1929年シカゴ生まれのピアニスト。アニタ・オデイ、サラ・ヴォーンらの伴奏や、ラムゼイ・ルイスのヒット曲「Wade In The Water」のアレンジを手がけるなど、裏方としてのミュージシャン人生を送った人です。レコード時代のリーダー作は非常に少なく、このアルバムもアメリカでのリリースはありませんでした。エキゾチック・ファンクな「Ramira」をはじめ、くっきりとした音像の演奏が印象的です。.
【曲目】Under Paris Skies(The Chico Hamilton Quintet) / I've Found A New Baby(The Trombones, Inc.) / Bidin' My Time〜But Not For Me〜Embraceable You(Ruby Braff And The Shubert Alley Cats) / Anything Goes(The First Jazz Piano Quartet) / Candlelights(Dick Cathcart) // Five Foot Two, Eyes Of Blue(Matty Matlock And The Paducah Patrol) / Yet Nevertheless(The Fred Katz Orchestra) / Here's A How-De-Doo (Jim Timmens And His Jazz All-Stars) / Blue Ribbon Charleston(The Bob Prince Tentette) / You're Devastating〜Smoke Gets In Your Eyes(The Morris Nanton Trio)
【曲目】Cloudy / The Fool On The Hill / Fancy Dancing Man / Coconut Grove / Younger Generation〜Baby Close Its Eyes // Michael From Mountains / Here, There, And Everywhere / You Didn't Have To Be So Nice / Holiday / Strawberry Fields Forever / It'll Never Happen Again
【曲目】The Song Is You / Star Dust / Black Coffee / Anything Goes / I’ve Grown Accustomed To His Face / Daddy // My Heart Belongs To Daddy / As Time Goes By / How high The Moon / The Lady Is A Tramp / Be My Love / I’ll Never Smile Again
軽くファンキーにシャッフルする「Make It With You」のためにあるようなアルバム、と言ってしまってかまわないほど、このヴァージョンは素晴らしいと思います。また、それと同時にポップスの黄金律を保ちながら自身を響かせる歌の妙味、モダンなサウンドに目を配りつつ、きちんと貫禄を示す彼女の実力に脱帽します。ポップスやロックまで幅広い選曲の妙も魅力。懐深いおとなのポップスです。.
収録曲・データ
【曲目】One More Ride On The Merry-Go-Round / The Long And Winding Road / That’s What Living’s About / The No-Color Time Of The Day / Let’s Get Lost In Now // Make It With You / Passenger Of The Man / I’ve Never Been So Happy In My Life / You’ll Remember Me / Good-Bye
この時期でも彼らはまだまだ全然健在です。サニーな雰囲気漂うナイスファンキー・アルバム。「I'm The One Who Understands」はTokyo No.1 Soul Setがかつてサンプリングして使っていたバラード名曲です。ザックリとした感触が気持ちいい南部色濃厚な「Corns & Callouses(Hey Dr.Shoals)」もかっこいい。見開き内側にはなぜかサージェント・ペパーズ風の衣装に身を包んだ彼らのポートレート。.
セルフタイトルを冠したセカンド・アルバム。のちにあの「恋のバンシャガラン」のシルヴァーを結成するジョン・バドルフとマーク・ロドニーのデュオ。フォーキーでブリージーなサウンドがメロウな感覚と交錯するサード「Life Is You」がハイファイでは長年の人気盤ですが、よりみずみずしさが際立つ初期の彼らも、もちろんおすすめです。.
ビーマー一家はハワイの音楽伝統を伝承してきた一家の若い息子2人による、ギターと彼らのソフトなヴォーカルによるデュオ。まだ若いケオラとカポノの素朴なフォーク・スタイルによる初期作品です。トラディショナルと二人のオリジナルとが混在していますが、センスはとてもモダン。ジャズ・ソングでもある「Three Blind Mice」のスラッキー版「E Kolu Iole Maka Po」には悶絶しました。かつて山内雄喜さんが、スラッキー教本で参考レコードとして取り上げていましたね。.
日本のAORファンに人気の高い名作ファースト「Not The Same」に続くセカンド・アルバムです。84年のリリースということでデジタル化の危惧もあるかもしれませんが、同時代から2年ほど以前の流行が落としどころになるのがCCM。ずばり、AORファンの美意識をくすぐりまくる良メロディ、良サウンド連発です。ギターはダン・ハフ、コーラスにはペイジズ! CDはとっくに廃盤!.
収録曲・データ
【曲目】Come Let Us Reason / All Lost / I'm Persuaded / Watching For You / Fight The Fight // Win Or Lose (Callin') / Here I Am / Closer To You / Lay It Down / There Is Just One Way
ブロードウェイ出身の女性シンガー。良きジャズマンとの共演に恵まれ、Prestigeレーベルに佳作を残しています。本作はオルガンのジョニー・ハモンド・スミス率いるクインテットで9曲。ゆったりラテングルーヴ「Vaya Con Dios」からいい感じです。バッキー・ピザレリのギターのワザが光る曲が1曲(「Games That Lovers Play」)という構成。ジャケットの色合い通りのウォームな感覚が漂う大人の女性ヴォーカルです。.
ブラジルのコーラス・グループから独立し、デュオとして自由で多彩な音楽を求めたテカ&リカルド。76年リリースのサードアルバムです(今回入荷は2002年のリイシュー)。ジャケットからも伝わるふたりの自由なスタンスは音楽にもそのまま反映されています。人気の高い4作目「Desafio De Viola」よりは落ち着いた内容ですが、そのしっとりとした味わいがまたいいのです。.
シカゴのセカンド。ロゴの大写しジャケはここから始まります。ヒット曲「25 Or 6 To 4(長い夜)」のイメージが強いですが、楽曲、演奏ともに彼らが絶頂期に向かっていた時期で、他の曲もレベルが高い! ロバート・ラム、テリー・キャスがともにいい曲を書いてるんですよ。プログレッシヴなアレンジとキャロル・キングみたいなメロディが融合した、なんて言うと褒め過ぎですかね。.
「Baby Come Back」!いい曲ですね。ベタだと思っても夕暮れどきにはあらがえないです。ファンキーなシティ・ポップ/ブルーアイド・ソウルをバックアップしたのは名プロデューサー・コンビ、ランバート&ポッター。なるほど、そりゃ細部まで気持ち良いわけです。「Melanie」や「Movin’ Up」も最高。ハワイアン・コンテンポラリー好きにも見直してほしい好内容!.
収録曲・データ
【曲目】Come On Out / Baby Come Back / Goodbye (That's All I Ever Heard) / Melanie / Every Which Way // This Time I'm In It For Love / Love Is Where You Find It / Movin' Up / Cancellation / Tryin' To Write A Hit Song
アメリカでのセカンド盤。タイトル曲はウッディ・アレン出演の同名映画の主題歌でおなじみバカラック&デヴィッド作品です。濃いキャラクターばかりが取り沙汰されますが、本作ではソフトロック時代の洗練されたアレンジ、メロディがかなりツボ。バカラックの隠れ名曲「To Wait For Love」や「It's Not Unusual」の続編的な「I've Got A Heart」、ラストを飾る「Endlessly」など名曲多し!.
収録曲・データ
【曲目】What's New Pussycat? / Some Other Guy / I've Got A Heart / Little By Little / Won't You Give Him (One More Chance) / Bama Lama Bama Loo // With These Hands / Untrue Unfaithful / To Wait For Love / And I Tell The Sea / The Rose / Endlessly
伝説のグループ、マジシャンズを結成してデビュー。60年代後半からは名ソングライター・チーム、ゴードン&ボナーとして活動。本作はセカンド・ソロで、ジャック・ニッチェのプロデュース。甘くて切ないブルーアイドソウルアルバム。オリジナルはアラン・ゴードン名義で78年リリースですが、架空のソウルグループとして売ろうと判断されたのか、名義もジャケも曲も一部変更され再発されたのがこちらです。グッドタイム・ポップ「How Can You Leave Her」収録はこちら。この曲、全然ソウルじゃないじゃん! でも最高!.
【曲目】 Open The Gates / Speakin’ The Unknown Tongue / Wine Of Astonishment / He’s Not In Heaven / Handwriting On The Wall / Old Soul, Young Soul / I’ll Sing This Song For You // I’m A - Losin’ My Mind / Hope Of The Hopeless / Ballad Of William Penn / Friend Of Friends / Song Of Mary Magdalene / A Million Worlds / Good News
パーカッション・ラウンジの第一人者。パーカッションのサウンドを前面に押し出し、カラフルでかわいい、時に大胆、あるいはユーモラスなサウンドを奏でています。ティンパニが大活躍の雄大な「Misirlou」や、キラキラしっとりな「Till There Was You」など聴き所があります。スウィンギーな「The Thunderer」がとてもヒップ!.
収録曲・データ
【曲目】Lullaby Of Broadway / Dancing On The Ceiling / Misirlou / Till There Was You / Chimed, I'm Sure / My Funny Valentine // Stumbling / The Peanut Vendor (El Manisero) / The Continental / Serena / The Thunderer / Beyond The Sea【Arranger】Bobby Christian, Irv Kostal, Sid Ramin【Tap Dance】Lou Wills, Jr. (A2)