アンドレ・プレヴィンとドリー・プレヴィン夫妻の曲を歌っています。トリッキーなピアノトリオ曲と、美しいストリングス曲で構成。プレヴィン夫妻の音楽素養とジャッキー&ロイの対応力の高さを見せつけてくれます。ランバート・ヘンドリックス&ロスも真っ青の高速スキャット/コーラスのAラス「Sing Me An Abstract Song」(タイトル凄!)が、すごい!.
ガールポップな雰囲気のラブリーなジャケ! このタイトルは、当時彼女がペプシのCMソング「Come Alive」を歌ってたからですね。その曲は未収録ですが、甘くてちょっぴりハスキーな声でポップス気分に浸れるこのアルバムは最高です。アレンジはモート・ガーソン。「Call Me」「Sunday In New York」など、彼女に歌ってほしかった曲がここにあります。.
収録曲・データ
【曲目】You’d Better Love Me / The Shadow Of Your Smile / I’m All Smiles / Girl Talk / Sunday In New York / You Take What Comes Along // Call Me / Watch What Happens / Too Late Now / A Wonderful Day Like Today / It Had To Be You
アンドレ・コステラネッツのサウンドの華やかさ、コンパクトなまとまりのポップ感には、いちどグッとくるとそのままクセになります。「Today's Hits」と銘打たれているにもかかわらず、アレンジの手法は極めて王道。奇をてらったリズムの設定やリード楽器の設定など皆無。にもかかわらず鮮度の高いサウンド。この弦のつややかな響きは、どうですか! 「Try To Remember」「Help!」「Love Me With All Your Heart」などを収録。.
収録曲・データ
【曲目】Michelle / What Now My Love / Try To Remember / A Taste Of Honey / Unchained Melody // Mame / September Of My Years / Love Me With All Your Heart / Yesterday / If I Were A Rich Man / Help!
バーブラの諸作中、もっともロック度が高い(選曲面で)一枚。グラハム・ナッシュにボブ・マーリー、そしてなにしろ驚きはデヴィッド・ボウイの「Life On Mars」をカヴァーしていること! これには心底驚きました。トム・スコット、ジョン・バーラーらがバックアップしたアレンジは完璧なソフィスティケーション。見過ごされがちな傑作ですね。裏ジャケのバーブラのイラストのインパクトったら!.
収録曲・データ
【曲目】Love In The Afternoon / Guava Jelly / Grandma’s Hands / I Won’t Last A Day Without You / Jubilation // Simple Man / Life On Mars / Since I Don’t Have You / Crying Time / Let The Good Times Roll
【曲目】I Love Paris / Valentine / Boulevard Of Broken Dreams / La Vie En Rose / The River Seine / April In Paris // The Poor People Of Paris / The Last Time I Saw Paris / Autumn Leaves / Paris In The Spring / Mademoiselle De Paris / Darling, Je Vous Aime Beaucoup
ライヴ・アルバムを挟んで通算6作目。「遥かなる亜米利加」の邦題でリリースされました。まるでブライアン・ウィルソンに影響を受けたような「Critic’s Choice」でオープニング。初期の彼らにあったメッセージ性から、徐々にメロディアスなポップ性を押し出した方向にシフトしていく時期です。シングルヒットは「Feelin’ Stronger Every Day」と「Just You ‘n’ Me」でともにトップ10入りしています。.
70年代に入ってどんどんコンテンポラリーなサウンドにアップデートしてゆくジョニー・マティス。このアルバムでもメロウソウルの巨匠ジーン・ペイジをアレンジャーに迎え、芳醇なグルーヴに身を任せています。なにしろこのシルキーな歌声は天からの授かりもの! 「Begin The Beguine」はフリオ・イグレシアスのカヴァーの元になったヴァージョン! 「As Time Goes By」のようなスタンダードもすごく気持ちよい仕上がりです。.
ブルースとは何なのか。いわゆる黒人霊歌としての起源を持つその音楽というか、音楽にまつわる感情を、いくつかの曲を組曲化して4つのパートで表現した野心作です。こういう大胆なアルバムは、彼女の夫が有能な作曲家でアレンジャーであるポール・ウェストンでなければ実現しなかったでしょう。まるで1曲で1冊の本を読むようです。それぞれの章のタイトルは「The Blues Is An Old, Old Story」「The Blues Is A Tale Of Trouble」「The Blues Is A Traveling Thing」「Times Change And Things Change」。.
Marty Paichの編曲によるオーケストラをバックにした、あまり見かけない1枚。南太平洋やNY、イタリアなど世界各地を歌で旅する内容で、「Bali Ha'i」や「Autumn in New York」などを、いつもの超絶ハーモニー(それでいてイヤらしくない!)でしなやかに披露。いつもながらの圧倒的な歌唱力に、溜息が漏れます。ジャジーなバックも素敵。まだモノ盤の多いこの時期。ステレオ盤は珍しいです。.
収録曲・データ
【曲目】Bali Ha’i / How Are Things In Glocca Morra? / My Little Grass Shack In Kealakekua, Hawaii / Sand In My Shoes / Autumn In New York / April In Fairbanks // Italian Street Song / Massachusetts / Isle Of Capri / A Nightingale Sang Berkeley Square / Dixie / Island In The West Indies
【曲目】Bird Watching / Flamingo / Cool Canary / Sparrow In The Treetop / When The Red, Red Robin Comes Bob Bob Bobbin' Along / Yardbird Suite // Didee Bird / Skylark / Bye Bye Blackbird / Blue Feather / Bob White / That's Owl, Brother!
セシリオ・ロドリゲスとヘンリー・カポノによるデュオのセカンド・アルバム。ともにシンガー・ソングライターの二人が、共に曲を持ち寄りコーラスという、この時代にならではの集い方をしています。録音はロサンジェルスでプロのスタジオ・ミュージシャンの手を借りて行なわれていますが、ハワイで育まれた二人のロックらしく、開放的な気分が随所にうかがえます。A-1「Goodnight And Goodmorning」は初期ホール&オーツの知られざる名曲カヴァー。.
収録曲・データ
【曲目】Goodnight and Goodmorning / You and Me / I Am the Other Man / About You / Someday // Home (And I'm Staying This Time) / O'Clock Bad News / Highway in the Sun / Summer Lady / Railway Stations
シカゴのセカンド。ロゴの大写しジャケはここから始まります。ヒット曲「25 Or 6 To 4(長い夜)」のイメージが強いですが、楽曲、演奏ともに彼らが絶頂期に向かっていた時期で、他の曲もレベルが高い! ロバート・ラム、テリー・キャスがともにいい曲を書いてるんですよ。プログレッシヴなアレンジとキャロル・キングみたいなメロディが融合した、なんて言うと褒め過ぎですかね。.
【曲目】 Open The Gates / Speakin’ The Unknown Tongue / Wine Of Astonishment / He’s Not In Heaven / Handwriting On The Wall / Old Soul, Young Soul / I’ll Sing This Song For You // I’m A - Losin’ My Mind / Hope Of The Hopeless / Ballad Of William Penn / Friend Of Friends / Song Of Mary Magdalene / A Million Worlds / Good News
アル・カーシャのプロデュースで、晴れやかな持ち味を存分に活かした代表作。ビッグバンドでうきうきと踊らせてくれる「Cotten Fields」「Around The World」「Volare」あたりからとりあえず入門。ポップスとしてヒットした「Go Away Little Girl」や「Moon River」の柔らかいポップセンスにも心ほだされます。奥様のイーディ・ゴーメとともにに人気絶頂期だけに、サウンドもゴージャスかつきめ細やか。.
アヴェレージ・ホワイト・バンドやゴンザレスなどと並ぶブリティッシュ・ブルーアイドソウルの名グループのセカンドです。ただし、アメリカではこちらが先にリリースされました。ニール・ハバード、アラン・スペナー、メル・コリンズら、UK歴戦のセッションメンが組んだバンドですから、演奏力は最強。「Anytime」「Feeling This Way」ほか、しなやかなうねりの効いたファンキーでメロウな号泣ものの名曲が揃っています! 「I Can Understand It」も男泣きのファンキーソウル! 今さらながらの好盤。.
【曲目】Espana / Sentir De Laalhambra / La Danse Du Feu / Andalucia / El Gato Montes / Tango / Espana Cani / Jungle Drums / Oriental // Oriental / Malaguena / Sentir De La Alhambra / Andaluza / La Violetera / El Choclo / Rondella Araonesa / Sant Marti Del Canigo / Espana