ランバート、ヘンドリックス&ロスから脱退した彼女がイギリスで録音したアルバム。ふくよかさとシャープさを兼ね備えたビッグバンド・アレンジがいかにもイギリスっぽい感じ。よく知られたスタンダードをのびのびと採り上げています。「A Lot Of Livin' To Do」「I'm Gonna Go Fishin'」など、LH&R時代のオキャンなノリを持った曲も魅力的。プロデュースはなんと「007」のジョン・バリーです。.
すごい迫力のジャケット! まさに恋の傷をにらみかえしてます! トニー・フィッシャーはLAのジャズクラブなどで活動し、唯一のローカルヒット「The Big Hurt」とこの同名アルバム(こちらも生涯唯一)で知られる女性シンガーです。ポピュラー・シンガーでありながら、ロックンロールやポップスの変化を反映したサウンド。彼女の歌も迫力だけでなく丁寧な表現力とおおらかさがあって素晴らしいです。タイトル曲はガールポップ的にも聴けます。.
【曲目】Lover / Baby Won’t You Say You Love Me / Manhattan / With A Song In My Heart / You Must Have Been A Beautiful Baby / It’s Magic // You’re My Girl / Heart And Soul / There Will Never Be Another You / Dream A Little Dream Of Me / I Love You Much Too Much / I’ll Walk Alone
一曲目の「Day In Day Out」の洒脱でキモの据わったスイング感で、脂が乗りきっていることがわかります。NYのジャズクラブBasin Street Eastでの実況録音盤。ダークなリズムがかっこよすぎる生「Fever」は、クールながらも聴く者の胸ぐらをつかむような緊張感! お客様を楽しませながらも、余興には終わらせない女の意地を感じます。.
収録曲・データ
【曲目】Day In - Day Out / Moments Like This / Fever / The Second Time Around / Medley One Kiss〜My Romance〜The Vagabond King Waltz / I Got A Man / Peggy Lee Bow Music // I Love Being Here With You / But Beautiful / Them There Eyes / A Tribute To Ray Charles / Just For A Thrill〜Yes Indeed! / Peggy Lee Bow Music
Skyeレーベルでのガボール・ザボとの共演盤を経て、さらにコンテンポラリーなサウンドに挑んだアルバム。リチャード・ティー、チャック・レイニー、エリック・ゲイルなどNY組に加え、ピアノでダニー・ハサウェイも参加。レオン・ラッセル、ポール・マッカートニー(「Maybe I’m Amazed」!)、ニルソンなどの曲を採り上げています。ファンキーなナンバーにもびっくり。ひときわ目を惹くのは「More Today Than Yesterday」!.
収録曲・データ
【曲目】Feel So Good / A Song For You / Maybe I’m Amazed / Being Green / Your Song / Mother Time // I Wouldn’t Have You Any Other Way / Only The Moon And Me / More Today Than Yesterday / Think About Your Troubles / Nature’s Baby
「Sidewinder」のリフを持つキラー「Love Just Happens」で幕開け! もうそのオープニングだけでいきなりつかまれちゃいます。ポピュラー・シンガーとしては遅いデビュー。しかし、デビューした年が良かった? 1968年仕様というか、モダンでポップなアレンジが彼女を時代を超えたシンガーとして未来に運びました。バラードでもその歌唱力にブレはありません。最高です。.
収録曲・データ
【曲目】Love Just Happins / Moonlight In Vermont / I Love My Baby / What Makes A Heart Break / When Johnny Comes Marching Home // I Had The Craziest Dream / Summer Song / Smoke Gets In Your Eyes / Mon Amour, Mon Ami / That's All
【曲目】A Lot Of Livin’ To Do / Out Of This World / ‘Round Midnight / Hey! Jealous Lover / Har Hearted Hannah / Blues In The Night // I Feel A Song Comin’ On / You Came A Long Way From St. Louis / My Ship / Ev’rything I’ve Got / Why Shouldn’t I / I Feel Pretty
82年のアルバム「Floating」も人気のドイツ人女性ジャズシンガー。透明感あふれる歌声と自在なフレージング、とりわけ「Samba de Coracao」ブラジリアン・フレイヴァーのある曲での魅力が大きいです。A面はダイレクトディスクレコーディング。B面は組曲形式でカルテットのメンバーと集中力の高い演奏を繰り広げます。.
高速でスイングする「Love」「You Are My Sunshine」! この2曲をこのテンポでやってくれてるなんてセンスいい! 黒人女性ならではのソウルフルなフィーリングを引き出すのは、リズムを持って生まれてきたジャマイカ人ピアニスト、モンティ・アレキサンダー。「Sunny」のカヴァーもキップがいいですねえ。.
彼女が主演した映画「The Swinger」からのナンバーなどを歌った66年の作品。タイトル曲や「I Just Want To Make Love To You」など、美人の悪い子ちゃん的な雰囲気濃厚のナンバーが多く、アレンジもシックスティーズ仕様ですからガールポップ・ファンにも大推薦盤です。マーティ・ペイチがアレンジしたインスト2曲も超ヒップでお得!.
デビューは天才少女ジャズシンガーとして。しかし、彼女にとっての成功は、キュートなヤングアイドルに扮してポップスを歌った大ヒット「Johnny Get Angry」で訪れました。その成功に続いて制作された本作は彼女にとっては5枚目のアルバム。ポップスからジャズにちょっと揺り戻しをかけて、恋の歌ばっかりでゴージャスにスイングしたアルバムです。全篇スカッとしてます。「Till There Was You」がグレイト! アレンジはトミー・オリヴァー。.
収録曲・データ
【曲目】Let’s Talk About Love / Spring Is Here / I’m Nobody’s Baby / Somethin’s Coming / Make The Man Love Me / I Can’t Believe That You’re In Love With Me // Till There Was You / After the Lights Go Down Low / There’s No Such Thing / Namely You / Kiss And Run / I’ll Never Stop Loving You
ジェラルド・ウィルソンのビッグバンドを従えた一枚。アンニュイな低音ヴォイスの艶やかさはそのままに「Hello, Dolly」「Watermelon Man」や「King Of The Road」など彼女にしては新しめのレパートリーをセレクト。タイトル曲はいろんなシンガーが歌ってますが、彼女の歌声の狂おしさは格別。ブラスだけでなくオルガンもナイスアクセント。.
収録曲・データ
【曲目】My Kind Of Town / Girl Talk / King Of The Road / I Bruise Easily / Feeling Good // Watermelon Man / She’s Just A Quiet Girl (Mae) / Summertime / Hello Dolly! / Won’t Someone Please Belong To Me
ジャズ評論家レナード・フェザーの娘さん。若くて力強いジャズヴォーカルです。レパートリーにはヴァン・モリソン「Moondance」があり、さらにデイヴ・フリッシュバーグ「I Don't Believe You」ボブ・ドロウ「I've Got Just About Everything」マイルス・デイヴィス「Four」まで。やってくれますね! 清々しく、そしてヒップ。さらに美人とくれば文句無し!.
収録曲・データ
【曲目】Someone To Watch Over Me / Moondance / Skylark / I Don’t Believe You / Deep In The Night // I’ve Got Just About Everything / All Blues / Wave / Four / You And I
子供のころからTVショウなどで活躍していた黒人ポップ・シンガー。これは18歳のときのセカンド・アルバムですが、とても10代とは思えないしっかりした歌唱力! 当時アメリカで大きな影響力を持っていたミッチ・ミラーのバックアップも強かったとは思いますが、朗々と響く歌声の説得力がやっぱりすごいです。部屋の灯りを暗くして「Blues In The Night」を聴いてください。音質も素晴らしいので!.
【曲目】Toot, Toot, Tootsie! / Miss Otis Regrets / Bye Bye Blackbird / Gonna Build A Mountain / Hi - Lili, Hi - Lo / Just Squeeze Me // Hold On / My Man / Time After Time / Lullaby Of Broadway / Java Jive / I’d Do Anything
50年代から女優として活躍するポリー・バーゲン。シンガーとしてのアルバムはColumbiaというイメージですが、本作はPhilipsに移籍後の第一弾。女優でもある彼女の生き方になぞらえたアルバム・タイトルのようです。楽曲も映画や舞台から有名になったものを中心にしています。歌声は少し円熟味を増した感じですが、アレンジ的にはモダンさもあって。ボッサな「The Continental」にや、シャープなビッグバンド・アレンジの「Cheek To Cheek」が最高です!.