1937年から39年にかけて、ステファン・グラッペリではなく黒人ヴァイオリニストのエディ・サウスと活動をともにしていた時代のジャンゴです。アメリカの歴戦ジャズマンたちとの共演を中心にまとめたオーストラリア編集盤。ジャケの写真はジャンゴではないですが、プレイはしっかりと際立ってます。.
Eddie’s Blues.
Sweet Georgia Brown.
Somebody Loves Me.Davisというレーベルは、50年代から60年代にかけて殿方のためのお色気ソング集をリリースしていました。といっても「うふん、あはん」の類ではなく、どれもウィットの効いた歌ものというのが、結構びっくりですよね。このナンシー・スティールも才能のある人。からりとした歌いっぷりで「いい男に出逢いたいもんだわ」と歌ってます。小粋な女性ジャズシンガー外伝といえる存在。.
The Royal Bed.
Symphony Conductor Man.
Quit Your Feelin’ Around.激レア! 奇人! 怪人! 粋人! スリム・ゲイラードの初12インチLPにして、40〜50年代と続いてきた彼の歩みと音楽性を総括した大傑作です。音源は1950年代前半に行われたいくつかのセッションから。ピアノで参加していたのはディック・ハイマンだったんですね。ジャズもブルースもはちゃめちゃスキャットも彼の前ではすべてが栄養になります! 「Laughing In Rhythm」「Chicken Rhythm」など生涯の代表曲を含む20曲入りの大盤振る舞い!.
Laughing In Rhythm.
Chicken Rhythm.
Oh, Lady Be Good.Atlanticが企画したブルースの古典復刻シリーズ。プロフェッサー・ロングヘア(「New Orleans Piano」)がこの企画によって大復活したことで有名ですが、その続刊まで買いそろえている人は意外といなにのでは? この第三弾はテキサスブルースが西海岸に伝播してゆく時代を、貴重なシングル音源、未発表音源で提示した好企画。今となってはいろんなかたちで聴ける音源かもしれませんが、半数近くが当時は未発表曲でした。.
T- Bone Blues Special.
Reconsider Baby.
Along About Midnight.Atlantic〜Asylumと西海岸のシーンに地味ながら印象深い佳作を残す彼らのラストアルバム。メロウでアコースティックなシティサウンドが詰まっています。この後、ジョン・バドルフが加入する最高のAORバンド、シルヴァーにもつながる、爽やかでどこか切ないサウンド。かつてハイファイの「片寄明人セレクション・コーナー」を飾った一枚です。.
Is It Love.
Another Part Of Love.
Ain’t It Like Home.Atlantic移籍後の1作目。セールス的にやや低迷したCapitol時代を経て、心身ともに初心に帰ることを意識したようなタイトル曲が印象的。サウンドも70年代の前半に近いシンプルなものになっています。また彼女自身が作詞も手がけている曲が多いことも本作の特徴でしょうか。「Life Without Love」は、元夫ジェリー・ゴフィンと実娘ルイーズ・ゴフィンの提供曲なんですね。.
One To One.
Life Without Love.
Love Is Like A Boomerang.ジェイ・グレイドン・プロデュース。もちろんデヴィッド・フォスターも参加。隙もないほど完璧なAORサウンドが出来上がりました。ディオンヌとグレイドンの力量の高さに頭が下がります。一曲目「For You」から内容最高です。そう、このリフがグレイドンそのものなんですよねえ。ジョニー・マティスとの共演曲「Got You Where I Want You」もお見事です。.
Got You Where I Want You.
For You.
With A Touch.ふたりの仲は1960年代初め、ガレスピーがブラジルでバンドメンバーにスカウトをして、その結果、ラロ・シフリンはアメリカでジャズから映画音楽に至るまで大成功を収めたというのが始まり。その子弟関係をモダンなソウルジャズに結実させた傑作「Free Ride」から最高の2曲のシングルカット!.
Unicorn.
Free Ride.ニューオリンズから颯爽と登場し、「Ya Ya」「Do Re Mi」と全国区のヒットを飛ばしたリー・ドーシー。その続編としてリリースされたシングルは「イーニー・ミーニー・マイニー・モー」! 残念ながらヒットはしなかったんですが、ゴキゲン度合いには文句ナシ! 盟友アラン・トゥーサンのクレジットはまだないのですが、トゥーサンのスタジオ・パートナーとなるマーシャル・シーホーンのクレジットはすでにしっかりとあります。.
Eenie Meenie Mini Mo.
Behind The 8 Ball.ニューヨークの歴戦セッションマンたちが集ったスーパー・フュージョングループ。西のクルセイダーズとともにフュージョンブームを支えたのが彼らでした。本作はスティーヴ・クロッパーがプロデュースにあたったサードアルバム。流行を意識しつつも前2作よりもソウル色がさらに強まった印象です。.
Mighty Love.
Always.
Rainbows.60年代からキャリアがあり、お互いにクリエイターとしての才能も持つ二人がデュオでリリースしたアルバム。気持ちよく盛り上がるディスコビートとメロウナンバーがほどよく共存したクオリティの高い仕上がりです。70年代フィリーの良さが詰まった「Never Stop Loving You」など、ダンスクラシック的なムードも充実。カーティスのレーベルですがプロデュースはバニー・シグラー自身が手掛けます。.
Never Stop Loving You.
My Girl.
Leaving.1964年のシングル。兄トム・スプリングフィールド作曲のバラードで全英8位まで上昇。アメリカでは91位までしかあがりませんでした。擬似バカラック風とも感じます。せつないマイナーメロディながら盛り上がるB面は彼女らしいノーザンソウル!.
Losing You.
Here She Comes.香港からやってきた5歳のピアノ少女ジーニー・チュウちゃんです。ピアノの半分くらいしか身長が無いんですけど、頑張ってピアノ弾くんです。立派! 「Inca Dinca Doo」ではやんちゃな歌声も聴かせてくれます。この数年後、少し成長した彼女は兄弟姉妹と「Ginny Tiu Revue」というアルバムを残すんですけど、まだ先の話。イノセンス以上の何かを感じます。「China Night」での、お父さんの親バカなイントロダクションもご愛嬌。.
Inca Dinca Doo.
Twelfth Street Rag.
China Night.UKファンクバンドの雄。77年に「Shipwrecked」のタイトルでリリースされていたアルバムを、もっとキャッチーなタイトルとジャケで翌年出し直ししたアルバム。それだけ“売りたい”アルバムだったということでしょう。インスト「Bop Gropes Blues」が極上の夕焼けファンク。AORファンにはレニー・ザカテックのヴォーカルナンバーも高ポイント!.
Bop Gropes Blues.
Oh I.
Just Let It Lay.アフリカンネイティヴのルーツを洗練されたソウルミュージックと融合させてきた彼女のA&M第二弾。以前のアルバムに比べ、さらに洗練され、しかし歌のスケールの大きさはそのまま。AOR的なサウンドの中にしっかりとルーツが主張され、その躍動感はとてもまぶしいものです。気持ちよく身体が揺れるオーガニックな魅力たっぷり。プロデュースはハーブ・アルパートら。前作より最近見かけなくなってます。.
I Need You.
Open Up Your Heart.
Baile Baneso.チャールズ・リヴァー・ヴァレー・ボーイズのピータ・シーゲル、ボブ・シギンズ、ハンク・シュワルツに、ニュー・ロスト・シティ・ランブラーズのジョン・コーエン、そして若きロリー・ブロックやビル・ヴァナバーら、当時の東海岸の才気ほとばしるプレイヤーたちが集ったバンジョー快演集。64年録音。当時15歳だったロリーが参加できたのは、フィドルが達者な父アラン(アルバムに参加)がヴィレッジで靴屋さんを営んでいたことがきっかけだったそうです。.
Old Molly Hare.
Solider's Joy.
Colored Aristocracy.アンドレ・プレヴィンとドリー・プレヴィン夫妻の曲を歌っています。トリッキーなピアノトリオ曲と、美しいストリングス曲で構成。プレヴィン夫妻の音楽素養とジャッキー&ロイの対応力の高さを見せつけてくれます。ランバート・ヘンドリックス&ロスも真っ青の高速スキャット/コーラスのAラス「Sing Me An Abstract Song」(タイトル凄!)が、すごい!.
Sing Me An Abstract Song.
Like Love.
Yes.イギリス出身で盲目のハンデがあるピアニストというとジョージ・シアリングを思い浮かべますが、この人も似た系譜にあるユニゾンを多用したアレンジで自分のジャズを作ります。しかも出自のスコットランドの音楽もとりまぜながら。だからこういうアルバムタイトルなのですね。スタイリッシュで斬新なアレンジ連発で、知性派ジャズ好みならぜひ。.
Scotch Mist.
Undertone.
Scotch On The Rocks.名花ジュリー・アンドリュースの経歴上、最大の謎にして奇盤! 子供のための音楽を制作していた音楽家マーティン・グリーンとのコンビで、子供たちのための楽しい音楽を制作するはずでしたが、そのインストゥルメンタリストとして起用されたのが盲目の奇人ムーンドッグ! 驚異的な歌唱力も、ここでは未知の音世界を構成する要素に過ぎません。迷宮の案内人と化した彼女。.
Favorite Nursery Rhymes.
School Days And Learning Songs.
The Animal World.20世紀の大作曲家リチャード・ロジャースが自ら指揮棒を持った貴重なレコーディングです。まるで19世紀から存在しているクラシカル楽曲のように思えるのに、すべて20世紀にロジャースが作曲したという事実に、あらためて驚きと敬意を感じます。大編成のオーケストラでのダイナミックな演奏は作曲者の夢を叶える試みでもあったでしょう。.
Richard Rodgers’ Waltzes.
March Of The Siamese Children.
Slaughter On Tenth Avenue.“From The Creative World Of”の名義を用いるようになった60年代のケントンは、自らの門下生たちにテーマを与え、彼らが用意した楽曲及びアレンジを使って作品をリリースしていきます。本作で指名されたのはジーン・ローランド。”Blues”といっても、いわゆる黒人のブルースだけではなく、情感の表現、黒人ルーツの探求など様々な視点が試みられています。死ぬまで自分が動き続けたエリントンとは違うアプローチで、自身の音楽を追究したケントンはすごい人です。.
Reuben’s Blues.
Blue Ghost.
Fitz.観光客を迎えるワイキキのホテルショーで60年代からならした人です。甘やかなヴォーカルはトラディショナルハワイアンだけでなくモダンなレパートリーにもフィット。その独特のソフトでムーディな持ち味を、ハワイアンフォーキーバンド、コッパー・ニッケルをコーラスに迎えた布陣で製作したのが本作です。オープニングの「Hanalei」からとろけそうになります。.
Hanalei.
Pua Mana.
Lahaina Luna.1968年に入って最初のシングル。全米28位は普通のアーティストなら立派なヒットなんですが、シュープリームスにとっては4年ぶりにトップ20入りを逃すという不名誉な記録でした。時代の変化を意識した力強い音作りはすごくいいんですが。 B面は62年に一度シングルのB面になった曲を何故かもう一度カップリング。これがかわいい! 現在と過去のシュープリームスです。.
Forever Came Today.
Time Changes Things.NYのホワイトドゥワップグループ。ご存じビーチ・ボーイズが「20/20」でカヴァーし、スマッシュヒットさせた曲のオリジナルです。原曲はビーチ・ボーイズ版とは全然違ってゆったりとしたテンポだというのが、逆に新鮮です。B面はいたいけなロックンロールソング!.
Bluebirds Over The Mountain.
A Chicken Ain't Nothing But A Bird.70年代前半のKuduレーベルでのリリースを経て、後半は移籍したMercuryでディスコソウル路線へ。少女時代から抜群の歌唱力で知られた人ですので、なんでも歌いこなすのですが、スタンダードソング「If I Loved You」をミディアムテンポのディスコにするなんてさすがです。ヴァン・モリソン「Into The Mystic」カヴァーもすばらしい。ブルージーなナンバーでもちゃんと実力を見せてくれますよ!.
Love Addict.
If I Loved You.
Into The Mystic.アイク・ターナーが送り出したファンクバンド。もしかしてアイク&ティナのバックバンドを務めていた連中ですかね? これがセカンドアルバム。歌ものとインスト半々ほどの構成で、どちらも熱さと洗練の両方が感じられてかっこいいのです。人間的には問題ありだったそうですが、やっぱりプロデューサーとしてのアイク・ターナーはすぐれもの!.
Beauty Is In The Eye (Of The Beholder).
Two For Three For Me.
Scratch.イギリスのラウンジサックス奏者ジョニー・グレイのプレイを、ライブラリーものでも知られるレグ・ティルスリーのヒップなバンド&コーラスで味付けしたロンドン産サウンド! 「Volare」や「Misty」「Flamingo」のアッパーなアレンジは超ハッピーでかっこいい! 意表を気持ち良く突かれて、自然に腰が浮き上がります。ソフトロックラウンジといってもいいでしょうね! 傑作!.
Volare.
Misty.
Petite Fleur.70年代を迎えても時代の空気を理解し続けたペギー・リーです。制作はスナッフ・ギャレット、編曲はドン・セベスキーとアル・キャップス。気だるい彼女のヴォーカルが乗るだけで、どんなポップスでも“彼女の歌”に。さらりと歌ったセンチメンタルな「All I Want」も素晴らしいし、「Sing」の素敵な解釈は、まるでソフトロックの“ゴッドママ”。.
Sing.
All I Want.
Help Me Make It Through The Night .1972年の大ヒット「Me And Mrs. Jones」の大ヒットでよくもわるくもバラード歌手のイメージがありますが、実際の彼はジャズのセンスもあり、ファンクナンバーも自在にこなします。彼の魅力をフィリーソウルのフォーマットでもっともよく体現しているのは、じつはこのあたりのアルバムではないでしょうか。ギャンブル&ハフのプロデュース。.
July, July, July, July.
Be Truthful To Me.
When It’s Your Time To Go.元デフ・スクール。のちにプロデューサーとして大成する彼が、自身のリーダーバンド、クライヴ・ランジャー&ザ・ボクシーズでリリースした唯一のアルバムです。キンクスやエルヴィス・コステロのバックを務めたアトラクションズを彷彿とさせるシャープかつひねりの効いたポップサウンドで、この時代のUKニューウェイヴらしいスカ/ダブ感覚もちらほら。.
Ain’t Gonna Kiss Ya.
Hope And Glory.
Splash(A Tear Goes Rolling Down).