「An Electrifying Musical Experience!」とサブタイトルが付けられたテルミン・レコードの古典です。本来はヒッチコック映画「白い恐怖」(45年)のために書かれたミコラス・ローザのスコア(そこでもテルミンが、すでに使われています)。それをサミュエル・ホフマンを起用してリアレンジ。恐怖だけでなく重層的なスコアの美しさも得難いもの!.
Main Theme.
Scherzo.
Constance.ヒゲ男爵系ジャズ。ジョー・ターナーと言っても、ブルース/R&Bシンガーのビッグ・ジョー・ターナーではなく、ユービー・ブレイクやジェームス・P・ジョンソンの影響下に育ったラグタイムピアニストのソロピアノ。御年70歳くらいでしょうか? オレ流の力強い指さばきが素敵です。“唄うピアノ”というのは、こういう音のこと。.
Taboo.
Loncy.
Effervescence.ウォーのハーモニカ奏者であり、中心人物として今も活動を率いるリー・オスカー。LAチカーノソウルのエッセンスを洗練させ、コンテンポラリーなソウルジャズ/フュージョンとして表現した初のソロアルバムです。チカーノたちの歴史を組曲として構成するなど、都会的なメロウさだけではない骨のある個性が魅力です。.
BLT.
Sunshine Keri.
Starkite.80年代モダンソウルの人気盤「Love Changes」からタイトル曲をシングルカット。じっくり大人なミディアムメロウです。B面はよりダンサブルで下世話な歌謡曲味もあって、これもいいな。.
Love Changes.
Got To Know.フェリーニとニーノ・ロータは長年の名コンビ。数あるサントラの中から、1955年の「崖」と1965年の「魂のジュリエッタ」のサントラをそれぞれ1枚ずつ収録した2枚組LPです。「崖」はサントラ音源が存在していながら長年レコード化されず、このときが初のお目見えでした。10年のスパンを挟んだロータの名人芸的スコアの変遷を感じることもできますね。.
Il Bidone.
Amour.
Les Grenouililles.ピアノを弾きながら歌ってジャイヴする子供ブルースマン! 9歳から11歳までにSPに録音されたやんちゃなブルースの数々を集めた編集盤です。数のカウントが美味しすぎる「Numbers Boogie」、ルイ・ジョーダンのナンバーに挑戦の「Caldonia」などなど全14曲。ブルースなのに楽しい気分になること間違いなし!.
Number Boogie.
Caldonia.
Christmas Boogie.フィラデルフィア出身でピアニストとしての素養も高く、ジャズ味のあるポップシンガーとして50年代から活躍したバディ・グレコ。本作はイタリアをテーマにしたおおらかなアルバムで、イタリア生まれの名曲やイタリア語で歌うマンシーニ曲などを交えた構成。「It Had Better Be Tonight」や「More」には60年代半ばらしいビート感もあって最高です。.
It Had Better Be Tonight.
More.
Sempre Amore.ちょっとキャロル・キングにも似た魅力的な声を持つイギリス出身の女性ポップSSWのセカンド。澄んだ色彩を帯びてパリッとしたAORサウンドを聴かせます。A面の頭からナチュラルな感性に聞き惚れてしまうはず。西海岸録音の本作にはジェフとマイクのポーカロ兄弟、スティーヴ・ルカサー、ジェイ・グルスカ等が全面参加。.
Listen.
Do Me A Favor.
You Should Hear.MercuryのA&Rを務めていた立場を利用して(?)、同社のステレオリリース第1号にちゃっかり収まったのがこのアルバム。コミカルな木管&金管がラウンジ色を濃くしています。また、裏ジャケのライナーに、ステレオ効果により音の壁が広がるという意味で“Wall Of Sound”という言葉が使用されています。アルフィ&ハリー(デヴィッド・セヴィル)の「The Trouble With Harry」のカヴァーはとても珍しいですよ。.
Dancing Tambourine.
The Trouble With Harry.
Let’s Dance.デイヴ・メイスン・バンド出身のマイク・フィニガン(ソロ作も人気です)とジム・クルーガー、ボズ・スキャッグス・バンド出身のレス・デューデックと組んだ職人肌バンド。ヘビーメタルみたいなジャケットですが、よく練られたアレンジで爽快なシティサウンドが詰まってます。うまくメロウに転化させる手腕は、さすが達人たちのグループという感じ。.
Angels Fall.
Just Like The Weather.
It’s All About You.ギャンブル映画の決定版! 音楽は脂が乗った時期のラロ・シフリン。ジャジーでゆったりした雰囲気ながらも緊張感のあるスコアは、まさに彼の真骨頂。ヒット映画を舞台に、いろんなことを試しているようですね。タイトル曲ではレイ・チャールズが「これは、魂の勝負だ」と歌ってます。.
The Cincinnati Kid.
Shooter.
At The Farm.シーウィンド解散後、ドラマーのボブ・ウィルソンが元エアプレイのトミー・ファンダーバークと組んだCCMユニット。トミーのハイトーンの歌声やバンドサウンドは80年代的ハードポップ的ですが、シンセ音をうまくいかしたメロディアスなメロウナンバーもいいです。.
All Under Him.
King Of Glory.
Silent Night.これは最高! 50年代から活動する混声コーラスグループ。「古いモノを新しく」をモットーに、開拓時代や西部劇をテーマにしたスタンダードを斬新でスインギーなジャズ、ラテンやボッサに作り替えてしまいました。シャープなサウンドとまろやかなコーラスのマッチングの妙! まるでもうひとつのアラン・コープランド・コンスピレイシー! まずサヴァンナ・バンド風のビートもかわいい「Donkey Serenade」で驚こう!.
The Donkey Serenade.
On The Trail.
Wagon Wheels.同時期のロニー・リストン・スミスにも通じるスピリチュアルな香りと、フュージョンと呼ぶほどには甘くならないソリッドなソウルジャズサウンド。A面にはマイク・ノック、ウィルトン・フェルダーらに加え、あのピーター・アイヴァースがエレクトリックハーモニカで参加しています! B面はモントルー・ジャズフェスのライブ。.
Blood Of The Sun, Secondary Pulse.
Blood Of The Sun, Tertiary Pulse.
The Tree Of Forbidden Fruit, Gamma Branch.素晴らしい歌唱力を買われ、スピリット・オブ・メンフィス・カルテット、ゴールデン・エコーズ、フェアフィールド・フォーなど数々の名門ゴスペルグループでリードシンガーを担当したシンガー。リトル・アックスは愛称で、本名はウィリアム・ブロードナックス)。本国アメリカでは実現していなかった彼のキャリアを総括するコンピレーション。ほぼアカペラコーラス。濃厚です! スウェーデンのみでの発売でした。.
Glory Glory.
My Life Is In His Hands.
So Many Years (Jesus In Heaven).イギリスのテレビ局「チャンネル4」で放映されたドラマのサウンドトラック。なんとエルヴィス・コステロがプログレバンド、グリフォンの元メンバー、リチャード・ハーヴェイとのコンビで取り組んだ異色作です。彼の歌声はいっさいなく、オーケストレーションを主体としたトラックで全体が統一されています。あえてクラシカルなスコアのこだわっていて、ドラマの深みやサスペンス感を表現しています。.
G.B.H. Opening Titles; The Life And Times Of Michael Murray.
Bubbles.
Smack ‘Im!.名匠シドニー・ルメット監督、マーロン・ブランド主演の映画「蛇皮の服を着た男」のサントラ盤です。クリード・テイラーの音楽的な参謀でもあったケニヨン・ホプキンスがサントラを担当。重厚なオーケストラ・スコアだけでなく、マーロン・ブランドの不良性に呼応したR&B的なビートナンバーもある(しかも、かっこいい)のが印象的!.
Bird Song.
Get Crazy.
High Pocket Blues.オーティスにかわいがられたソウルシンガー。小気味良い爆発力をノーザンソウルスタイルでうまく活かしたナンバーです。ヒットはしませんでしたが、60年代ソウルのファンの好きなツボ、確実に押してますよね! シングルはモノラルミックス。.
Aunt Dora’s Love Soul Shack.
Is That You Love.イギリス録音で、英語楽曲を中心に収録したアルバム。と言うか、今ではエルヴィス・コステロのカヴァーで有名になった「She」(「忘れじの面影」)のオリジナルを収めているアルバムという位置づけでしょうか。ソングライターとしても常にフランスの第一線に立ってきた才人ですから、本作も当然のように全曲自作。多くのシンガーに採り上げられた「Yesterday When I Was Young」(「帰りこぬ青春」)の自演版もあり、デル・ニューマンのアレンジでドラマチックな世界を伝えてくれます。.
シー.
帰りこぬ青春.
We Can Never Know.ある意味、ポール・サイモンより早かったかもしれないアフリカンミュージックへのアプローチ。このアルバムのタイトル曲を聴くと、ここにあった可能性と彼らのチャレンジに敬意を覚えます(もちろん曲として気持ちいい)。ライヴアルバムでありながら新曲で構成したのも意欲的。ちなみにドラムはジェフ・ポーカロ。あまり語られない作品ですが、ぜひ今一度。.
Sudan Village.
‘Cause You Love.
Baby I’ll Give It To You.不安定で落ち着きのないメロディ&ヴォーカルなのですが、この取り留めのなさが彼の手にかかると最高にユニークなポップになるのです。ヴァン・ダイク・パークスやポール・ウィリアムス(彼の作詞も収録)との交流、さらに本作収録の「Fill Your Heart」をカヴァーしたのがタイニー・ティムとデヴィッド・ボウイという事実も見逃せません。鬼才たちの交差点を期せずして演出した不安で不思議なSSW。アレンジにはカービー・ジョンソンの名もあり、ストリングスを響かせています。.
Fill Your Heart.
What's Gnawing At Me.
Mama’s Boy.のちにはソングライター/プロデューサー業に本腰を入れ、マーヴィン・ゲイ一世一代の大名曲「What’s Going On」を共作する人、それがエド・タウンゼンドです。若き日のシンガー志望時代、Capitolに残した2枚のアルバムのうち、これが2枚目。まろやかな低音ボイスとネルソン・リドルのアレンジが男の粋を浮かび上がらせます。.
When My Dream Boat Comes Home.
Don’t Get Around Much Anymore.
Don’t Ever Leave Me.ファンキーなトロンボーン奏者。難しいジャズには近寄らず、ひたすらパーティーライクなサウンドを追求したこんな人こそ、今は頼りになるというものです。思わずバックのミュージシャンもマイクも無いのに歌っちゃう。ワンホーンで、スカスカながら団子状でグルーヴしまくる「Blow Your Horn」「Hold It」「Stand By Me」最高!.
Hold It.
Stand By Me.
Blow Your Horn.80年代前半に2枚のアルバムを残しているドイツのAORファンク/ブラジリアンジャズバンド。とにかくファーストがめちゃくちゃ人気が高い&激レアですが、3年後にリリースされたこのセカンドも負けず劣らずの好内容。人気面で負けているのは、ブラジル色が薄まったから? ジャケのせい? でも、今はこのサウンドのヴァラエティも武器になるはず。シンガーのフィリップ・アール・エドワーズの声がまずとてもいいし、複雑なコードを使いながらあくまでメロウな楽曲のクオリティが本当に高いのです!.
Rosie.
Jack The Rapper.
Foolin’ Arounf.1950年代のヒットミュージカル「パジャマ・ゲーム」の映画化にあたって主演を務めたのがドリス・デイ。彼女の人気絶頂期を代表する仕事のひとつです。楽曲担当はリチャード・ドラーとジェリー・ロス(60年代に活躍したプロデューサーとは別人)で、当時まだ新進気鋭のコンビでしたが、ロスは舞台の大ヒット後に若くして亡くなっていて、この映画版は見ていないんですよね。.
The Pajama Game.
I’m Not At All In Love.
Steam Heat.センスの良い東海岸ジャズ・ピアニスト。これがセカンドアルバムで、67年ということですから、割と遅れてきたタイプ? ジェントルでグルーヴ感も良くてメロディアス。軽くモッドなリフを決めた「The Big "O"」がいかしてますね。クールさだけでなく、ウェルカムラウンジ風のくつろぎがよいのです。.
The Big "O".
Charleston Blues.
Tender Frame.バークリー音楽院で学んでいたゲイリー・マクファーランドをコンポーザー/ヴィブラフォンとしてリーダー的に起用したアルバムです。事実上のデビュー作。音楽授業の一環としての制作で、バークリーの自主レーベルからの自主盤です。すでにガボール・ザボも参加しており、この時期からゲイリーと関係が深かったことがうかがえます。このシリーズ、他のアルバムには秋吉敏子さん中心の作品もあり。.
Dil Emma.
Summer Day.
Pamela.チップマンクスの生みの親ロス・バグダサリアンと、ペイシェンス&プルーデンスの生みの親(文字通り!)マーク・マッキンタイアによる変名ユニット! タイトルはヒッチコックの映画に引っかけたもの。不思議なコード感のピアノ+オフビートなセリフのトッピングによる、世にも稀なホリデイ・ミュージック!.
The Trouble With Harry.
A Little Beauty.ブルーグラスの必須楽器であるバンジョーを「フォーク」の楽器としてとらえるルーツのとらえなおし。Elektraの主宰者ジャック・ホルツマンが指向した元祖アメリカーナ的なアプローチのために4人の若き名手が集いました。基本的にはインストゥルメンタルですが、トムとマーシャルは曲によってヴォーカルもとります。それがまた若さがあってよいです。.
Flap-Eared Mule.
Wild Bill Jones.
Swannanoa Tunnel.これが通算4作目。70年代の作品に比してややハードなサウンドからスタートしますが、ほどなく落ち着いた味わいのいつもながらの作風となります。「Minimum Love」を初め、さわやかで温もりを感じさせる曲ばかり。すべての曲作り、そしてアレンジを自ら手がけていて、すべてが彼の色の音楽になっています。メジャーレーベルからのリリースですが、「Truth」というワードやジャケットが示すのはクリスチャン傾向。広義のCCM作品です。.
Minimum Love.
On The Line.
Nothin’ But The Truth.