60年代半ばにリリースした自主盤「A Point Of View」がクラブシーンでも脚光を浴びるジャズスインガーが、自身のトリオでリリースした早すぎた天才のデビュー作! ピアニスト兼ヴォーカリスト/コーラス・アレンジャー(リズム隊がコーラス)としての非凡でリリカルなセンスはエキセントリックでジェントル。単なる勢いだけのスイング・ヴォーカルとは一線を画しています。ジャズコーラス・フリークにも一生の宝物!.
【曲目】That Old Black Magic / Memories Of You / Between The Devil And The Deep Blue Sea / Early Autumn / I Hear Music / They Can’t Take That Away From Me // I Cover The Waterfront / Two Little Girls / Let’s Fall In Love / Blue Lou / It All Depends On You / Lullaby Of Broadway
【曲目】Nightingale / Change In Mind, Change Of Heart / Jazzman / You Go Your Way, I'll Go Mine / You're Something New / We Are All In This Together // Wrap Around Joy / You Gentle Me / My Lovin' Eyes / Sweet Adonis / A Night This Side Of Dying / The Best Is Yet To Come
1969年にリリースしたモーグシンセによるバカラック・メロディ集「Switched On Bacharach」の好評を受けて、翌年に早速リリースされた第二弾。ジャケットはちょっとさびしいデザインですが、「Raindrops Keep Fallin' On My Head」や「Close To You」など当時の最新バカラック・ヒッツを収めていて内容は充実です。.
【曲目】Our Very Own / Wild Is The Wind / The Long Hot Summer / Have You Got Any Castles, Baby? / My Own True Love / Dancing In The Dark // Return To Paradise / The Girl Friend Of The Whirling Dervish / Because You’re Mine / Wonderful Copenhagen / I’ve Got My Love To Keep Me Warm / Hajji Baba
名曲「Good Time Charlie’s Got The Blues」を再録音(オリジナルはCotillionからの1stに収録)。全米9位とスマッシュヒットしたのは、こちらのヴァージョンですね。暖かみが増して、少しとっつきやすくなった印象です。メンフィス録音でプロデュースはアリフ・マーディン。アーシーなサウンド作りの過程でアリフが発見した彼のソウルフルなセンスは、74年の「Breezy Stories」で開花します。.
収録曲・データ
【曲目】Good Time Charlie's Got The Blues / Shooting Star / The Question (Obviously) / Honky Tonkin' / The Road / Grease It // An American Dream /Louie The Hook Vs. The Preacher / The Valentine Pieces / I'm Sober Now / Roseland Taxi Dancer / I Know You Really Love Me
フォー・フレッシュメンの歌う「This Could Be The Start Of Something」を聴きたいと思っていたら、このアルバムに収録されていました。1940〜60年代にわたり、数々のスイング・ビッグバンドが採り上げたレパートリーを自分たち流にアレンジしてお届けしますという好企画。スキャットのみで歌われる「Lullaby Of Birdland」イカシテマス!.
収録曲・データ
【曲目】Lulu’s Back In Town / Li’l Darlin’ / Let’s Take A Walk Around The Block / Dynaflow / Do Nothin’ Till You Hear From Me / Spring Isn’t Spring Without You // Taps Miller / When My Sugar Walks Down The Street / Satin Doll / This Could Be The Start Of Something / Lullaby Of Birdland / I’m Gonna Go Fishin’
【曲目】Milord / Petite Fleur / La Marchand De Bonheur / Manha De Carnival / Personnalites / Trudie // Je Tendrais Les Bras / C’est Ca L’Amour / Any Time / Salade De Fruits / Marche Peruvien / Bin Bom Bey
60年代を通じてMOR界の大スターであったジョニー・マティス。同じような立場だったアンディ・ウィリアムスが、70年代に入ってさすがにリリースを減らす中、マティスは着実に作品を重ねます。シルキーな声で同時代の名曲をカヴァーしてゆくのですから、一度好きになったら、あの声であの曲を聴いてみたいという欲求が絶えなくなったのでしょうね。タイトル曲や「Summer Breeze」「Don’t Let Me Be Lonely Tonight」など珠玉の選曲の好内容盤です。チェックの生地を使ったアートワークも秀逸。.
収録曲・データ
【曲目】Me And Mrs. Jones / Sweet Surrender / Summer Breeze / Corner Of The Sky / Happy / Soul And Inspiration〜Just One In My Life // Don’t Let Me Be Lonely Tonight / If I Could Reach You / Remember / You’re A Lady / I Was Born In Love With You〜Summer Me, Winter Me
繊細な歌心が長く支持されている名作ファーストに続くセカンド。近未来を舞台に、いかにも英国人らしいSFコンセプチュアルな感覚を前面に押し出したモダンポップSSW作品。マーク・ワーツが70年代にSSWモードで出したソロアルバムあたりに近い感じもあります。モダンポップ・ファンは注目を。「Under The Boardwalk」カヴァーには驚き。.
【曲目】Mother Nature’s Son / Rocky Raccoon / Julia / Back In The USSR / Dear Prudence // Cry Baby Cry / Good Night / Everybody’s Got Something To Hide Except Me And My Monkey / Sexy Sadie / Blackbird
Blackbird.
Everybody's Got Something To Hide Except Me And My Monkey.
ソフトロックがSSWに移行してゆく黎明期に生まれた傑作ファースト。コンビでよく作曲していたマイケル・ゲイトリーとも数曲を共作。ハイトーンヴォイス&ほのかにジャジイなサウンド。タイトル曲は何度聴いても感動的。72年に「On The Way Up」のタイトルで再発されますが、このオリジナルにはあったAラスのバカラック・メドレーがカットされています。A-3「I'm A Believer」のイントロがディープなドラムブレイクになっていて、一時期DJ買いが集中したこともありましたね。.
スティーヴン・ビショップって、ミュージカルやハリウッドの音楽が香るポピュラー音楽のメインストリームの継承者だということが、このアルバムを聴くとよく分かります。とてもナチュラルで優しい歌声に聴き惚れてしまいますね。ロック全盛の70年代中期、LAに登場した彼の処女作。街を生きる人々の物語りをさりげなく紡ぐ名手。なごみの名曲「On And On」はここに収録されています。.
RCA Victor Vintage Seriesパープル・レーベル。もとのSP音源に起因するノイズもあります。
60年代にこれを聴いた驚きが伝わってきそうです!
RCA Vintageシリーズ。戦前ジャグバンド〜ストリングバンドの編集盤です。ジム・クウェスキンやジョン・フェイヒイもカヴァーしたディキシーランド・ジャグ・ブロワーズの「Boodle-Am-Shake」や、ファイヴ・ハーマニアックス「Coney Island Washboard」、メンフィス・ジャグ・バンドなど、マニアックな顔ぶれです。音楽のしずくがこぼれ落ちるような、今聴いても新鮮! 60年代にこれを聴いた人の驚きが伝わってきそうです!.
サイケデリックなロックサウンドに大胆に足を踏み込んだ傑作。タイトルからして、フランク・ザッパが使ったタイトル「Freakout」を引用しちゃってますから! このアルバムあたりから、キーボードが上手く採り入れられるようになりました。怒濤のガレージ「Off In The 93rds」、ファズにしびれる「Wack Wack」や、エキゾな気分も漂う「Mod East」も要チェック!.
【曲目】I'll Be Thinking Of You / I've Got The Best / Touch Me / Lookin' For You // Brinin' Back The Sunshine / Jesus Is Lord / The Medley, There's No Hatred, Let The Same Spirit, There's No Hatred (Reprise) / Dreamin'
アレサとクインシー。ありそうでそれまで無かった組み合わせが実現したアルバム「Hey Now Hey (The Other Side Of The Sky)」からのシングルカット。全米チャートでは最高33位でした。B面はColumbia時代のジャズ・マインドを思い返したような高速4ビート・ビッグバンド。アレサのヴォーカリーズ、最高です!.
ボブ・ドロウと「Comin' Home Baby」を共作したベーシスト、ベン・タッカーのレアな初リーダー作。ヴィクター・フェルドマン、トミー・テデスコらを率いた最高にクールなコンボ盤。ヴァイブの音色も涼しげな「For Heaven's Sake」「Don't You Know」「Capricious」などのボッサが出色! もちろん本作でも盟友ボブ・ドロウと数曲共作あり。.
シティボーイ気分の4ビートでSSWを気取ったオーストラリア産の大傑作。ハスキーでやんちゃさが垣間見えるヴォーカルと胸キュンのメロディがたまりません。タイトル曲の頭10秒でキマリ! 80年代初めにウイスキーのCMに日本で使われ、ささやかにヒットした名バラード「You'll Call It Love」も収録。このジャケットがオーストラリアオリジナルです。.
不倫ソング「Me And Mrs. Jones」の特大ヒットがよくもわるくもこの人のイメージを決定してしまったところがありますが、実際はジャズからファンクまで幅広く対応できるセンスを持った才人シンガーなのです。こちらはギャンブル&ハフのプロデュースで、社会的なメッセージとラブソングの両面性を表現したアルバムです。マクファーデン&ホワイトヘッドが提供した「People Power」かっこいいです。.