「Tom Dooley」の大ヒットを受けて、彼の絞首刑の模様を詳細に描いたA面曲と、カリプソ風のリズムを効果的に用いたB 面曲。なるほどいかにもプロの技とユーモア、企画力が光るフォーク・シングル。すべてが上手いです。同グループはDel-Fiからアルバム「Alive-O」をリリースしていて、これがファース45s。AB面ともアルバムも収録曲です。
男性5人組のフォーク・グループ。学生気分を残しながらも、プロデュースのニック・ヴェネットの技が加わっているためか、そこから数歩、先んじているグループです。ソフトにしてハイセンス。ちょっとしたリフのフレーズや、コーラス・ハーモニーなどに、同時代のフォーク・グループには見られない隠し味が濃厚です。ちょっとオドロキですね。米では高評価のフォーク・グループのひとつ。この時期はモノ盤の方がレア。
女性シンガーを交えたP,P&M + ブラザース・フォア的なスタイルの実力派モダン・フォーク・グループ。カンサス・シティでバンドを立ち上げ、中西部をツアーして廻り2年後に発表したデビュー・アルバムがこちら。フォークのトレンドに刺激を受けてバンドを立ち上げたに違いないのですが、しっかりとしたアイデンティティを持っている音楽と解ります。著名曲が少ないレパートリーにも妙味大。
フォーキーなジャズ。あるいはジャジィなフォーク。その狭間をすいっと抜けていくようなレコードです。フォークブームの需要に応えることを目的に制作されたとはいえ、大きな資質を持った彼のこと、新しい表現の萌芽をはらんだ素晴らしいボーカル・アルバムとなりました。グルーヴィで粘り強いサウンドがディープな味わい。実は結構なレア盤。彼は第一期タリアーズのメンバーなのです。ボサノヴァのリズムで歌う「七つの水仙」とか、センスの良さバツグン。
74年といえばもうデビューして4半世紀。軽妙さの持ち味はそのままに、今一度スタートに立つかのようなアコギ2本のライヴ作品を産み落としていました。この人のモダンなフォーク感覚は、誠実で慎ましくて素敵です。お得意のジャジィなフォーク小唄とも言うべき歌唱も、彼の当たり曲の「アビリーン」でそっと披露。地元シカゴのマイナー作品。
バンジョー片手にスキーして(裏ジャケ)、足にギプスになっちゃった(表ジャケ)が最高にチャーミングなアルバム。純正フォーク・シンガーのイメージが強い人ですが、全曲スキーものの自作で固め、ここではユーモラスなたたずまいを見せてくれます。エリック・ワイズバーグの参加も見逃せないですね。
1962年に全米の大学フォーク・グループ・コンテストで優勝したことから、脚光を浴びた男性フォーク・グループ。ブラフォーよりはダイナミックで、キントリよりも落ち着いた演奏とコーラスを聴かせます。いわゆるモダン・フォークのイメージに極めて近いサウンドです。近年になって再結成して活動を再開(いいオジサンになりました)していますね
1962年のデビューからおそらく数年後のセカンドアルバム。メンバーが3人に減り、トラッド+試作αだったファーストに比べて、同時代の作家作品を中心のレパートリーになっている。アレンジは、PP&Mやチャド・ミッチェル・トリオの音楽ディレクターで知られるミルトン・オークン。まろやかで落ち着いた品の良い内容の仕上がりに。ジャケ底テープによる補修アリ。
1962年の秋に全米を横断して各地の大学で行ったコンサートの模様を収録。リリースは翌年の3月。よくコントロールされた正確なコーラス、すっきりとした演奏、生々しい音質による録音など、改めて驚かされる内容です。「もう25分で」「ブランディ・ワイン・ブルース」「牛追いの歌」などを収録。アメリカで最もフォーク人気があった時期のライヴ音源ですね。日本で紹介されたのは1965年でした。
デビュー後2年ほどしてリリースされたライヴアルバム。もともとはシアトルのワシントン大学のグリークラブに在籍していた彼ら、ここでもコーラスの実力を遺憾なく発揮していますが、楽器演奏の方も巧いですね。1962年という時点では、フォーク・クラシック中心のレパートリーですが、異色なところでは「サマータイム」なども採り上げています。※内袋はメンバー写真入りのオリジナル。ジャケット画像として掲示してあるものと同一です。
人気絶頂期のアルバム。ボブ・フリック、ティック・フォーリィ、ジョン・ペイン、マイク・カークランドの黄金のオリジナル・メンバーが、誠実なハーモニーを繰り広げます。「花どこへ行った」「パフ」「ドント・シンク・トワイス」「ミュール・スキナー」「バナナ・ボート・ソング」「サンフランシスコ・ベイ・ブルース」などと選曲も抜群。音楽監督はP,P&Mの編曲でも知られるミルト・オークンです。日本では64年11月にリリースされました。
フォーク・コーラスの彼らが、少しずつポップ・コーラスの方向に歩み始めた作品で、表題曲の「トライ・トゥ・リメンバー」が今ではエバーグリーンなヒット曲。映画音楽、ミュージカル作品、ラテン、英語訳のシャンソンなどを、オーケストラ伴奏のサウンドと温かいコーラスで響かせています。コーラスの編曲はP,P&Mで知られるミルト・オークン。
オシャレでポップで最高のモダン・フォーク・デュオ(と思っているのです)。ガットギターによるデュオ、そしてメキシコ系のフォーク・ソングを熱心に採り上げる点でもユニークです。彼らが人気を履くし始めたころホールコンサートの模様を収録した2舞組アルバム。くつろいだ雰囲気のなかで、トークに演奏に、全開のライヴを繰り広げています。※ジャケットの内側に書込。
フォークの世界にデビューし、SSW的な表現へと歩みを進めた彼。どの時代の表現にもサラッとしたさわやかさと、モダンな表現を聴かせます。トラヴィス・エドモンソンとのコンビ解消後、カーソン・パークス(ヴァン・ダイクのお兄さん)とバーニー・アームストロングと共に結成したバンドがこれ。有名曲も彼らの手にかかるとオシャレに変身します。残念ながらA面に軽い連続ノイズが入ります。
ニューヨークの名門フォーク・トリオ。チャド・ミッチェルを中心に、ジョー・フレイザーとマイク・ノブラックの男性3人でグループを発足して、これがファースト。音楽監督にはミルトン・オークン。彼はまだP,P&Mで成功する前。そしてバンジョーにはエリック・ダーリンが参加しています。本作には2種類のジャケがあり、彼らのウェッブサイトにはこのイラスト版が紹介されています。※WOBCは、ニューオーリンズのレコードセンターのゴム印。