【曲目】Laura / My Blue Heaven / The Man I Love / Taking A Chance On Love / Imagination / Aye, Aye, Aye // Harpo Woogie / All The Things You Are / Sweet Sue / Solitude / In A Sentimental Mood / I Got Rhythm
イギリスのTVタレント・ガール。まだ十代半ばでこの歌唱力! この後に70年代にトニー・ハッチのプロデュースで好ポップ盤を残します。ミュージカル・タッチでスイングする「Johnny One Note」グルーヴィーな「My Favorite Things」アコースティックな導入部からしっとりとワルツに展開する「What The World Needs Now Is Love」ハッチとの初顔合わせ「Have Another Dream On Me」あたりで、ポップス・ファンも興奮です。.
収録曲・データ
【曲目】Johnny One Note / Wild And Wonderful Me / My Favorite Things / Where Is Love? / Whistle A Tune / Who Will Buy? // Be A Clown / What The World Needs Now Is Love / When I Fall In love / Have Another Dream On me /A Very Special person
それまでイギリスでのヒットはあったものの本国アメリカで成功できていなかった彼ら。このアルバムでアメリカでも(日本でもCMで)ブレイクしました。バブリーな香りもあるゴージャス・ポップの連発ですが、サヴァンナ・バンドの中核だった実兄ストーニー・ブラウダー・ジュニアが曲作りに参加。すごくいい曲を提供してます。コリー・デイ、ダリル・ホールも顔だしてます。ジミー・ソウル「If You Wanna Be Happy」カヴァーも最高!.
収録曲・データ
【曲目】The Lifeboat Party / Underachiever / If You Wanna Be Happy / Distractions / Survivors / Call Me The Entertainer // There's Something Wrong In Paradise / It's A Wonderful Life / Bongo Eddie's Lament / Broadway Rhythm / Back In The Field Again / The Seven Year Itch
Columbia 2 eyes 360°レーベル(白字、矢印あり。1965〜70年にかけて使用されたデザインです。オリジナル・リリースは1959年)。裏ジャケに薄い茶シミあり。他は良好です。
50年代のアメリカ音楽の最大の利点である多幸感!
初期のレイ・コニフ・シンガーズは、まだユニゾンコーラス主体ですが、50年代のアメリカ音楽の最大の利点である多幸感ときめこまやかな録音により、素晴らしく輝いています。ハンドクラップが効いてる「Deep In The Heart Of Texas」が素敵。日曜日の遊園地に遊びにきたような、ウキウキする感覚が全体を貫いています。.
収録曲・データ
【曲目】It’s The Talk Of The Town / You’re An Old Smoothie / Buttons And Bows / Let’s Put A Long, Long Time / Zip-A-Dee-Doo-Dah // Deep In The Heart Of Texas / Love Is The Sweetest Thing / They Say It’s Wonderful / Hands Across The Table / My Heart Cries For You / Rosalie
UKブルー・アイド・ソウル・シンガー、ジェス・ローデンのセカンドにして傑作。伊達男な感じがアルバム全体に漂うメロウAORなアルバムです。幕開けの「Misty Roses」極上カヴァーの美しさ。ホーンが心地良い「In Me Tonight」の洒脱なグルーヴ・チューンにも昇天必至。一時の人気も落ち着いた今、改めて聴くとさらに楽しめるようになりましたね。.
ジャック・ゴールドが関わった70年代のレイ・コニフ作品はソフトロック・ファン、ポップス・ファンなら、まずハズレ無しだという印象です。「Alone Again」「Day By Day」(ミュージカル「Godspell」の方)など、爽快感あふれるコーラスと丁寧なアレンジに不満のあろうはずがありません。珍しく流行から外れて選曲されたデイヴ・クラーク・ファイヴの「Because」も素敵ですよ。.
収録曲・データ
【曲目】Alone Again (Naturally) / Song Sung Blue / Where is The Love / The Happiest Girl In The Whole U.S.A. / The Candy Man / Because // Daddy Don’t You Walk So Fast / Day By Day / Run To Me / Too Young / Brandy
初期ライノの殿堂。カタログ番号No.2(No.1はWild Man Fischer)。笑えて泣ける、この素晴らしいコンピの下には、彼ら変態たち…いや、愛すべき彼らの偉業が埋まっているのです。カズー・オーケストラ、バーンズ&バーンズ、「Walk On The Wild Side」やアメリカ国歌の替え歌などを収録した不謹慎極まりない内容! ステキっ!.
【曲目】The Folks Who Live On The Hill / If I Should Lose You / Starlight Souvenirs / What Is There To Say / Black Satin // You Don't Know What Love Is / Nothing Ever Changes My Love For You / One Morning In May / Moon Song / Medley:As Long As I Live〜Let's Live Again
“Music From Jamaica”といってもスカやレゲエをやっているわけではありません。50年代の大ヒットミュージカル「Jamaica」からの楽曲をジャズ化した1枚。とはいえ舞台はカリブ海ですから楽曲にはおのずと南洋テイストが香ります。A・K・サリムの独創的なアレンジ、サヒブ・シハブ、ジェローム・リチャードソン、レス・スパン・ジュニアら才人たちが参加したアンサンブルには、エキゾジャズ的な瞬間も。.
またの名をデヴィッド・セヴィル。チップマンクス産みの親の彼の、本名で出した唯一のソロ(プロモーションのみでもう一枚幻のアルバムが存在しますが)。50年代後半からのシングル曲を中心に、まさに“混乱した世界”を創り出したガジェット・ポップ感覚に満ちた傑作です。彼の出世作「Come On-A My House」はモッドな新ヴァージョンで収録。踊れる4ビート版「黒い瞳」やキャッチーな人気曲「Gotta Get To Your House」など、どこを切ってもかわいらしさ満点。.
収録曲・データ
【曲目】Gotta Get To Your House / Russian Roulette (Dark Eyes) / The Prom / Navel Maneuver / Yeah, Yeah / Armen’s Theme // Lucy, Lucy / Maria From Madrid / Scallywags And Sinners / Bagdad Express / Freddy, Freddy / Come On-A My House
前作に続きデイヴ・グルーシンのプロデュース。AOR〜フュージョンとブラコンをつなぐ存在として評価された彼女。アッパーなファンク「People Make The World Go 'Round」など、このアルバムではぐっとブラコンに接近し始めた感じです。それでも、タイトル曲をはじめ、エレピの浮遊感が印象的なメロウチューンは相変わらずの良さ。アップも良いですが、しっとりとしたミディアム・テンポの楽曲が絶品なのです。.
収録曲・データ
【曲目】I Try / People Make The World Go Round / Angel Of The Night / Rainbow Child (Little Pas) // What I Wouldn't Do (For The Love Of You) / The Feelin's Love / Love To Last / The Voyage
Music Minus Oneは特定の楽器をレコードに合わせて練習するために制作されるのですが、何とそこにボブ・ドロウがいました。本作はカルテット+1(ギター)で、サックス奏者の練習に使われる仕様。ミュージカル「Oliver!」の曲を、気持ちよく演奏出来るように洒落たアレンジが施されています。クラーク・テリー、タイリー・グレン、ベン・タッカーなどメンツの豪華さや、内容の良さで、教則レコードとして眠らせるには惜しい逸品。.
収録曲・データ
【曲目】 Food, Glorious Food / Oliver! / Boy For Sale / Where Is Love? / As Long As He Needs Me / Consider Yourself // Who Will Buy? / I’d Do Anything / Pick A Pocket Or Two / It’s A Fine Life / Oom - Pah - Pah! / Who Will Buy?
「Friends In Love」が一時AORファンの間ですごく人気でしたが、だったらこちらもぜひ。デヴィッド・フォスターを筆頭に、クリス・クリスチャン、ロビー・パットン、ブルース・ロバーツ、デヴィッド・ラスリーら西海岸AORシーンを代表するライター陣が佳曲を提供しています。ディオンヌのAORはどれもよいです。なんといっても、あの「It’s The Falling In Love」のディオンヌ版!.
前作「Rainbow Funk」に続き、ジョニー・ブリストルのプロデュース。全11曲中9曲にまで作曲に絡む徹底ぶりで、彼のメロウなマジックが全篇に横溢しています。「Bristol’s Way」なんてタイトルの曲も、メロウでグルーヴィーで非常にいいのですよ。ブリストル以外の選曲も「Never Can Say Goodbye」だったりして、最高なのです。.
作曲家ヘフティとしての個性を抑えて、バンドリーダーとしてリリースしたいわば初ソロ作。アメリカの伝承曲や戦前のポピュラーソングを管弦やストリングスとコーラスを交えてモダンに再構築しています。「Danny Boy」や「Comin' Through The Rye」など自分のルーツを抱きしめるかのような情感あふれる選曲に、思わず泣きそうになる場面も。音楽家としての洒落心はもちろん存分に。.
1970年公開のクライムアクション映画「Zigzag」のサウンドトラック。オリヴァー・ネルソンが手掛けたグルーヴィーなジャズスコアも素晴らしいですが、ライチャス・ブラザーズのボビー・ハットフィールド、ロイ・オービソンというふたりの渋い声がフィーチャリングされた楽曲があるというのもポイント。ボビーが歌う「All You Did Was Smile 」は珠玉の名曲!.
収録曲・データ
【曲目】 All You Did Was Smile / Main Title From “Zigzag” / Guilty, Your Honor / It Was You, It Was You / Love Theme ( Bossa ) / Earphones // Zigzag / The Other Car / Variation Of Themes / I Call Your Name / End Title
70年代 Blue Noteで注目を集めたロニー・ロウズ。ヒューバート・ロウズを筆頭とした音楽家族ローズ家の出身。メロウなディスコファンクへの接近もいとわず、決してダサくならない絶妙なセンスの良盤を多くリリースしています。このアルバムも1曲目の高速ディスコフュージョン「Young Child」から最高! タイトル曲など妹エロイーズ・ロウズも参加した歌ものもよいです。.
ソウルフルでありながら、同時に知的なムードも。テリ・ソーントンの歌声は印象に深く残ります。残した作品がそれほど多く無く、そんなところもかえって胸を掻き立てます。タイトル曲「Somewhere In The Night」は米のTVサスペンス「Naked City」のテーマ曲に歌詞を付けたものだそう。「Quizas, Quizas, Quizas」は、小股が切れ上がった感じで料理。ラリー・ウィルコックスのアレンジの意図を彼女が汲み取っているのがよくわかります。.
収録曲・データ
【曲目】Somewhere In The Night / I've Got Your Number / There's A Boat Dat's Leavin' Soon For New York / Lonely One / You've Got To Have Heart / Stormy Weather / I Believe In You // Mood Indigo / Quizas, Quizas, Quizas / I've Got The World On A String / Clap Yo' Hands / Serenade In Blue