレーベルと同じ名前だったせいか、これ1枚でキャリアを終えたグループでした。B面なんてナイスなソフトポップなのに。.
Thank U Very Much.
Your Heart Is Free Just Like The Wind.元ポインター・シスターズ。ソロキャリアを求めてモータウンと契約しての2作目です。1曲を除いてすべてモータウンクラシックを軽やかにリアレンジ。春っぽいディスコタッチ主体で名曲をよみがえらせた快作です。原曲のイメージが強くても工夫を利かせたアイデアで。.
I Can’t Help Myself.
Jimmy Mack.
When The Lovelight Starts Shining Through His Eyes.クールジャズ派のトロンボーンプレイヤー。サイドマンとしての活動が中心で、リーダー作は多くありませんが、リリカルでふくよかな音色は確実に耳に残ります。ハンク・ジョーンズ、バリー・ガルブレイス、オシー・ジョンソンらNYの実力派とのレコーディング。1955年のオリジナルリリースでは「Let's Dig Bert」というタイトルでしたが、クールジャズ的なサウンドの様相をとらえ、この再発ではタイトルもアートワークも改められています。まさにクール。.
I'm Through With Love.
Blue Beetle...Original.
Cool School Days.コメディエンヌ、ルース・ウォリスは1940年代末のアメリカに登場し、完成度の高い自作コミックソングで大人気に。ついに自身のレーベルを立ち上げ、傑作を発表している才人なのです。ジャジーでギャグも(下ネタも)効いてて曲もいい。相棒ジミー・キャロルのシンプルでジャジーなアレンジで歌う彼女のハイセンス小唄。是非ご賞味を!.
He Wants A Little Pizza.
Bring The Boys To The House.
He’d Rather Be A Girl.国も人種も違うジャズ・ヴァイオリニスト4人が勢揃い! ぎろっと黒いグルーヴをたたえた音色が大変魅力的なスタッフ・スミスをリーダーに、大御所ステファン・グラッペリ、デンマーク出身のスヴェンド・アスムッセン、当時20代半ばのジャン・リュック・ポンティという興味深い顔ぶれ。バックを担当するのはケニー・ドリュー、ニルス・ヘニング・オルステッド・ペデルセンらのピアノトリオ。ヨーロッパでのライヴ・レコーディングで、メンバー同士のやりとりも生々しく感じ取れます。.
Summit Soul.
It Don’t Mean A Thing.
Pennies From Heaven.ニュージャージー州で活動したと思しき青年ピアニスト。自主制作でリリースした生涯唯一のアルバムです。当時27歳で音楽が大好き。これからキャリアを築いていこうとしてる様子が裏ジャケの解説からはうかがえます。リズム隊のメンバーは不明。しかりリリカルなプレイと音色には魅力を感じます。叶わなかった夢とわかっていてもここには青春の香りがありますね。完全マイナー盤。レア!.
The Boy Next Door.
Green Dolphin Street.
My Reverie.1965年全米4位に大ヒット曲! もともとは63年にアヴァンティスというグループがマイナー・ヒットさせた曲でしたが、それをメンフィスの若い白人R&Bグループだった彼らがカヴァー。全国区の名曲に仕立てることに成功しました。いたいけなカクカクビートがかっこいい!.
Keep On Dancing.
Make Up Your Mind.50年代に残した2枚のアルバムがジャズヴォーカルファンの聖典と呼べるほどの内容かつ超コレクターズアイテム。それから約30年を経ての復帰作です。ルー・レヴィ、モンティ・バドウィグのふたりがサポートでドラムレス。それゆえの親密さが生まれているという面もありますが、年齢を重ねて味わい深くなった彼女の歌がやはりいいですね。このJacquelineというレーベル、カタログはこれ1枚きりで、彼女の復帰のために用意されただけなのかもしれません。.
Along With Me.
Everything I Love.
Let’s Be Buddies.Odeレーベルでのラスト・アルバム。慣れ親しんだセクションのメンバーに再び演奏をまかせ、ジェームス・テイラーを筆頭に、デヴィッド・クロスビー、グラハム・ナッシュ、J・D・サウザーらをゲストに迎えています。「Only Love Is Real」など「Tapestory」「Music」の頃のムードに戻ったような佳曲が多いですね。隠れた名作だと思います。.
Only Love Is Real.
I’d Like To Know You Better.
Daughter Of Light.クリード・テイラーのプロデュースするサウンドには、いつもハッとさせられるところがあります。本作の主役はこの美女。「Why, Baby Why」「Out of This World」などで、軽快なスウィング感にスリリングな小技(ウッドベースの音やハイハットの使い方など)をしのびこませ、それにクールに応える彼女との相性が白眉! アレンジはボブ・“ケニヨン”・ホプキンス。見事!.
Just Once Around The Clock.
Speed Of Light.
Do It Again.プロデューサーがソニー・レスターであるということ以外、いっさいの参加メンバーが伏せられた謎のソウル・ジャズ・アルバム。しかし、その内容のレベルの高さから、非常に人気のある一枚です。シカゴでリチャード・エヴァンスが率いたソウルフル・ストリングスの亜流というか便乗ものなんでしょうけど、これは驚きます。音圧、音質ともに最高! “A Horn”という名義でトランペットを吹いているのが誰なのか、とても気になります。.
The Look Of Love.
Do You Know The Way To San Jose.
Grazing In The Grass.女流ハープ奏者ヴァーリー・ミルズとビリー・メイ・ビッグバンドの共演作。ラフマニノフのメロディで強烈にスイングする「C# Minor Beat」や、レイモンド・スコットの「In An 18th Century Drawning Room」みたいな茶目っ気たっぷりのオモチャ箱ソングがあったり、馴染み深いスタンダードがあったり、なんとも楽しい仕上がりです。なによりビッグバンドとハープの音量で共存できるのは録音芸術ですね!.
C# Minor Beat.
In An 18th Century Drawning Room.
In A Sentimental Mood.1930年代からビング・クロスビーやベニー・グッドマンの裏方として活動する傍ら、独自の美意識に基づくシンプルかつストレンジな作品をポツリポツリと発表している才人ピアニスト。このAtlantic盤も強力です。カヴァーに交えた自作の放つ不思議な浮游感は未来的。自ら歌う多重録音コーラスの「Ridin’ Thru The Rye」にビックリ仰天。独創的なジャケットデザインははバート・ゴールドブラット。.
Ridin’ Thru The Rye.
Big Ben Bounce.
Bolero.