【曲目】Home To You / Mad Lydia's Waltz / Alfie Finney / Sanctuary From The Law / All Winter Long // The American Eagle Tragedy / Roast Beef Love / It's Love
それまでイギリスでのヒットはあったものの本国アメリカで成功できていなかった彼ら。このアルバムでアメリカでも(日本でもCMで)ブレイクしました。バブリーな香りもあるゴージャス・ポップの連発ですが、サヴァンナ・バンドの中核だった実兄ストーニー・ブラウダー・ジュニアが曲作りに参加。すごくいい曲を提供してます。コリー・デイ、ダリル・ホールも顔だしてます。ジミー・ソウル「If You Wanna Be Happy」カヴァーも最高!.
収録曲・データ
【曲目】The Lifeboat Party / Underachiever / If You Wanna Be Happy / Distractions / Survivors / Call Me The Entertainer // There's Something Wrong In Paradise / It's A Wonderful Life / Bongo Eddie's Lament / Broadway Rhythm / Back In The Field Again / The Seven Year Itch
オクラホマ出身の兄弟デュオが残した唯一のアルバム。リトル・フィート「Easy To Slip」をアコースティックで晴れやかにカヴァーしていることで熱心なSSWファンには知られているかも。彼らのバックグラウンドには敬虔かカトリック信仰があったようで、レリジャス的な歌詞やムードも感じ取れます。それがこのサウンドやハーモニーの透明感にもつながってるんでしょうね。.
1977年にイギリスで発売されたフィレスのベスト盤「Echoes Of The 60s」の80年代リイシュー。スペクターのトレードマークであったサングラスをキャッチーなデザインとして使用しました。全20曲で60年代の黄金時代をまんべんなく味わえます。70年代UKで採用されたモノラルミックスはくっきり傾向ですし気持ちいいですよ。.
ドイツの男女混声コーラス・チームですが、60年代末になると英米でのリリースは英語です。本作はソフトロック風味満点のイギリス録音。制作はシャドウズやクリフ・リチャードを手がけた英国のノリー・パラマーということで、なるほどの仕上がり。「Where The Playground Susie」「Feelin' Groovy」(最高!)など、同時代のポップスを清涼感たっぷりに取り上げています!.
収録曲・データ
【曲目】Good Morning Starshine / Galveston / Happy Heart / Once In Each Life / Windmills Of Your Mind / Love Theme From Romeo And Juliet // Where’s The Playground Susie / Aquarius / Just A Dream / Feelin’ Groovy / By The Time I Get To Phoenix / Goodbye
シスコのユニークなレーベル、Beserkleyのアーティストによるオールディーズ・カヴァー・アルバム。何を隠そう、このアルバムこそジョナサン・リッチマンが歌う「Chapel Of Love」(ディキシー・カップスのあの曲!)が聴ける、というものなのです。わなわなと歌う一度聴いたら忘れられないカヴァーになってます。.
収録曲・データ
【曲目】I Can Only Give You Everything / Gino Is A Coward / Over And Over / Bad Moon Rising / Life’s Too Short / Let her Dance / I Want Her So Bad / Telstar // Way Over There / Chapel Of Love / Knock On Wood / Just Like Me / Boris The Spider / Batman
【曲目】Sing / Lucky Star / We’ll Get By / There Used To Be A Ballpark / You Will Be My Music / Picking Up After / Sesame Street Theme / Bein’ Green / ABC-DEF-GHI / Somebody Come And Pray / Winners
Blue Noteブラック&ブルー・レーベル(1970年に用いられたデザイン。オリジナルリリースは1968年)。
ぶりぶりとした熱さではなく、クールさも兼ね備え。
1950年代からベイシー楽団のサイドマンとしてのキャリアを積んできたサックスプレイヤー。ソロに転じ、60年代に入ってからはソウルフルでモダンなスタイルに転身。Blue Noteに残した唯一のアルバムである本作でも、かっこよく吹きまくっています。ぶりぶりとした熱さではなく、クールさも兼ね備えてます。A-1「Little Miss No Noise」のミッキー・ローカーのドラムとの絡みのかっこよさ! 三管のセクステット編成で、6曲中5曲はフォスターの自作。.
シティボーイから転じてディスコボーイとして成功を手にしたポール・ジャバラ。これが彼のサードにして全面的にディスコに転じた分岐点作品。ダンスビートがメドレーで続くA面でもメロディメイカーぶりは健在。B面には、かつてポールが作品を提供したドナ・サマーがゲスト参加。Bラス「Just You And Me」は、AORファン泣かせのメロウチューン!.
ただひとこと「The Beat」。ずばり、ひたすら踊るためのビートとサックスのブロウ! この音が50年代の黒人クラブで流れるさまを想像するだけでアドレナリンがどぼどぼと出てきます。妥協のないタフなR&Bジャズの連発。「Foot Stompin'」「2 Point 8」で身体が反応しないなんてありえません! 硬質なビートをはじき出すオリジナル盤!.
収録曲・データ
【曲目】Tea Bird / Purple Wail / He’s A Real Gone Guy / Moonday / Rooster Walk / Pog Wog // 2 Point 8 / Lawdy Miss Clawdy / Foot Stompin’ / Mashin’ Potatoes / Earth Rock / Lions Den
ああ…。普通に聴いているだけで泣けてきます。ペンシルヴェニアのトロンボーンおじさんハロルド・ベターズが地元銀行のビルの前で公開レコーディングした2枚組ライヴ。「Wonderful World」や「This Guy's In Love With You」での、とろんとした人肌の演奏と歌。ゆるいグルーヴなのに、ダレてない。この雰囲気にはまったら、簡単には逃げ出せません! ワンホーン(トロンボーン)による珠玉の人情ジャズです。ミストーンもおかまい無し! お客さんの話し声も普通に聴こえる真の意味での臨場感あふれる傑作です。.
スタン・ゲッツとの共演でジャズファンを魅了したファーストに続き、ベテランギタリスト、エディ・デュランを相棒に帯同。さらにトランペッター、トム・ハレルを従えて、本作でも快調ぶりを示しています。スピーディーな「What A Little Moonlight Can Do」ラテンな横揺れも素敵な「Don't Be That Way」と、両面頭からキャッチーです。エディ・デュラン作のボッサ「One By One」も素敵ですね。からだにきちんとジャズが入ったヴォーカルです。.
収録曲・データ
【曲目】What A Little Moonlight Can Do / This Time The Dream’s On Me / One By One / Please / Estate // Don’t Be That Way / All My Tears / Wonder Why / Let’s Fall In Love / Zingaro
【曲目】Malague a / Quiereme Mucho (Yours) / Siboney / Solamente Una Vez (You Belong To My Heart) / Quiensera (Sway) / Quizas, Quizas, Quizas (Perhaps, Perhaps, Perhaps) / Beso De Fuego (Kiss Of Fire) // Granada / Besame Mucho (Kiss Me) / Nosotros / Vaya Con Dios / Te Quiero Dijiste (Magic Is The Moonlight) / Jalousie (Jealousy)
ダイアン・リネイではなくてダイアン・レイ。A-1におさめられた「Please Don't Talk To The Lifeguard」が唯一のヒット曲だったかわいこちゃんガールシンガー。当然、アルバムもこれ一枚のみ。それでも、アルバムを残せたことは幸運だった部類かもしれません。素直でキュート。あまりうまくない歌が、またガールポップ・ファンの琴線を直撃です! 「My Summer Love」は胸キュンな名曲。サマーソングだけじゃなくて「Snow Man」みたいウィンターソングもありますよ。.
「Be Bop A Lula」などで知られるロックンローラー、ジーン・ヴィンセントのサードアルバムです。バックバンドのブルー・キャップスとともに残した初期の3枚はいずれも劣らぬロックンロール・クラシック。大ヒットこそ収録していませんが、すでに貫禄と余裕を感じさせます。バディ・ホリーらが世を去る前年の1958年は、オリジネイターたちにとって最後の輝きを放つことができた年でした。.