ホノルルのラジオ局KIKIが主催したオーディション・プロジェクトの候補曲集です。ハワイ音楽にモダンな新風を吹かせた「Home Grown」よりは見かけない一枚。ジャンルの幅は多彩で、トラディショナルからコンテンポラリーまでスタイルはさまざまですが、素朴ながら宝物のような曲が眠ってます。シェリー・ココ・サムソン「Story Of Love」の歌声には惚れました。.
Story Of Love.
Out Here On My Own.
Tumbleland.レイドバックしたグッドタイムミュージックを70年代の西海岸に響かせたデュオ。デビューはA&Mでしたが、土臭さとアコースティックサウンド、人間味のあるハーモニーがうまく合致して、ヒット曲が生まれたのはこのセカンドから。「One Toke Over The Line(人生の道)」は日本でも親しまれたそうです。こういう優しい音はアナログで聴きたいものです。.
One Toke Over The Line.
Can’t Go Home.
Ruby On The Morning.A面ではギター四重奏団で「Davenport Blues」「In A Mist」などを早世した天才ビックス・バイダーベックの楽曲をビル・チャールズによるギターアレンジで演奏。レパートリーの選択センスがライ・クーダー「Jazz」に非常に近い。というより、あのコンセプトをジャズ・サイドから先取りしていた1枚かも。B面は戦前スイングの流れを汲む人気の高いギタリスト、カール・クレスとディック・マクダナフの作品を、娘のメアリー・ピザレリとデュオでやっています。これもまた素晴らしいです!.
In A Mist.
Davenport Blues.
Stage Fright.セカンド・アルバムからのシングル・カット。爽快感あふれるグルーヴィーな名曲です。「雨に消えた初恋」もいいけれど、90年代以降のソフトロック体験組には、やはりこの曲でしょう。アルバムよりパンチのある7インチの音質でぜひ! .
We Can Fly.
A Time For Rememberance.カナダ国境近く、11月から翌年3月までは雪に埋もれる極寒の街のフォーキーSSW。少年時代の光景を懐かしく描く作品から幕を開け、飾り気の無い素朴で温かい歌声を響かせます。かつてはグレッグ・ブラウンと二人で活動していた彼。誠実さの中に軽いユーモアが見え隠れしていて、とても親しげな気分になります。ミネアポリスの風土に似合うのはこういう音楽とコーヒー。それともウィスキー?.
Hacklebarey.
She’s My School.
Mother Lode.NYのギタリスト/SSWのファーストアルバム。ジャズロック/ブルースなバンドインストや、ジャジーなSSWナンバーA-2「Life In Botanical Garden (Oh Yes)」みたいな曲が共存するとっちらかった音楽性は、混沌の街NYならではの真の意味でのシティ・ポップなのかも。キーボードでNRBQのテリー・アダムス参加! オリジナルは顔のアップ写真を使ったカラージャケですが、なぜかこの変更後のジャケットでしか見つからないのです。.
Sour Flower.
Life In Botanical Gardens (Oh Yes).
Brother People.カリプソ・アルバムは数あれど、これは極めつけのユニークさ。なおかつ完成度も素晴らしく高いヒップなレコード。女性がリーダーというだけでも珍しいのに、スティール・バンドも出て来て、男性コーラスがジャイヴ的なハーモニーや合いの手を入れ、しかも人気の高い「I Want You To Be My Baby」を英語とフランス語混ぜこぜでカヴァーして。なによりイーニド嬢の声のいいこと! .
I Want You To Be My Baby.
Tinga-Layo.
Cheek To Cheek.ディズニーの歌のお姉さん。伸びやかな声で数々の名曲を世界に広めた功績は大です。このアルバム、両面で17曲のスタンダードを歌っているのですが、なんと曲間のミゾがありません。それもそのはず、片面ずつ彼女がすべてメドレーにして歌いきっているのです。しかも同じ単語で曲をつないだり、仕掛けが絶妙。この時代の歌のたおやかさを愛してやまない方へ。.
Cocktail For Two.
Exactly Like You.
From This Moment On.現在もキーボード奏者として裏方で活躍するUKのブルーアイドソウルSSW唯一のソロ。ここに収録されたドゥーワップライクなモダンポップの名曲にしてヒット曲「Eighteen With A Bullet(憧れのヒットチャート)」は、もともとコリン・ブランストーンが歌う予定だったとか。ファルセットを活かしたグッドタイムでメロウなナンバーの目白押し!.
Eighteen With A Bullet.
Number One Priority.
Please.ミシガン州でひっそりと活動していた、ものすごく繊細なクリスチャン系シンガー・ソングライター。ふとしたはずみで消えてしまいそうなかけがえのない美しさを備えたメロディと、簡潔なバッキングとコーラスが織りなす世界観は他には替えがたいもの。ニール・ヤング「After The Gold Rush」の「Tell Me Why」の世界観がずっと続くような感じなんです。本当です。.
To Nancy.
Song.
All Been Ready.Epicでの充実した3作を経て、Private Stockに移籍しての唯一のアルバム。彼に「Escape」の大ヒットなどで本格的な成功が訪れるのは次作以降のため、やや評価されにくい位置づけにある作品ですが、サウンドや世界観の完熟を前にした作品となっています。最高にアーバンなメロウディスコ「So Beautiful It Hurts」をぜひ!.
Less Is More.
So Beautiful It Hurts.
Town Square & Old School.20世紀アメリカを代表するポピュラー作曲家リロイ・アンダーソンの楽曲をギターの弦をつまむように弾く特殊なピッキングで演奏しているのが本作。なんてありそうで無い音楽なんでしょうか! 「Typewriter」で死にました〜。レイモンド・スコットのファンも卒倒ですね。Golden Crestレーベルって奥が深すぎます。まだまだ謎盤がどれほど眠っているのか? .
The Typewriter.
Plink Plank Plunk.
Sleigh Ride.NRBQ初代ギタリストであった故スティーヴ・ファーガソンが、脱退後10数年を経てついに自主制作したファーストアルバム! 彼の地元ケンタッキー州ルイヴィル周辺でひっそりと販売されたる激レアアルバムです。もちろん、音の方はNRBQの伝統をしっかり踏まえたロッキンでグッドタイムで、ときにジャジーな大傑作! 完全な自主制作盤につき、ほとんどお目にかかれません! 是非!.
Outer Space Boogie.
She Loves Me, She Loves Me Not.
Sweet Laurice.A面は「他人のうわさなんか気にしない」B面は「女の子にはわかるもの」。両面とも恋する女心が込められた良タイトルですね。「Iko Iko」でおなじみニューオリンズの娘たちを、ジェフ・バリー&エリー・グリニッチがエスコートした、ほんわかポップシングル。B面はフィル・スペクターも共作でクレジットされていて、Phillesでのジェフ&バリーのボツ曲かも。.
People Say.
Girls Can Tell.ジャンゴ・ラインハルトの歩みを年代順に追うシリーズ。1949〜50年と言う事は、だいぶ晩年に近づいています。 A面は相棒ステファン・グラッペリを含むメンバーでの録音です。B面は別編成のホットクラブ・オブ・フランス名義でのセッション。ジャンゴが珍しくエレキを弾いています。「Boggie-Woogie」など新鮮な響き。.
Stormy Weather.
Micro.
Boggie-Woogie.60年代アメリカを象徴するヤングポップス番組「フラバルー・ショー」との連動企画で生まれたビッグバンド&コーラスアルバム! 当時の番組のはじけた雰囲気を伝えるナイスなアレンジはピーター・マッツ。ジョージー・フェイムでもおなじみ「Yeh Yeh」のカヴァーは超かっこいいし、「I’m Telling You Now」のボッサアレンジも意表を突いてて最高です!.
Hullabaloo Theme.
Yeh,Yeh.
I’m Telling You Now.83年の「Good Girl」が「サバービア2000」に取り上げられ、新しいリスナーからも注目を浴びた女性ジャズシンガー。実は彼女はチャーリー・パーカーの娘で、フィル・ウッズの親戚! 本作でもマル・ウォルドロン(p)エド・シグペン(ds)アイズラ・エッキンジャー(b)を迎えて、クールな色気のある歌声を聞かせます。ジャズボッサ「Singing Dancing (On My Way)」をぜひ!.
Singing Dancing (On My Way).
Born To Be Blue.
Devil May Care.玄人筋に受けるチカーノロックバンドとしてのロス・ロボスの運命を永遠に変えたといってもいい大ヒット。リッチー・ヴァレンスの伝記映画のタイトル曲として、ヴァレンスの大ヒットをカヴァー。その演奏とフィーリングがオリジナルに負けず劣らず素晴らしくて!(終盤のアレンジもびっくり!) 彼らのサウンドメイクにとって重要な存在となるミッチェル・フルームのプロデュース。.
La Bamba.
Charlena.これぞブルーアイドノーザンソウル! ローラ・ニーロのこの曲のカヴァーはフィフス・ディメンションのものが有名ですが、イーストコーストのブルーアイドソウルグループによるこのヴァージョンも、かなりの迫力。ローラに縁が深いけれど、この曲は手掛けていなかったチャーリー・カレロがアレンジを担当というあたり、ファン心理もくすぐります。.
Save The Country.
So Much Love Waiting.70年代のセダカは非常に充実していて、駄作無しと言ってしまいます。このアルバムももちろん最高。ニューヨーク風の洒落たソングライティングが冴えまくっています。フィル・コディと組んだ作品「Alone At Last」は傑作ボッサですし、「Hot And Sultry Night」はグルーヴィーなAORサンバ! 都市に根付いた心温まるポップスをどうぞ。ジョージ・マーティンのプロデュース。未配信アルバム。.
A Song.
Alone At Last.
Hot And Sultry Nights.映画「真夜中のカーボーイ」のために書かれ、コンペに負けて結局作者のニルソンが他人(フレッド・ニール)の曲である「うわさの男」を歌うことになった、その(愛すべき)落選曲です。ニルソン自身も「Harry」で歌っていますが、こんなハツラツとしたソフトロックカヴァーがあったとは知りませんでした! B面もストレートなカヴァーながら、時代を反映したグルーヴ感がナイス! 彼らはのちのハドソン・ブラザーズ!.
I Guess The Lord Must Be In New York City.
Do Wah Diddy.「世界残酷物語」から続く一連のイタリア産実録映画のひとつで、邦題は「地球のうぶ毛」! 無数のロケーションで撮影されたシークエンスをつなぎあわせた映画なので、サントラも短いトラックがいっぱい! レイモンド・スコット風の「Cartoonist」、ラウンジボッサ「Alla Mozart」をはじめ、数十秒〜2分程度のエキゾ/ラウンジ楽曲が目白押し! しかし「地球のうぶ毛」かー! 昔の人のセンスはすごい!.
Cartoonist.
Alla Mozart.
Music Car.キング・ハーヴェストの「Dancing In The Moonlight」とかと並ぶ70年代ブルーアイドソウルの名曲として名高い「How Long」収録のアルバム。ほとんどの曲を書いたポール・キャラックの資質が全開で、あらためてそのソウル度数の高さに驚いているところです。ロックバンド時代(4枚目あたりまで)のスティーリー・ダンとも通じる部分も発見。.
How Long.
Sniffin’ About.
24 Hours.いなせな男性アコースティックスウィングデュオ。86年になっても、まだまだこんな連中が隠れてます。基本はまんどりんとアコースティックギター。でもバンド編成で、ジャズとの折衷感覚はにも通じます。どの曲もちょいアップテンポ気味なのが、偶然にもネオアコ風ともいえます。彼らはそんな流行知らなかったと思いますけどね!.
With You Next To Me.
Hit That Jive, Jack.
Swing Street.初期A&Mを代表するアーティストの一人クロディーヌ・ロンジェのセカンドです。軽く知的でウィスパリングなボーカルがキュート。ビートルズのカヴァー「When I'm Sixty Four」「Good Day Sunshine」かわいい! タイトル曲はもちろんバカラック。アレンジはニック・デカロ。ストリングスに「Happy Heart」に通じる個性が溢れかえっています。おっとマーゴ・ガーヤン作「Think Of Rain」もお忘れ無く。あらためてこの時代のUSプレスを聴くと、アレンジの素晴らしさや奥行きの深さに圧倒されます。.
When I'm Sixty Four.
Think Of Rain.
Good Day Sunshine.楽しそうなメンバーの写真が印象的ですね! 元スライ&ザ・ファミリー・ストーン。元祖チョッパーベースで有名なラリー・グラハム。パーラメントよりも爽快。このグループの持ち味、忘れられるのはもったいないです。通算4作目。女性マルチプレイヤーのゲイル・”ベビー・フェイス”・マルドロウをメンバーに加え、よりポップなタッチになりました。.
Love (Covers A Multitude Of Sin).
Mirror.
I Got A Reason.ナット・キング・コールの愛娘。グラミー歌手として押しも押されぬポピュラー/ジャズ・シンガーの大御所ですが、デビュー当時はシティ・ソウル的な魅力を前面に出していました。晴れやかな人気曲「Mr. Melody」収録のセカンドアルバムです。プロデュースとソングライティングの両面で大きな貢献を果たしているのは、チャック・ジャクソンとマーヴィン・ヤンシー。「Mr. Melody」のアレンジはリチャード・エヴァンス!.
Mr. Melody.
Can We Get Together Again.
Hard To Get Along.ローラ・ニーロが「Gonna Take A Miracle」で彼らの「The Wind」(12歳のときに聴いたんですって)を採り上げたことで知られるデトロイトの伝説的ドゥワップ・グループ。スモーキー・ロビンソンも若い頃のノーランのファルセットに憧れたんだとか。モータウンの源流にあったデトロイトソウル。ガソリンスタンドのガレージでレコーディングしていたという噂も!.
Harriette,It's You.
Village Of Love.
Ali Coochie.ノースカロライナ州のビートバンドだった彼らを一躍有名にしたのが全米トップ10にチャートインしたタイトル曲。アメリカのオールディーズチャンネルでは今も常連です! この曲のイメージが強すぎて、彼らのブルーアイドソウルな魅力、ほとんど理解されてない気がします。このアルバムのアレンジャーは、シカゴジャズ/ソウル界の重鎮ジョニー・ペイト。お聴き逃しなく!.
Girl Watcher.
Little Miss Flirt.
Love Machine.70年代に一大潮流となるECMジャズのサウンドを60年代に先取りしていたような静謐な傑作です。ゲイリー・マクファーランドが作曲とアレンジを行い、スティーヴ・キューンをピアノでメインにフィーチャリング。チェンバー的なストリングスを交えながら、美しいジャズ組曲を作り上げました。アートワークまで含めた美学をゲイリーは自身のSkyeレーベルに、スティーヴはECMでの諸作に引き継いでゆきます。.
One I Could Have Loved.
St. Tropez Shuffle.
Traffic Patterns.