【曲目】If It Don't Snow / Coal House Woman / Cheap Talk And Lies / Ebony / Le Desole / Aweigh With Words // Rebound Lady / Room At The Top / Sandy / Another Broken Prophet (On The Road) / Campus Glam Opus / Evitez Paris
サイモン&ガーファンクルのリユニオンでNYのセントラルパークでの大コンサートを行う直前にリリースされたスタジオ盤。過去の栄光を追うのではなく、自身の歌声でキャリアを紡いできた彼の自身が、セルフポートレートのようなジャケットにも表れました。タイトル曲などジミー・ウェッブが陰影の深い3曲を提供。ギャラガー&ライルの「A Heart In New York」もすごくいいです。ダンサブルじゃなくても大人の音楽(AOR)は成立するという好例。.
元ブリンズレー・シュウォーツとしてはニック・ロウに続いてのソロデビュー。USでは「Gomm With The Wind」というダジャレなタイトルでしたが、UK盤はジャケもタイトルも家族で休日を楽しむモード。見開きジャケの写真がいい感じ。それにしてもこのファーストはポップないい曲が揃いました(「Hold On」はアメリカでもヒット)。屈託なく、しかし、ひねりはある。ブリンズレー時代の再演「Hooked On Love」そして「That's The Way I Rock'n'roll」名曲!.
カナダ出身の女性SSW。タイトなリズム隊にとにかく腰をくだかれますよ。ざらついたサウンドにメロウさがにじむ「I Give It To You」、怒濤のレアグルーヴ「If It Wasn't For The Money」で昇天! 骨太感と女性ゆえのしなやかさがばっちり混ざりあってます。.
収録曲・データ
【曲目】Who Cares / The Queen / Too Late / Crying Crying / Running Wild // Save Me / Shake It / I Give It To You / If It Wasn't For The Money / Things Of The Past
バリー・マクガイアが取り上げ全米1位を記録した「明日なき世界」の自演版や日本でヒットした「孤独の世界」など代表曲のほか、自身の名義でのファーストシングル「The Sins Of A Family」などを収録しています。ボブ・ディランに強く影響を受け、サーフロック作家から若くシリアスなフォークロックへ転身した時期の青い情熱がほとばしり出るよう。美しくせつないメロディが、胸の奥を締め付けます。Rhinoリマスターなので音もいいです。ジャケ写もいい!.
収録曲・データ
【曲目】This Precious Time / Eve Of Destruction / The Sins Of A Family / Here's Where You Belong / This Is What I Was Made Fore / What's Exactly The Matter With Me / I Get Out Of Breath // From A Distance / The Man Behind The Red Balloon / What Am I Doin' Here With You / Take Me For What I'm Worth / Lollipop Train (You Never Had It So Good) / When The Wind Changes / Halloween Mary
TOTOに提供した「I'll Be Over You」などによってのちに知られる彼のこれがファースト。長くナッシュビルでキーボードプレイヤーとして活躍してきた人です。AORファンの間では隠れたマスターピースとして語られてきた1枚。それもそのはず、本作が当時発売されたのはなぜか日本とフランスのみでした。全曲ウォームで最高。海外で再発見された今ではレア盤に!.
1963年にBlue Noteでリリースした「Portrait Of Sheila」で知られる女性ジャズシンガー。それから20年を経て、ベーシストのハーヴィー・シュワルツとふたりだけで制作したアルバムです。ルート音を弾くだけでなくかなり自由に動き回るベースを相手に歌うのは、相当ピッチの良さに自信がないとできないこと。いつしか歌だけでなくベースも歌っていたのだと気がつきます。すばらしい緊張感とグルーヴ。.
50年代のクリスマスをRhinoがまとめれば、ドゥーワップにロックンロールにわけわかんないのまで、楽しくならないわけがない! 50年代R&Bのグリージーなリズムと華やかな雰囲気がパーティーをジャンプさせます。ド定番「Jingle Bell Rock」や、ディッキー・グッドマン(ブキャナン&グッドマン)のコラージュクラシック「Santa & The Satelite」あたりは当然チェック。一枚のアルバムとして聴いても、相当楽しめますよ。.
70年代前半のボズはアーシーさとシティ・ポップ・センスが交錯したサウンドを作り出しています。ジョニー・ブリストル・プロデュースの出世作「Slow Dancer」の前作にあたるのがこちら。サンフランシスコとマッスル・ショールズでのレコーディング。「Hello My Lover」からアラン・トゥーサンの「Freedom For Stallion」カヴァーにはニューオリンズ趣味の流れも。.
【曲目】Georgy Girl / Girl Talk / Call Me / Here / Theme From The Sand Pebbles / Happy Together // Sunny / Hot Fudge Sundae / Jimmy / Havah Nagilah / Take Five / Blues For Hari【Musician】Emil Richards (vib, perc), Dave McKay (p, org), Joe Porcaro (ds), John Morell (g), Chuck Domanico (b), Chino Valdes (bongos, congas) 【Producer】Marshall Lieb 【Arranger】Eddie Karam
おなじみホルスト・ヤンコフスキーの手がけたオドロキの男女混成コーラスグループ。「Light My Fire」(ファンキーに跳ねているリズムが抜群です!)「Fool On The Hill」などに加え、実に気の利いた自作も収録。ドイツ国内向けということもあり、歌唱はドイツ語。これが新鮮で楽しいです。ちょい大人の気分もあって。なんとも洒落たタイトルではありませんか。百戦錬磨のソフト・ロック〜コーラス・ファンも絶対満足の内容です!オトのいいMPS。こちらもお忘れなく。.
収録曲・データ
【曲目】 Nightpeople Only / Light My Fire / Lady Eve / Der Mann den’s nicht gibt / Wist iht auch // Kleine grune Apfel / Geh mit mir durch den Regenbogen / Regen fallt heut auf die Welt / So wie heut / Das ist der Morgen
ジャズとAORの中間をゆく極上のフィメール・ヴォーカル。いわゆるスムース・ジャズの逸品です。ロレイン・フェザーとデヴィッド・ベノワが共作したタイトル曲は、アーバンなナイトライフを演出するスピーディーなブラジリアン・チューン。シーウィンドのカヴァー「Follow Your Road」もAORファンにはたまりませんね。隠し球はラスカルズ「Groovin’」の大胆なジャズAOR解釈!.
【曲目】The Pawnbroker / Saturday Night After The Movies / The Gentle Rain / China Gate / Emily / Goin’ Hollywood // From Russia With Love / Shadow Of Your Smile / Girl Talk / Matchmaker, Matchmaker / Return To Paradise
「ふられた気持ち」以前。黒人たちが彼らのあまりのソウルフルな迫力に「お前たちのことを認めたぜ、ブラザー!」(すなわちライチャス・ブラザーズの語源)と叫んでいた時代のアルバムです。これがセカンド・アルバム。レイ・チャールズがふたりいるような「This Little Girl Of Mine」のモーレツさにぶったまげますね! こんな時代の彼らこそ、今体験されるべき!.
収録曲・データ
【曲目】Baby, What You Want Me To Do / My Tears Will Go Away / Fannie Mae / I Just Want To Make Love To You / Something's Got A Hold On Me // This Little Girl Of Mine / Try To Find Another Man / Night Owl / Bring Your Love To Me / For Your Love
ダニー・ハサウェイも採り上げた代表曲「Ma gdalena」を収録した73年の傑作。SSWにソウルのエッセンスを加味した絶品の塩梅です。それもそのはず、アリフ・マーディンのプロデュースでバックには、そのダニーやバーナード・パーディー、ドクター・ジョン、アイアートらが参加。A面はミディアムテンポのメロウチューン中心。打って変わってB-1「Steppin' Out Tonight」が、ダン・ヒックスもビックリの疾走アコースティック・スウィングなのが、また最高!.
収録曲・データ
【曲目】Angel Spread Your Wings / Magdalena / Junkman / Portrait In Black Velvet / She Said "Drive On, Driver" // Steppin' Out Tonight / If Ya Cant Boogie, Woogie (You Sure Can't Rock & Roll) / Mad Ruth / The Babe / Catfish / The Edge / Farewell To Storyville (Good Time Flat Blues)
グラディス・ナイト&ザ・ピップスのヒット曲「夜汽車よジョージアへ」の作者。ポップ・カントリー的なイメージですが、ちゃんと聴き返すとビックリ。ニック・デカロがたいてい弦をアレンジしていますし、デヴィッド・フォスター、マイケル・オマーティアン、ラリー・カールトンらメンバーも最強。さらにA-1「Misty Mississippi Morning」みたいなセンシティヴで最高泣ける曲もいっぱい! 「Living With A Shadow」も素晴らしい。.
甘くて瑞々しいコーラスに、皆がトリコになったのもわかります。60年代のポップ・ヒットを採り上げたこのアルバムでは「Hit The Road Jack」がかわゆすぎます。ジャックも思わず旅立ちを思いとどまってしまうのでは? 「Our Day Will Come」のけなげさに涙。ヘレン・シャピロの「悲しき片思い」(You Don’t Know Me)に胸キュン。「抱きしめたい」はご愛敬!.
収録曲・データ
【曲目】You Don’t Own Me / Hit The Road Jack / There! I’ve Said It Again / Our Day Will Come / I Will Follow Him / Breaking Up Is Hard To Do // I’m Leaving It Up To You / I Want To Hold Your Hand / The End Of The World / Everybody’s Somebody’s Fool / Theme From A Summer Place / Don’t Break The Heart That Loves You
全曲「お月様」ソングでまとめたメル・トーメの非常にオシャレな一枚。アレンジャーが「Fantastica」のラス・ガルシアという人選もお見事じゃないですか。一曲目「Swingin' On The Moon」からゴキゲン。ビロードのように美しい声で綴る月面ジャズ。かわいこちゃんが宇宙飛行士を気取るジャケットも素晴らしすぎます。.
収録曲・データ
【曲目】Swingin' On The Moon / Moonlight Cocktail / I Wished On The Moon / Moon Song / How High The Moon / Don’t Let That That Moon Get Away // Blue Moon / Velvet Moon / No Moon At All / Moonlight In Vermont / Oh, You Crazy Moon / The Moon Was Yellow
子供ロッキン・グループ、ロッキー・フェラーズ。NYで暮らすフィリピン系一家の兄弟グループ(だから、ジャケにお父さんらしき人物が写ってます)で、R&B感覚+やんちゃマインドが愛おしいんですわ。二大ヒット「Killer Joe」「Like The Big Guys Do」に加えて、思わず頬緩むナイス・チルドレンR&Bの連発。これが唯一のアルバムです! メンバーの着ているウロコ・スーツも凄い!.