ロックンロールやビッグバンド・ジャイヴで踊りたい、という若者を見かけるたびに、こいつに脚光を、という気持ちが募ります。ダサいジャケの暑苦しい黒人ロッカーですが、その切れ味の良さは最高! セカンド「Dig Yourself」もいいですが、このサードもお忘れなく。ワイルドロケンロー! 最高!.
Rockin’ The Mule.
I Don’t Dig Your Noise.
Stop Twistin’ My Arm.西海岸のポピュラー音楽界で長くキャリアを積んだ歴戦のアレンジャー、ラルフ・カーマイケルは徐々にレリジャス・フィールドに活動の場を移します。若いコンポーザー、カート・カイザーとヤングコーラスをしたがえて制作した本作は、ミュージカル形式のクリスチャンソフトロック! リズム・セクションの超ファンキーな展開やめくるめくコーラスの鮮やかさにクラクラ!.
We’re On Our Way.
From Out Here.
Natural High.カルロス・サンタナの弟ホルヘ・サンタナや、ソウルフルなシンガー、アルセリオ・ガルシア・ジュニアらで結成されたラテンロックバンド、マロ。名盤の誉れ高いファーストだけでなく、その後のアルバムもいいんですよ。ファンキーで切れ味鋭いラテンナンバー、メロウなミディアムテンポ曲など、粒ぞろいです。見開きで展開されてる極彩色ジャケの素晴らしさ!.
I Don’t Know.
Dance To My Mambo.
Street Man.大ヒット曲となった「Bus Stop」に続くシングル。こちらも全英2位/全米7位と申し分ない成績なのですが、後世のヒットパレード的評価としてはちょっと影に隠れてしまってる印象です。メンバー自身の作曲という意味でも大事な曲です。すごい音圧!.
Stop Stop Stop.
It’s You.カセネッツ=カッツが仕掛けたバブルガムプロダクションの中では珍しく実体があったようにも思えるグループ。出身はニューヨークで、Buddah入社前にもアルバムがあります。全米4位の大ヒット「Yummy Yummy Yummy」はバブルガムの代表格のように思われがちですが、実はパワーポップの源流。ロックマインド感じる良い曲多いんです。「Winter Skies」とか「She’s Not Coming Home」とかチェックしてほしいです。.
Yummy Yummy Yummy.
Winter Skies.
She’s Not Coming Home.当時ヒットしていたロイヤル・ガーズメンの「Snoopy VS The Red Baron」に便乗して制作されたシングル。アンサーソング風の作りです。ナッシュヴィルのスタジオミュージシャンたちに若いバンド風の演奏をさせているのでしょう。しかし、その縛りが無いB面はかっこいい! ポップなヤングガレージで、これはかなりいいですね! 海外ではもちろんこのB面の方が高評価!.
Sweet Thang.
You Beter Take Me Home.1963年全米2位の大ヒット「ルイ・ルイ」のヒットでおなじみキングスメン。これがオリジナル5作目。彼らの感覚からしたら後輩(?)と思えるビートルズやストーンズなどのカヴァーも交えた音楽性はソフトロックっぽさも垣間見えるものに。「If I Needed Someone」ナイスカヴァーです。ビートナンバーなら「Satisfaction」みたいな「Little Sally Tease」もおすすめ。.
If I Needed Someone.
Mustang Sally.
(I Have Found) Another Girl.イリノイ州のローカルレーベルに残されたロック世代のソフィスティケーテッドゴスペル盤。あからさまなジーザスソングではなく、ローラ・ニーロ「Time And Love」ダイアナ・ロス「Reach Out And Touch」西門&ガーファンクル「明日に架ける橋」なども交えながら、若い世代のピースフルな感覚を伝えます。メンバーは人種混合。オリジナル曲にはこの時代ならではのレイジーな気分もあって、とても心身にしみます。本当にいい内容!.
Time And Love.
Reach Out And Touch.
Sunshine Lady.サンフランシスコの北、ミル・ヴァレーを拠点として地元クラブをロックンロール&ジャイヴさせていた最高のピアニスト。リトル・リチャーズ伝来のロックンロールピアノを気のいい仲間たちのバンド、ロケット・88’sとともに痛快に演奏します。NRBQやパブロックのファンにもおすすめ! 「I Want You To Be My Baby」はジャイヴファン御用達だし、「Seven Nights To Rock」はニック・ロウもやってますね。.
I Want You To Be My Baby.
Seven Nights To Rock.
Chicken Shack Boogie.65年の全米デビューシングル。オレゴン州ポートランドのローカルガレージバンドだった彼ら。のちにソフトロック化しますが、最初はパワフルでヒップなR&Bインストでのデビューでした! かっこいい!.
Turn On .
Make It.うわ! すごい顔! これぞテキサスのグレートR&Rグループ、ブラスターズのメジャー・デビュー盤です。デイヴとフィルのアルヴィン兄弟による80'sR&Bルネッサンス。A-1「Marie Marie」は多くのバンドにカヴァーされました。ニューオリンズ風味の曲「Hollywood Bed」もヤクザでめちゃくちゃかっこよすぎ!.
Marie Marie.
Hollywood Bed.
So Long Baby Goodbye.ザル・ヤノフスキーが脱退し、ジェリー・イエスターを迎えた4作目。そして、ジョン・セバスチャンにとってはこれがラスト・アルバムです。「Younger Generation」「She Is Still A Mystery」「Six O'clock」と、まだまだセバスチャンの名曲も多し。スティーヴ・ブーン作のインスト「Forever」にバーバンク的な深みがあるのは、すぐれたサウンドメイカーでもあるイエスター効果でしょうか。.
She Is Still A Mystery.
Six O'clock.
Forever.アリゾナ出身の兄弟デュオ。60年代後半に数枚のシングルを出した消えた薄命アーティストですが、ソフトロック的でありつつ、ハンドメイドなシンプルさがのちのパワーポップの源流とも思えます。メロディもいいしね! B面はシーズにも通じるセカセカしたガレージポップ!.
I’m Not Afraid.
Chik-A, Chik-A.「Nuggets」にも収録されたUSガレージサイケクラシック。といってもこの曲、激しさというよりメロディアスでなんとなく虚無的。そのミステリアスさが長く人気の理由でもあります。ナイトクローラーズのアルバムは世界的なコレクターズアイテムでもあります。.
The Little Black Egg.
You're Running Wild.本名はローラ・イエーガー。ローラ・ニーロなどこの時代の女性シンガー・ソングライターに寄せた個性を押し出したというところでしょうか。デビュー作ではまだポピュラー色もあった彼女ですが、このセカンドでは歌も演奏もすっかりSSWモードで、とてもいいです。キャロル・キング、レスリー・ダンカンのカヴァーもナイス。「You Keep Me Hanging On」の解釈には驚きました。.
Early Morning Hush.
Love Song.
You Keep Me Hanging On.ポール・ヴァンスのもとでソングライター修行をしていたルパート・ホルムズが60年代に結成していたグループの代表曲。ソフト・バブルガムなA面、センチなメロディと凝ったアレンジが光る爽快なB面、ともにNY系のソフト・ロック/SSWが好きな人にぜひおすすめです。もちろん両面ともに曲とアレンジはルパート・ホルムズ。.
Jennifer Tomkins.
All Night Long.A&Mで3枚のアルバムをリリース後、Vaultに移籍しての1枚です。初期の湿ったハーモニーから一転、からっと晴れ上がるようなソフトロック〜カントリーロックを聞かせる活動後期の作品。アレンジはアル・キャップス。冒頭の「Here Comes The Sun」からいいですね。「Early Morning Rain」や「Never Goin' Back」もドライヴ感があっていいです。じつは良作。.
Here Comes The Sun.
Early Morning Rain.
Never Goin' Back.のちにウィングスに加入するデニー・レインがまだ在籍し、活きのいいブリティッシュビートグループだった時代のファーストアルバム。それを彼らがプログレッシヴなスタイルで成功した後に、ジャケを幻想的(?)にしてリイシューした盤です。アメリカのガールシンガー、ベッシー・バンクスのマイナーヒットだった「Go Now」を見事に自分たちのものにしています。ドノヴァンが裏ジャケに寄せていた推薦コメントはここにも掲載されてます。.
Go Now.
I Go Crazy.
It Ain’t Necessarily So.この強烈な見た目で敬遠している世代も少なくないのでは。エドガー・ウィンターのアルバムはどれもソウルフルでポップでよいのです。とくにこのアルバムあたりから、ベースのダン・ハートマンのソングライターとしての才能が開花。「Alta Mira」「Free Ride」などかっこいいですし、大ヒット「Frankenstein」も収録ですから!.
Alta Mira.
Free Ride.
Frankenstein.4作目。アラン・トゥーサンの名前がロックファンに知られるきっかけとなった「Life Is A Carnival」(ホーンアレンジ)やヴァン・モリソンとのデュエット「4% Pantomime」などを収録してます。最初の2枚がすごすぎて、あまり語られないのはちょっと残念。オリジナル・ジャケットはのちの再発に比べて、細かいエンボス加工が施されています(少しざらついているような感触)。.
Life Is A Carnival.
4% Pantomime.
When I Paint My Masterpiece.USでのサードアルバム。タイトルはUKセカンドと同じですが、シングル「Everybody’s Gonna Be Happy」をB-1に収録。その代わりUK盤から「Come On Now」が外されてます。内容面ではレイ・デイヴィス流のセンチメンタルな曲が顔を見せ始めてます。珠玉の名曲「Don’t Ever Change」には涙。有名曲ではありませんが、A-1「Look For Me Baby」のゴツゴツギザギザとしたビートは、これぞ初期キンクス!.
Look For Me Baby.
Don’t Ever Change.
Set Me Free.タートルズのデビューアルバムのRhinoリイシュー盤。シングル「悲しきベイブ (It Ain’t Me Babe)」は全米8位まで上昇した大ヒットですが、このアルバムは最高98位とふるわず、でした。フォークロックの影響下にあるサウンドとはいえ、同時代のライバル、バーズとはまた違った路線。のちにフロ&エディと名乗るマーク・ヴォルマン、ハワード・ケイランを中心としたソウルフルなヴォーカルと、力強いコーラスワークが彼らに独自の魅力を与えていました。.
It Ain’t Me Babe.
Let Me Be.
Like A Rolling Stone.クラシックス・フォーは、ソングライターチーム、ビューイ&コブの楽曲をシンガー、デニス・ヨストで売り出すプロジェクトであったとも言えるグループ。ほどよく洗練されたブルーアイドソウルが夏の夜にぴったりです。全米19位。.
Everyday With You Girl .
Sentimental Lady.第二期アニマルズのラストアルバム。この時期のメンバーにはズート・マネー、アンディ・サマーズ(のちにポリスに加入)らが参加。アメリカのヒッピー/サイケ・ムーヴメントに強く影響を受けたドラマチックなサウンドで、新しい時代のR&Bを模索していました。LP2枚組の本作は、まさにそのコンセプトの最終地点。コンセプチュアルであるというより、時代を荒々しく削り取ったような雰囲気が濃厚です。.
River Deep, Mountain High.
Ring Of Fire.
Gemini - The Madman.彼らのベスト盤はいくつかありますが、ジョン・セバスチャンのオリジナル曲にこだわった編集というのは結局これ1枚だけだと思います。まあ「Blues In The Bottle」のようなアレンジ変更系の反則ワザも含むのですが、セバスチャンのやんちゃさとナイーヴさが共存した好内容です。.
Do You Believe In Magic?.
You Didn’t Have To Be So Nice.
She Is Still A Mystery.追悼! 60年代にはLAサイケの重要バンド、カレイドスコープを率い、その後はジャクソン・ブラウンのバックで絶妙かつユニークすぎるギタープレイで個性を発揮。ようやくのファーストソロが本作。その怪異な風貌に、付いた邦題が「化けもの」! それはあながち見た目だけでなく、あらゆる音楽を偏見なく吸収する彼の音楽性のモンスターぶりを表したものでもありました。でも、怪物だけど、あくまで気のいいモンスター。天気のいい日に聴くと最高なのです。.
She Took Off My Romeos.
Bye Bye Love.
Mercury Blues.60's UKポップの名グループ、ピケティウィッチの紅一点ヴォーカリストのソロ・シングル。素晴らしい70'sポップ。グッとくる名曲です。エリー・グリニッチやバリー・マンといったポップ系SSWが好きな人はぜひ! AORファンにもおすすめします。B面はグリッター風味の跳ねるリズムで、これもキュートです。.
I'm Saving All My Love.
Up In A Puff Of Smoke.若き日のルー・リードが一時的に在籍したグループ(このシングルには参加していません)。シングルの仕掛け人は、ストレンジラヴズやエンジェルズを売り出したソングライター/プロデューサーチームのフェルドマン=ゴールドスタイン=ゴッテラー! とにかく異常な音圧のドラムと男女コーラスの掛け合いにクラクラ。イントロにスティールパンが入ってるのも新しい! B面も最高のビーチガレージポップ! .
Out In The Sun (Hey-O).
Someday Soon.彼らの全作品中でも非常に完成度の高い1枚! 実質的なラストアルバムにあたります。 アメリカでは30年以上再放送され続けている「愉快なブレイディー一家」。チルドレンファンクとして名高い「Zuckerman's Famous Pig」や、シールズ&クロフツのカヴァー「Summer Breeze」カヴァーはここに収録。.
Zuckerman's Famous Pig.
Summer Breeze.
Colorado Snow.サードアルバム「Elephant Mountain」に先駆けてリリースされたシングル。ちょっと「Get Together」的なムードを持ちながら、ストリングスやサックスが入ってくるアレンジが彼らとしては珍しいですね。モノラルミックスです。.
Quicksand.
Dreamer’s Dream.