スタン・ゲッツとの共演でジャズファンを魅了したファーストに続き、ベテランギタリスト、エディ・デュランを相棒に帯同。さらにトランペッター、トム・ハレルを従えて、本作でも快調ぶりを示しています。スピーディーな「What A Little Moonlight Can Do」ラテンな横揺れも素敵な「Don't Be That Way」と、両面頭からキャッチーです。エディ・デュラン作のボッサ「One By One」も素敵ですね。からだにきちんとジャズが入ったヴォーカルです。.
収録曲・データ
【曲目】What A Little Moonlight Can Do / This Time The Dream’s On Me / One By One / Please / Estate // Don’t Be That Way / All My Tears / Wonder Why / Let’s Fall In Love / Zingaro
【曲目】Malague a / Quiereme Mucho (Yours) / Siboney / Solamente Una Vez (You Belong To My Heart) / Quiensera (Sway) / Quizas, Quizas, Quizas (Perhaps, Perhaps, Perhaps) / Beso De Fuego (Kiss Of Fire) // Granada / Besame Mucho (Kiss Me) / Nosotros / Vaya Con Dios / Te Quiero Dijiste (Magic Is The Moonlight) / Jalousie (Jealousy)
ダイアン・リネイではなくてダイアン・レイ。A-1におさめられた「Please Don't Talk To The Lifeguard」が唯一のヒット曲だったかわいこちゃんガールシンガー。当然、アルバムもこれ一枚のみ。それでも、アルバムを残せたことは幸運だった部類かもしれません。素直でキュート。あまりうまくない歌が、またガールポップ・ファンの琴線を直撃です! 「My Summer Love」は胸キュンな名曲。サマーソングだけじゃなくて「Snow Man」みたいウィンターソングもありますよ。.
「Be Bop A Lula」などで知られるロックンローラー、ジーン・ヴィンセントのサードアルバムです。バックバンドのブルー・キャップスとともに残した初期の3枚はいずれも劣らぬロックンロール・クラシック。大ヒットこそ収録していませんが、すでに貫禄と余裕を感じさせます。バディ・ホリーらが世を去る前年の1958年は、オリジネイターたちにとって最後の輝きを放つことができた年でした。.
フィラデルフィアの黒人ガールグループ、オーロンズのデビュー・アルバム。ヒット・シングル「The Wah-Watusi」以外は、同時代のガールグループ/ポップスのカヴァーという構成で、A面はラブリーなポップバラード中心。B面ではリズム・ナンバーで彼女たちの本領が花開き始めます。シュレルズのカヴァー「I Met Him On A Sunday」もあり。ガールポップとしてのよさが素直に出た名盤!.
アニタ・カーによるスコアとロッド・マキューンによる詩の朗読。そのうつくしい組み合わせから生まれた大ヒット・シリーズ「海」。日本でも岩谷時子・訳、石坂浩二・語りでリリースされました。これがその記念すべき第一作です。アレンジャーとしてのアニタ・カーの素晴らしく繊細な仕事を味わえます。冒頭の「My Friend The Sea」の美しいメロディは、「Sea」シリーズの通奏低音のようにして、この後の作品においても用いられていきます。.
収録曲・データ
【曲目】My Friend The Sea / While Drifting / Gifts From The Sea / The Time Of Noon / Afternoon Shadows / Do You Like The Rain? / The Days Of The Dancing // Pushing The Clouds Away / You Even Taste Like The Sun / The Storm / The Ever Constant Sea / The Gypsy Camp / Beyond The Bend Ahead / The Sea
「ゴールドフィンガー」の声の持ち主。イギリスを代表する黒人女性シンガー、 70年のアルバム。レパートリーからも想像がつきますが、ジョニー・ハリスのきめ細やかなアレンジが行き届いたモダンなアルバムです。クールな表情をたたえた「Easy To Be Hard」ドラマチックさに圧倒される「What Are You Doing The Rest Of Your Life」が感動的! そしてファンキーな「Spinning Wheel」!.
収録曲・データ
【曲目】Something / Spinning Wheel / Yesterday I Heard The Rain / The Sea And Sand / My Way / What About Today // You And I / Light My Fire / Easy To Be Hard / Life Goes On / What Are You Doing The Rest Of Your Life / Yesterday When I Was Young
スイングアウトシスターのきらびやかさとシュヴァリエ・ブラザースのスイング感を合わせたよう。ベースとドラムは黒人、白人女性ヴォーカル、カーメル・マッコートのトリオとして1984年にアルバム「Drum Is Everything」でデビュー。本作でもそのフォーマットは崩さす、ファンキーなネオ・ジャイヴやラウンジーなジャズR&Bを展開しています。声のソウルフルさといい、エイミー・ワインハウスがやっていたことを80年代に先駆けていたとも思えたり。かっこいい!.
収録曲・データ
【曲目】A Hey Hey (Everybody's Got A Little...Soul) / It's All In The Game / Every Little Bit / Nothing Good / Azure / Sweet And Lovely / Jazz Robin / Lay Down / I Do, And Do / A Hey, Hey (Reprise)
フィリーソウルの名グループとして70年代に数々のヒットを放った彼ら。3代目リードシンガー、ジョン・エドワーズ時代の名作とされる本作はNY録音で、マイケル・ゼイガーのプロデュース。コンテンポラリーなサウンドを求めた彼らの皮膚感覚での判断が成功しています。サム・クックのカヴァー「Cupid」は全米4位の大ヒットに。ウランダ・マックローとデュエットした「Heavy On The Sunshine」もよいですね。.
飛び散る汗をマダムたちに振りかける熱いエンターティナーとして世界的な人気を誇ったトム・ジョーンズですが、ヴォーカルのコントロールが本当にうまくて。このアルバムでもキャロル・キングの「You’ve Got A Friend」やブレッド「If」のカヴァーには敬服します。アル・グリーン「Tired Of Being Alone」もよいですね。.
【曲目】The Lady Is A Tram / Alone / Crickets On Parade / Georgia On My Mind / Cherokee / Miami Beach Rhumba // Doll Dance / I Want To Be Happy / Lost In A Fog / I’m Forever Blowing Bubbles / Manhattan / Ballin’ The Jack
1965年に「You’ve Got Your Trouble」(クック&グリーナウェイ作)のヒットで英米にその名を知られた彼ら。ブリティッシュビートの香りを保ちながら、ポップス/ブルーアイドソウルとしてちょっと年上世代にも親しまれる個性も伸ばしていきました。いわばシーンの橋渡し的存在。70年代に「雨のフィーリング」などのヒットで再ブレイクしますが、このオランダ盤ベストは初期Decca時代の音源集。.
【曲目】Moon Love / I Think Of You/ Indian Summer / Sailin' On / Story Of A Starry Night / Full Moon And Empty Arms // Our Love / The Lamp Is Low / My Reverie / If You Are But A Dream / I'm Always Chasing Rainbows / Stranger In Paradise
【曲目】Tie A Yellow Ribbon / It Never Rains In Southern California / Never, Never, Never / Perfidia / Summer Dancing / Silver Morning Rain // Sunshine Lover / Un Canto A Galicia / Bali Ha'i / Endless Summer / Siboney / Tender Feeling
正式なアーティスト・クレジットにはギタリストのジョー・ベックが連名で記されています。さらにもうひとりギターで参加しているのがスティーリー・ダンの「Peg」のソロに抜擢されることになるスティーヴ・カーン。アンディ・ニューマークやウィル・リーといったNYの凄腕セッションマンがサポートしたファンキーでメロウなソウル・アルバムです! レパートリーは「Going Out Of My head」を除いて、「Unforgettable」などよく知られたスタンダードナンバーばかり。.