ある意味これはナッシュヴィル産バーバンクサウンド! トム・ノースコットやジョン・ハートフォードを彷彿とさせるソフトロック+ルーツのミクスチャー。その実体はプロデューサー、ドン・ギャントとジャズピアニスト、タッパー・ソーシーによる架空プロジェクト。これがファーストアルバムです。すでに音楽界でキャリアを積んでいた彼らが、これほどみずみずしいソフトロックサウンドを生み出したことに驚きます!.
Brilliant Colors.
Morning Girl.
Little Sparrow.デイヴ&ジョー・アン・ケリーがヴォーカルを務め、ミック・フリートウッドにダニー・カーワンら、名うての凄玉たちがバックを務めた強力ユニットのセカンドアルバム。アーシーでファンキーなブルースや快活なロックンロール大会で、これはまるで最高のパブロック! 有名すぎてパブで演奏する必要がなかったからパブロックと呼ばれなかっただけで、音楽を愛する心は何も変わりがないと信じられます。聴かずに済ますのはもったいない。.
Too Late For That Now .
Put A Record On.
Beggar By Your Side.東海岸からサンフランシスコに移住し、街の北方にある片田舎でマイペースに作品を制作していた彼ら。この6作目でも、型にとらわれず自分たちの好きなR&B〜ブルースを奔放にカヴァー。そんな中にあってBラスの自作曲「Light Shine」を、一番輝やかせる構成は見事。才人バナナらのフリーキーなセンスが発揮されたふざけたナンバーも、もちろん楽しめます。.
Stagger Lee.
Light Shine.
With The Circle Be Unbroken.ビーチ・ボーイズの弟分バンド(?)として70年代に結成され、その後も長く活動歴のあるサーフハーモニーグループ。一時期はあのジェフリー・フォスケットもメンバーでした。80年代やCD時代にもリリースを続けている彼らの83年12インチEP。「Keepin’ The Summer Alive」や「Do It Again」をエイティーズタッチでカヴァー。愛にあふれてます。.
Keepin’ The Summer Alive.
Do It Again.
Sail Away.1971年の全米4位の大ヒット「Don't Pull You Love Out(恋のかけひき)」で知られるトリオ。ソングライター・コンビのランバート&ポッターが目指した70年代型Dunhillサウンドの理想はおそらく彼らにあったと思います。目立つヒット曲がないためスルーされがちなセカンド・アルバムですが、タイトル曲をはじめ男のせつなさをグッドメロディに落とし込んだ最高のブルーアイドソウル・ナンバー多数です。「明日に架ける橋」と「君の友だち」のミックスカヴァーもいい!.
Hallway Symphony.
On The Other Hand.
明日に架ける橋.アメリカのローカルミュージシャンたちをサポートする地元ラジオ局やコミュニティを中心に起きた「ホームグロウン」シリーズ。サンディエゴ、アリゾナ、そしてハワイへと飛び火していった連帯のスタートがこの1枚でした。サンディエゴのローカルアーティストたちのみずみずしい演奏が楽しく、曲によってはとても出来がよくて、キュンとします。そして、このアルバムの解説を書いているのは当時16歳のキャメロン・クロウ!.
Clairemont Mesa.
La Jolla Sunset.
Mission Beach Boogie.60年代に「You We're On My Mind」の大ヒットを飛ばした彼らのラストアルバム。1977年のリリースだけにサウンドはアーシーになってはいますが、美しいコーラスに彩られたソフトロック調ナンバーをこの時代に丁寧に作っていることに、まずビックリ! 全体的にもポップス度の高い作品になっています。深いエコーがかけられ、どこか神聖な雰囲気もありますね。ハーパース・ビザールのラスト作にも通じる隠れた名作です。ぜひ!.
Take Each Day As It Comes.
Rejoice.
Does Anybody Love You.ティーン向けの音楽番組「Where The Action Is」で人気者になった若手俳優キース・アリソンのソフトロック/サンシャインポップ・アルバム。プロデュースは当時多忙&絶好調を極めていたゲイリー・アッシャー。しっかりとしたビート感もかっこいいし、ミレニウムやサジタリアスが生まれる土壌ができていた当時のColumbiaの空気を反映したようなマジカルなアレンジの片鱗も聴こえます。.
Louise.
I’m A Believer.
Do It.かつてはヤングアイドル。60年代後半からぐっとスワンプ〜グッドタイミーなサウンドに接近。自作曲を積極的に盛り込み、レベルの高い名作を残しています。同時代の流行に敏感だったのでしょう。本作も基本はスワンプですが、彼なりにイギリスのグラムロックの影響を取り込んだ作品ともいえます。ジャケでのギターの持ち方がモロソレです。その感覚で聴くと発見多し。「Nighttime Lady」のような自作の名曲も。.
Nighttime Lady.
Are You Really Real?.
Garden Party.DC5解散後、最初にオフィシャルでリリースされたベスト盤がこれ。ファーストプレスはコーティングジャケでしたが、こちらは通常のマット紙印刷のセカンドプレス。メンバーのイラストが描かれた解説シートもついています。中身は完全無欠の20曲(メドレーを含むので25曲)! 最高!.
Glad All Over.
Catch Us If You Can.
Because.レス・バクスターがソフトロックの時代に挑んだ意欲作。3人編成のヤングコーラス・グループ、フォーラムのアレンジ&プロデュースを手掛けました。「It’s Sunday」をはじめ、彼が数曲提供しているオリジナル曲はどれも素晴らしい出来。ガールポップmeetsブーガルーな「Look The Other Way」のアレンジも最高です。.
Look The Other Way.
It’s Sunday.
We Can Make It.スティーヴ・キプナー、ダリル・コットン、マイケル・ロイドのトリオ。のちのコットン・ロイド&クリスチャンの前身です。初期はスティーヴ・キプナーがメンバーだったんですね。この爽快な疾走感と気持ちのいいメロディはアレッシーやパイロットのファンにもグッとくるはず。パワーポップ好きにもいけるでしょう。イージービーツ「Gonna Have A Good Time」のカヴァーもかっこいい!.
Glamour Girl.
(Won’t You) Reach Out.
Gonna Have A Good Time.パブロックの括りで紹介されがちなバンドですが、60年代ガレージパンクのサウンドを70年代ロンドンパンクを通過した精神性で表現したバンドというべきでしょうね。メロディもいい! つまり、日本ではこういう音楽はファンが多いはず! そのわりに知名度がいまいちだったのがタイミング。古くて新しかった名バンドです!.
(I Thought I Heard A) Heartbeat.
Waiting Game.
Sweet Rain.60年代のテキサスから突然現れた、狂気の星くずカウボーイ。絶叫+無軌道で爆裂するドラム、弾けてないかき鳴らしギター、さらにビューグル(小型トランペット)まで爆発! プロデュース(爆裂ドラムも)は、なんと当時20歳のT-ボーン・バーネット。爆音でどうぞ!.
Paralyzed.
Who's Knocking At My Door.Vanguardですでにフォーキーな夫妻デュオとしてキャリアを重ねていたイアン&シルヴィアを、カナダの若手ミュージシャンたちがバックアップ。どうせならバンドを名乗ってしまえばいいじゃん。そして、その若きメンバーにエイモス・ギャレットにN.D.スマート二世が参加していたのです。ウッドストックで作り上げたかっこいいスワンプ名盤。トッド・ラングレンのAmpex専属プロデューサー時代の仕事のひとつでもあります。.
Love What You’re Doing Child.
Trucker’s Cafe.
Crazy Arms.SOLD OUT
1960年代のイギリスで、シングル数枚(1枚だけのバンドもたくさん)をリリースしてシーンから消えたバンドたちを全27曲! イギリスではサイケデリックの代わりに「フリークビート」という言葉も使われていました。アメリカのレイドバック感とは違い、引き締まったポップさ、シャープさ、そしてぶっとんだ感覚。ビートルズからの影響もあるし、モッズ、ソフトロック的な隠れ名曲もたくさん。オープニングを飾るペニー・ピープスなんて、シングル1枚で10万円以上ですからね。この沼は深い! このコンピも今や入手難です!.
Model Village.
Try To Keep It Secret.
Tell Her.スコットランドのグラスゴー出身のネオロカビリー・バンド。イギリスでのデビューは1981年。ストレイ・キャッツの影響を受けてのデビューだったのでしょうね。サードアルバム(ラスト作でもあります)にあたる本作でアメリカデビューを飾りました。アコースティック楽器の鳴りを活かした、ある意味ロカビリー原理主義ならではのかっこよさ!.
Take A Trip.
Tennessee Rock ‘N’ Roll.
Pretty Neat Come On.チカーノ&ちんぴらテイスト全開のテックスメックス・ロッカー。全曲スペイン語(たまに舌たらず英語)に徹したこのアルバム、ジャケでピンときたDJの方、大正解。そのグルーヴ感は今聴いてもめちゃかっこいいポルカ&ダンス&ロールの嵐! ソカな「Banana」やロカ歌謡な「Fuera Yanqui」を推薦しときますが全部最高! いやマジで。.
Banana.
Fuera Yanqui.
Pachuco Hop.元アニマルズという肩書きがいらないほど本国イギリスではソロ・パフォーマーとしての名声が定着していたアラン・プライス。ロンドンのロイヤリティシアターで行なったコンサートを2枚組で収録したライヴ盤です。なんとこれ、テレビ中継もされたんだそうですよ。いろいろと名曲は多いんですが、「Simon Smith And The Amazing Dancing Bear」そして「Poor People」が続けて演奏される瞬間にはアドレナリンがあがりました!.
Simon Smith And The Amazing Dancing Bear.
Poor People.
In Times Like These.ロックンロールやビッグバンド・ジャイヴで踊りたい、という若者を見かけるたびに、こいつに脚光を、という気持ちが募ります。ダサいジャケの暑苦しい黒人ロッカーですが、その切れ味の良さは最高! セカンド「Dig Yourself」もいいですが、このサードもお忘れなく。ワイルドロケンロー! 最高!.
Rockin’ The Mule.
I Don’t Dig Your Noise.
Stop Twistin’ My Arm.カセネッツ=カッツが仕掛けたバブルガムプロダクションの中では珍しく実体があったようにも思えるグループ。出身はニューヨークで、Buddah入社前にもアルバムがあります。全米4位の大ヒット「Yummy Yummy Yummy」はバブルガムの代表格のように思われがちですが、実はパワーポップの源流。ロックマインド感じる良い曲多いんです。「Winter Skies」とか「She’s Not Coming Home」とかチェックしてほしいです。.
Yummy Yummy Yummy.
Winter Skies.
She’s Not Coming Home.当時ヒットしていたロイヤル・ガーズメンの「Snoopy VS The Red Baron」に便乗して制作されたシングル。アンサーソング風の作りです。ナッシュヴィルのスタジオミュージシャンたちに若いバンド風の演奏をさせているのでしょう。しかし、その縛りが無いB面はかっこいい! ポップなヤングガレージで、これはかなりいいですね! 海外ではもちろんこのB面の方が高評価!.
Sweet Thang.
You Beter Take Me Home.65年の全米デビューシングル。オレゴン州ポートランドのローカルガレージバンドだった彼ら。のちにソフトロック化しますが、最初はパワフルでヒップなR&Bインストでのデビューでした! かっこいい!.
Turn On .
Make It.うわ! すごい顔! これぞテキサスのグレートR&Rグループ、ブラスターズのメジャー・デビュー盤です。デイヴとフィルのアルヴィン兄弟による80'sR&Bルネッサンス。A-1「Marie Marie」は多くのバンドにカヴァーされました。ニューオリンズ風味の曲「Hollywood Bed」もヤクザでめちゃくちゃかっこよすぎ!.
Marie Marie.
Hollywood Bed.
So Long Baby Goodbye.アリゾナ出身の兄弟デュオ。60年代後半に数枚のシングルを出した消えた薄命アーティストですが、ソフトロック的でありつつ、ハンドメイドなシンプルさがのちのパワーポップの源流とも思えます。メロディもいいしね! B面はシーズにも通じるセカセカしたガレージポップ!.
I’m Not Afraid.
Chik-A, Chik-A.本名はローラ・イエーガー。ローラ・ニーロなどこの時代の女性シンガー・ソングライターに寄せた個性を押し出したというところでしょうか。デビュー作ではまだポピュラー色もあった彼女ですが、このセカンドでは歌も演奏もすっかりSSWモードで、とてもいいです。キャロル・キング、レスリー・ダンカンのカヴァーもナイス。「You Keep Me Hanging On」の解釈には驚きました。.
Early Morning Hush.
Love Song.
You Keep Me Hanging On.のちにウィングスに加入するデニー・レインがまだ在籍し、活きのいいブリティッシュビートグループだった時代のファーストアルバム。それを彼らがプログレッシヴなスタイルで成功した後に、ジャケを幻想的(?)にしてリイシューした盤です。アメリカのガールシンガー、ベッシー・バンクスのマイナーヒットだった「Go Now」を見事に自分たちのものにしています。ドノヴァンが裏ジャケに寄せていた推薦コメントはここにも掲載されてます。.
Go Now.
I Go Crazy.
It Ain’t Necessarily So.クラシックス・フォーは、ソングライターチーム、ビューイ&コブの楽曲をシンガー、デニス・ヨストで売り出すプロジェクトであったとも言えるグループ。ほどよく洗練されたブルーアイドソウルが夏の夜にぴったりです。全米19位。.
Everyday With You Girl .
Sentimental Lady.60's UKポップの名グループ、ピケティウィッチの紅一点ヴォーカリストのソロ・シングル。素晴らしい70'sポップ。グッとくる名曲です。エリー・グリニッチやバリー・マンといったポップ系SSWが好きな人はぜひ! AORファンにもおすすめします。B面はグリッター風味の跳ねるリズムで、これもキュートです。.
I'm Saving All My Love.
Up In A Puff Of Smoke.若き日のルー・リードが一時的に在籍したグループ(このシングルには参加していません)。シングルの仕掛け人は、ストレンジラヴズやエンジェルズを売り出したソングライター/プロデューサーチームのフェルドマン=ゴールドスタイン=ゴッテラー! とにかく異常な音圧のドラムと男女コーラスの掛け合いにクラクラ。イントロにスティールパンが入ってるのも新しい! B面も最高のビーチガレージポップ! .
Out In The Sun (Hey-O).
Someday Soon.