イギリス人アレンジャー、フランク・コーデル。アメリカでのリリースはきわめて少ない人です。ジャズの出自がよくわかるビッグバンド曲+繊細なストリングス曲、その両面で妙技を感じさせるのがアルバムタイトルの由来かなと。ビターな「Summertime」、甘くせつない「The Moon Was Yellow」など。格調高く気品に満ちています。なお、オリジナルUK盤とはまったく違うアートワークで、女性を魅力的にあしらったこのUS盤のほうが断然人気です。.
【曲目】Country Morning / A Misspent Youth / I Believe In You / Sleepyhead / Layna / The Clearings // Rember Then / Seeds Of Change / Shine A Light / Randolph And Me / Cape Cod Houses / Seeds
TV「ディーン・マーティン・ショー」のアシスタントだった女の子たち。3枚のアルバムはどれもガールズソフトロックの名盤で、このRCA盤がラスト作。ジャケット通り、太陽みたいな溌剌とした気分があって素晴らしいです。ローラ・ニーロ「Save The Country」のカヴァーの高揚感。まさにサンシャインポップガールズ! やられました。.
【曲目】Yes I Do Understand / You Know Who You Are /Put Your Good On The Line / Thank God He Came / Like A Road Leading Home / Swaziland Remembered // Joa-Bim / Mighty Time / Magdalene's Medley / Pre-Recognition / Only The Children Know / Peter Put Away Your Sword / Going Home
ひ弱なファルセットで歌われるA-1「Your Heart Is My Heart」が最高なんですよ。ジェファーソン・エアプレインのドラマーだったジョーイ・コヴィントンが結成したバンドの唯一作。自分でリードヴォーカルも務めます。あの憎めない声は彼だったんです。混沌としてはいるけど、音楽愛と現代にも通じるナイーヴなマインドが刺さる! これは知られざる傑作なんです。.
ジャケは少しおとなびた印象ですが、「I Could Have Danced All Night」も相当いいですよ。重厚さが際立つゴージャス・ガールポップ。スペクター的ですらある「At The Crossroads」など圧巻。「隣の芝生は青く見える」という意味のタイトル曲は、彼女との名チームでもあるトニー・ハッチ&ジャッキー・トレント作。US盤も同内容でリリースされていますが、UK盤はジャケもコーティングで、アートワークが異なっています。.
収録曲・データ
【曲目】Smile / Black Coffee / The Last Waltz / Answer Me my Love / The Other Man’s Grass Is Always Greener / Today, Tomorrow // I Could Have Danced All Night / At The Crossroads / Isle De France / The Cat In The Window / For Love / Ballad Of A Sad Young Man
AOR界の至宝アルバムで知られるジョン・ヴァレンティことジョン・リヴィグニが在籍したブルーアイドソウル〜ブラスロックバンドのデビュー作。ジョンがスティーヴィー・ワンダーの影響を受けていることがよくわかる「Lady」、アーリー・ソウルの面影を残す「Brand New World」、グッドタイミーな「Don't Know Where I'm Going Be Today」など素敵。まだ生硬な感じではありますが質が高い!.
いまもイギリスで深く愛される名曲「Streets Of London」の作者。木訥で実直な歌声とロマンチックなメロディを生み出すソングライティングの両方を兼ね備えた才人であり、一貫して街角の生活者の視点を持ち続けている人とも思えます。本作は71年の4作目。ガス・ダッジョンのプロデュースによるバンド・サウンド+ストリングスも、くすんだロンドンの下町の哀歓を浮かび上がらせます。.
シュープリームス人気絶頂期に出された異色盤。華やかなガーリーソウルとカントリーソングという組み合わせ。カントリー・マーケットでの展開を狙ったものでしょう。ダイアナ・ロスだけでなくメアリー・ウィルソン、フローレンス・バラードの声もよく聞こえますね。モータウン印のソウルサウンドが少なめなので、架空のガールグループのようにも思えます。バンジョーが高らかに鳴り響く「(The Man With The) Rock And Roll Banjo Band」は、相当に変な曲! あんまり見かけないアルバムです。.
Marty Paichの編曲によるオーケストラをバックにした、あまり見かけない1枚。南太平洋やNY、イタリアなど世界各地を歌で旅する内容で、「Bali Ha'i」や「Autumn in New York」などを、いつもの超絶ハーモニー(それでいてイヤらしくない!)でしなやかに披露。いつもながらの圧倒的な歌唱力に、溜息が漏れます。ジャジーなバックも素敵。まだモノ盤の多いこの時期。ステレオ盤は珍しいです。.
収録曲・データ
【曲目】Bali Ha’i / How Are Things In Glocca Morra? / My Little Grass Shack In Kealakekua, Hawaii / Sand In My Shoes / Autumn In New York / April In Fairbanks // Italian Street Song / Massachusetts / Isle Of Capri / A Nightingale Sang Berkeley Square / Dixie / Island In The West Indies
クリーム解散後のファーストソロ。ジャズロックアルバム「Things We Like」の方が先に録音されていましたが、こちらがファーストとしてリリースされたのは、やはりクリーム・ファンの要望にも応える歌モノだったから? クリス・スペディング、ディック・ヘクトール・スミス、ジョン・ハイズマンらを迎え、ゲストもジョージ・ハリスンなど豪華。作詞にはクリームからの継続でピート・ブラウンが参加。グルーヴィーでエッジの立ったジャンル横断的ブリティッシュロック! 歌もベースプレイもやっぱりすごいです!.
【曲目】When No One Cares / A Cottage For Sale / Stormy Weather / Where Do You Go? / I Don't Stand A Ghost Of A Chance With You / Here's That Rainy Day // I Can't Get Started / Why Try To Change Me Now? / Just Friends / I'll Never Smile Again / None But The Lonely Heart
マンシーニのラテン・アルバムは以前にも「Mr. Lucky」の楽曲をまるごとラテン化した作品などありますが、ここでは代表曲の「Peter Gunn」を「“Senor” Peter Gunn」のタイトルでリアレンジ。単にボサノヴァやカリプソのリズムにするのではなく、マンシーニならではの中南米リズムやアレンジの掘り下げ方に脱帽します!.
【曲目】People Will Say We’re In Love / Don’t Blame Me / Get Out Of My Life / I’ve Got You Under My Skin / Four / Lady With A Painted Smile // Moonlight Serenade / The Last Moment / I Know That You Know / From An Ancient Proverb / The Lady’s In Love With You / Visit Me
ジョージ・ハリソンの設立したDark Horseレーベルでデビュー。ハレクリシュナ系のレリジャスAORでした。移籍してのセカンドアルバムです。ハワイアンAOR的メロウなナンバーの出来は、ファースト同様に非常に高いもの。特に「Let It Go」「You Belong To Me」あたりのグルーヴがたまらないですね。.
収録曲・データ
【曲目】Face The Light / Take My Love / Let It Go / Hangin' On To That Sand / Just For You // That Scene Again / Remember / You Belong To Me / Love Is The Feeling
史上最強の多重録音ギタリストの60年代後半のオリジナル・アルバムです。ここらでもう一回、彼が生み出した多重録音を鮮やかなステレオサウンドでおさらいする機会をLondonレコードが彼に与えたのです。内ジャケのスタジオ写真もスゴイし、いつもの多重録音変態ギターにファズなどもとりいれたまさに名盤! 十八番「Lover」「How High The Moon」も、もちろん再演。「The System」など、ロック以降のリズム・センスを取り入れた新曲も!.
収録曲・データ
【曲目】Lover / Bye Bye Blues / The System / Whispering / I Really Don’t Want To Know / Tenessee Waltz / How High The Moon // Little Rock Getaway / Sleep / Caravan / Los Angeles / Lady Of Spain / Golden Earrings
【曲目】Here We Go 'Round The Mulberry Bush(Traffic) / Taking Out Time(The Spencer Davis Group) / Every Little Thing(The Spencer Davis Group) / Virginals Dream(The Spencer Davis Group) / Utterly Simple(Traffic) / It's Been A Long Time(Andy Ellison) // Looking Back(The Spencer Davis Group) / Picture Of Her(The Spencer Davis Group) / Just Like Me(The Spencer Davis Group) / Waltz For Caroline(The Spencer Davis Group) / Possession(The Spencer Davis Group) / Am I What I Was Or Was I What I Am(Traffic)
【曲目】Don’t Play That Melody / In A Modal Tone / Early Duk / Nancy / Sunday, Monday Or Always // The Boy Next Door / Cha-Lito Lindo / Ballade For Drums / Smoke Gets In Your Eyes / Repetitious Riff
シカゴのセカンド。ロゴの大写しジャケはここから始まります。ヒット曲「25 Or 6 To 4(長い夜)」のイメージが強いですが、楽曲、演奏ともに彼らが絶頂期に向かっていた時期で、他の曲もレベルが高い! ロバート・ラム、テリー・キャスがともにいい曲を書いてるんですよ。プログレッシヴなアレンジとキャロル・キングみたいなメロディが融合した、なんて言うと褒め過ぎですかね。.
日本に駐屯していた米軍兵二人が意気投合して帰国後に結成したという珍しい由来のポップなR&Bガール・グループ。リードのアニタ・ヒュームス以外は男性なんですけどね。おしゃま系ガールポップの名曲のひとつ。「Easier Said Than Done」は、もともとB面扱いだったそうなんですが、こちらに火がつき、全米ナンバーワンに! 「Are You Going My Way」も最高のボッサポップ!.
「Recorded Live At Jimmy’s」の続編。メンバーはおなじくジョー・ベック、ランディ・ブレッカー、グラディ・テイト、ロン・カーター、フィル・ウッズと。お店は「St. Regis Maisonette」というクラブに変わっています。ジャズピアニスト、バンドリーダーとしてのルグランの胆力と、メンバーたちの力強いソロプレイに聴き惚れる盤です。.
フランスの気鋭ジャズピアニスト、モーリス・ヴァンデールが、スティーヴ・アンダーソンという変名で吹き込んだラウンジピアノ盤。「Hello, Pussycat (What’s New Pussycats?)」や「You Don’t Have To Say You Love Me」などをクールなピアノトリオで演奏しています。両面あわせて16曲とコンパクトな演奏が続きますが、どの曲からもフレンチならではの洒落たエスプリが香ります。レア。.
Hello, Pussycat.
Quand Revient La Nuit (Mister Lonely).
Jamais Je Ne Vivrai Sans Toi (You Don’t Have To Say You Love Me).