アメリカでのセカンド盤。タイトル曲はウッディ・アレン出演の同名映画の主題歌でおなじみバカラック&デヴィッド作品です。濃いキャラクターばかりが取り沙汰されますが、本作ではソフトロック時代の洗練されたアレンジ、メロディがかなりツボ。バカラックの隠れ名曲「To Wait For Love」や「It's Not Unusual」の続編的な「I've Got A Heart」、ラストを飾る「Endlessly」など名曲多し!.
収録曲・データ
【曲目】What's New Pussycat? / Some Other Guy / I've Got A Heart / Little By Little / Won't You Give Him (One More Chance) / Bama Lama Bama Loo // With These Hands / Untrue Unfaithful / To Wait For Love / And I Tell The Sea / The Rose / Endlessly
その全盛時のライヴでは、花道に彼の汗を浴びるために女性ファンが詰め寄ったという英国きってのダイナマイト・ソウルシンガー。男臭いけどすかっとした、後腐れゼロの歌声の魅力はいまもばっちり伝わります。ここでもタイトル曲や「If I Promise」あたりの男気が“さすが”。なにしろバカラックも「007」も認めた表現力ですから!.
飛び散る汗をマダムたちに振りかける熱いエンターティナーとして世界的な人気を誇ったトム・ジョーンズですが、ヴォーカルのコントロールが本当にうまくて。このアルバムでもキャロル・キングの「You’ve Got A Friend」やブレッド「If」のカヴァーには敬服します。アル・グリーン「Tired Of Being Alone」もよいですね。.