【曲目】It's Going On Saturday / Our Lives / I'm In Love Again / Faster Gun / Humpty Dumpty // Move Up To Love / Cosmos Lady / Walking On Air / Lullabye On New York / Hey, Little Mama
ブロードウェイ・ミュージカルで仕事をするうちジュディ・ガーランドに認められ発表したデビュー作。後にL.A.に拠点を移すため、NY録音はこれ一枚だけ。アル・ゴルゴーニ、デニス・セイウェルらNYのミュージシャンがバックアップしています。「Make A Time For Lovin’」を是非ご試聴ください。ポール・ウィリアムス「Someday Man」のような肌触りを持つ美しい傑作だとわかってもらえるはずです。余談ですが、彼の奥様がジャッキー・デシャノン。.
収録曲・データ
【曲目】The Farmer / My Cabin / Make A Time For Lovin' / Seventh Avenue / Just Somebody // Give A Little Laughter / Sunny Days / Piano Picker / Wouldn't It Be Nice / Please Don't Send Them Anymore【Drums】 Dennis Seiwell【Bass】 Russell George【Guitar】 Albert Gorgoni【Woodwind】 Phil Bodner【Producer】【Piano】【Vocals】【Orchestration】 Randy Edelman
元ブリンズリー・シュウォーツ。ニック・ロウという強い個性に隠れた人の良い二番手という立ち位置でしたが、ソロデビュー後に「Hold On」が全米でヒット。自信をつけてのセカンドアルバムがこちらです。ニックの大ヒット「Cruel To Be Kind」も彼とニックの共作ですからね。ぐっとくるいい曲があちこちに。US盤はジャケ違いです。.
ジェームス・バートン、ジム・ケルトナー、マックス・ベネットといった鉄壁の布陣が全面参加したサード・アルバム。この作品を過小評価してはいけません。ダン・ペンやマーク・ジェームスにも通じる男らしさと美しいメロディ。大声で歌って、大声で泣いて。胸を熱くして浸って下さい。ちなみにあの名曲「Son Of A Preacher Man」を作曲したのはこの人。メンフィスのスワンプ・マスターです。.
スティーヴ・ミラー・バンド在籍のハーモニカ奏者。バンドとはひと味違う都会的なフィーリングと小洒落たスイング感覚あふれるソロ作は長年ハイファイで人気のシンガー・ソングライター作品です。トロピカルな雰囲気漂う「One Kiss To Goodbye」に惚れ惚れ。この感じ、アラン・トゥーサンに通じます。トロピカルにカリプソを消化した「Rosalie」もイイ。.
収録曲・データ
【曲目】Lovin' In The Valley Of The Moon / One Kiss To Say Goodbye / Ghetto Hotel / Nobody Wants Me / Puerto De Azul // Hangin' Tree / Another Day / Rosalie / The Jig Is Up / Eighteen Wheels / Sea Of Key
【曲目】Since You’ve Been Gone / Blue Water Blue / Morning Misty Eyes / A Detective Story / Purple And Blue / The Moonstone // By The Mailbox We Stood / Angel Of Mercy / Boston Girls / Sleepin’ / She’s My Love【Producer】Tommy Flanders 【Engineer】Jerry Hockman
彼の名を一躍有名にしたのは映画「華麗なる賭け」で歌ったミシェル・ルグラン作「風のささやき」でした。イギリス生まれで、名優レックス・ハリソンの息子という彼。これがファーストになります。凛とした説得力のあるヴォーカルに味があります。「God Bless The Child」が素晴らしい。ボッサな「Nothing But A Fool」もお見逃し無く! SSW時代のディオン好きなら、絶対オススメ。.
アイドル的イメージと女流ソングライターの二面性を持ちながら活動してきた60年代の締めくくりにヒットした自作の「Put A Little Love In Your Heart」が、ようやく彼女に女性SSWとしての生き方を覚悟させたとも言えます。2曲を除いて全曲自作で統一した本作は、アルバムとしてもヒットを記録しました。よく見かけると思いますが、「Love Will Find A Way」など佳曲も多く、スルーは出来ませんよ。.
【曲目】Geronimo's Cadillac / Natchez Trace / Calico Silver / Harbor For My Soul / Rainbow Man / Waking Up // Crack Up In Las Cruces / Boy From The Country / What Am I Doin' Hangin' Around? / MIchael Angelo's Blues (Song For Hogman) / Backslider's Wine / The Light Of The City
【曲目】Cloudy / The Fool On The Hill / Fancy Dancing Man / Coconut Grove / Younger Generation〜Baby Close Its Eyes // Michael From Mountains / Here, There, And Everywhere / You Didn't Have To Be So Nice / Holiday / Strawberry Fields Forever / It'll Never Happen Again
セルフタイトルを冠したセカンド・アルバム。のちにあの「恋のバンシャガラン」のシルヴァーを結成するジョン・バドルフとマーク・ロドニーのデュオ。フォーキーでブリージーなサウンドがメロウな感覚と交錯するサード「Life Is You」がハイファイでは長年の人気盤ですが、よりみずみずしさが際立つ初期の彼らも、もちろんおすすめです。.
【曲目】 Open The Gates / Speakin’ The Unknown Tongue / Wine Of Astonishment / He’s Not In Heaven / Handwriting On The Wall / Old Soul, Young Soul / I’ll Sing This Song For You // I’m A - Losin’ My Mind / Hope Of The Hopeless / Ballad Of William Penn / Friend Of Friends / Song Of Mary Magdalene / A Million Worlds / Good News
もとはイーストコーストのカントリー・ロック畑。しかし、時代の流れで、こんな驚きの傑作を残してくれます。AORファンもぐっとくる16ビートナンバー「Ooh My Love」で幕を開けるセカンド・アルバム! フォーキーなテイストを活かしたまま、ぐっと洗練させたサウンドが痛快なのです。兄弟ならではのハーモニーがばっちり決まったスイングナンバーB-1「Ya Ba Da Ba」も是非! ウェストコーストのように思えて、彼ら東海岸なんです。.
本作とシングル1枚のみを残したBearsville所属のスワンプSSW。寂寥的な導入曲「Prelude To A Woman」に始まり、人なつっこく切ないメロディ、時にズシンと重たくナイーヴなサウンドの独壇場にグイッと引き込まれます。男泣きしちゃいたくなる、とってもピュアな音楽なのです。ナッシュヴィルのジャック・クレメント・スタジオで制作されたスワンプ味たっぷりの逸品。.
収録曲・データ
【曲目】Prelude: To A Woman / Bless Me Daddy / Victoria Lenore / You Can't Hide Away / Finale: To A Woman // Sweet Bye And Bye / Slave Runner / Alley Lady / When She Goes / No Reunion
これぞ名盤。アメリカ人SSWラリー・マクニーリーが渡英し、デイヴ・ルイス率いるアンドウェラのメンバーらとの交流の中で作り上げた傑作です。ギターの名手としても知られる彼らしく、確かなテクニックで味わい深いサウンドを披露。しかし、本作の魅力を決定づけているのは、やはり彼の歌声です。それに尽きます。「I've Got My Own」泣けます。デイヴ・ルイスの曲です。.
収録曲・データ
【曲目】Dazed In New York City / Synthetic Society Blues / Hard Time Keeping You In Mind / Evil Days Counting The Minuet Blues / Little Lucifer // Mississippi Water / Down Along The Cove / I've Got My Own / Beaujolais Baby / Are You Ready
「憧れのヒットチャート(Eighteen With A Bullet)」というスマッシュヒットを持つイギリス人職人キーボーディストが、今度はチリチリノイズがするレコードをテーマにリリースしたシングル。これはレコードファンにはたまらないテーマです! ニューオリンズ・スタイルのアレンジも最高。シングルのみのリリース。.
ラリー・マークスはバーバンク人脈のプロデューサーですが、ソングライターとしてもロジャー・ニコルスのとりあげた「Love Song, Love Song」の作者であるなど定評があります。彼がA&Mでリリースしたソロ・アーティストとしてのシングル。ピースフルな時代の空気を感じさせつつ、A&M版バーバンク・サウンドといえる構成に驚かされます。ヴァン・ダイク・パークス好きはぜひどうぞ!.
前作「孤独の世界」への高い評価を受けて、ついにやりたいことがアルバム一枚では収まりきれなくなってしまったLP2枚組のサード・アルバム。ジェームス・テイラー「Country Road」やレイ・チャールズ「I Got A Woman」を自分流の解釈でカヴァーしたり、時代をとらえるためにあれもこれもと取り込んでいた彼の姿は、ずばりスタイリッシュな“あがき”なのだと思います。だから今もなお人の心を打つのでしょう。チャーリー・カレロとの共作「She Gets Me Where I Live」は「赤心の歌」の世界に連なる名曲。.
収録曲・データ
【曲目】Brand New Day / Piano Solo Introduction / I Got A Woman / Country Road / I Bought You The Shoes // Introduction / Easy Does It / Buckskin Boy / Love Theme From "The Landlord" // Sad, Sad Sunshine / Let The Dutchess No / She Gets Me Where I Live / A Rose And A Baby Ruth / Baby, Please Don't Go // God Sheds His Grace On Thee
73年にUKのみで発売された9作目(US発売は3年後)。男臭くて苦いメロウな「Look Our Love Over」はやはり名曲です。ロンドン録音でプロデュースはジミー・ホロヴィッツ。同時期のレスリー・ダンカンの作品とほぼ同じメンバーが参加。コーラスに彼女の名も。グッドタイムな「Darling Girl」もいい。ジェームス・テイラー「Fire And Rain」カヴァーはびっくり。ちょっとダウナーな気分も今っぽい埋もれた名作。.
1969年のアルバム「If The Jasmine Don't Get You... The Bay Breeze Will」からのシングルカット。いわゆるモダンフォーク/トラディショナルフォークの文脈ではない、次世代のフォーキーやSSWたちの精神にとっての先駆的存在であった人のひとりです。ハンク・ウィリアムスをカヴァーしたA面からも、自作のB面からも、とろんとした白昼夢的アシッド感がにじみでます。.