名ドラマー、歌う。バディ・リッチの歌声、はっきり言って、すごくいいです。見た目からはだみ声で男臭い感じを想像しがちですが、これがまあ、良い意味で期待を裏切るメロウで繊細なもの。自身のリズミカルなドラムスタイルとあえて好対照をなすかのように、バラードを中心にしっとりと歌っています。曲によってはコーラスも助演。ストリングスをあしらったスウィートなアレンジは才人フィル・ムーアです。※Mercury楕円ロゴの黒ラベル。A-3「I’ve Heard That Song Before」に少しノイズの続くキズあり。他も小さなノイズ聞こえる箇所ありますが、おおむね良好な状態です。
ファンキー・ドラマー、バディ・リッチがポール・マッカートニーの「Uncle Albert / Admiral Halsey」を! これが出色。この曲をジャズ化してるのは珍しいですよ。「Bein' Green」では彼自身しっとりと歌っています。これが、踊り(叩き)疲れたあとに、汗が引いていくようなヒーリング感を湛えていてGOOD!
名ドラマー、バディ・リッチの珍しいArgo盤。ヴィブラフォンに若きマイク・マイニエリ、フルートにサム・モストを擁したセクステット編成による、ひたすらに突っ走るストレート・アヘッドなジャズ。フルートとヴィブラフォンがリードで丁々発止と音の会話を繰り広げる、ストイックで洒落てて。これぞ、かっこいいジャズです。※DJ盤白ラベルですが、ミゾあり。ウォーターダメージは裏ジャケの左上にごくわずか。
歴戦のジャズ・ドラマー、バディ・リッチ率いるソウルフルなビッグ・バンドのライヴ盤。LAのウィスキー・ア・ゴー・ゴーでの録音です。ブレイクビーツとして昔から重用されてきた一枚ですが、タフなドラムとフェンダーベース、ビッグバンドの絡み合いが今また注目を集めてます。「Love And Peace」なんて曲名、時代を反映してますね。
おやじたち4人のハッピーなエンターティンメント・コーラス! 限りなく水っぽいんだけど、このとぼけた感じに男気を感じてしまうのは何故でしょう? 「Together Wherever We Go」を聴いてるだけで、頬がニヤついてきちゃいます。ホテル回りで相当鍛えられているのか、ハーモニーは見事なもの。ワシントンDCのホテルでの実況録音。
「いちご白書」での「サークル・ゲーム」があまりに印象的なインディアンのフィメール・フォーク・シンガー。これはエリア・コード615がバックを勤めるファンキーなフォーク・ロック! ソウルフルな歌声がポップなメロディを味方につけて意外なほど気持ちよく響いています。※A-3「I Wanna Hold Your Hand Forever」にてキズによる周回ノイズが少々目立ちます。他はEX++〜M--程。
「Fixin' To Die」「Aberdeen Mississippi Blues」「Shake 'Em On Down」ほか、戦前のブッカ・ホワイトの代表曲を網羅した編集盤。一本調子なギターのせいか、今一つ評価の低いブッカですが、デルタ・ブルースの最も重心の低いところが楽しめるはずです。
「バンキー・グリーンのラテン化計画」という邦題でCDがリリースされたこともありました。ヤング&ソウルフルなサックスマンの徹頭徹尾かっこいいブガルー&マンボ&チャチャ・ジャズ。しかも「Let Me Go」をはじめ数曲には、シカゴソウルの名門グループ、ザ・デルズ参加! 息つくヒマもないほどのグルーヴ、そしてエンターティンメント! オリジナル・リリースは1967年。※1972年の再リリース盤(白ラベル)。A-1「Let Me Go」前半にプレスミスのため耳障りなノイズが入ります。他はM--〜Ex++。
60年代から精力的にソウルジャズ・シーンで活躍してきたサックス奏者。ボブ・ジェームスらがフュージョンをお洒落なものとして売り出していた78年に、このジャケはちょっと時代錯誤? しかし内容は魅力的です。選曲もいいですし、ウィルバー・バスコム&スティーヴ・ジョーダンというリズム・セクションは強力。B-2では、アントニオ猪木のテーマ曲に日本ではなってしまった「Ali Theme」をブルース・ジョンストン(バリー・マニロウで有名)な「I Wrote The Songs」と組み合わせてしまうという、まさに痛快な音の卍固め!
モダンフォーク以前の時代から、伝承曲、民謡に親しむという意味でのフォークソングを歌い続け、俳優としても活躍した人物。はっきり言って、無数にある作品ともども後世からの評価をきちんと得られていない人でもあります。このアルバムも、シンプルなタイトルとUnited Artistsからの見慣れないリリースでなかったら目を留めなかったかもしれません。しかし、これには心を打たれました。悲劇を歌うバラッド(“バラード”ではなく)をギター一本で淡々と歌った静謐な内容。芝居がかった誇張やメッセージ的な強さを抑えた語り口に、素直に共感を覚えました。
自然環境、外的要素から得たイメージを音に彫刻するコンポーザー・デュオ、バートンとプリシラのマクリーン夫妻が1979年にフォークウェイズで発表した電子ランドスケープ・アルバム「Electronic Landscapes」の新装CD化。新たにそれ以降に制作された3作品を追加。彼らが長年取り組んできたピュアな電子音楽のエッセンス全てを網羅しました。
カナダ生まれのSSW。60年代の半ばからバンド、ゲス・フーの一員(ヒット曲「American Woman」の作者です)として活動してきた彼が、この時期のトップ・プロデューサー、リチャード・ペリーの制作で発表したファースト。どこか骨太なロックの肌触りを残しながら、おおらかな味わいのメロディと洗練されたサウンドを展開します。ジャジィな「You Ain’t Seen Nothin’ Yet」が新鮮。※ほぼM--のジャケットなのですが、盤の取り出し口あたりに損傷が有りEX++としました。
60年代からスタジオ・ミュージシャンとして活躍後、NYの現代舞踏/コンタクト・インプロヴィゼーションのシーンで嘱託音楽家として活動したバートン・スミスが、Folkwaysから発表した二枚のアルバム(80年と82年)の初CD化! アコースティック楽器と様々な電子音/金属音がブレンドされた抽象性の高い作品は、バレエの為だけでなく、現代音楽リスナーも、ジム・オルークのファンもニューウェイヴ系DJも巻き込むイマジナリーな音世界! しかしむずかしい内容ではありません。聴く人の想像力でどんな姿にも変わる音楽です。
摩天楼に現れた80sジャイヴな伊達男。その正体は、元、じゃなくて復活したから現ニューヨーク・ドールズのデヴィッド・ヨハンセンなのでした。アロウのソカ・ヒットをブラッシュアップした「Hot Hot Hot」で颯爽とシーンにカムバックしたのです。時代の徒花だなんて言わないで。かっこいいのです。隠れナイス・トラックはAラス「Screwy Music」!
ミネソタ在住のノスタルジックなジャズピアニスト。トリオ編成のこの本作では、インストに加え、ベースのビル・エヴァンス(同姓同名!)やドラムのレッド・マドックの歌ものを収録。これが良くて。渋く苦い声でホーギー・カーマイケルl「Rockin' Chair」「Two Sleepy People」なんて思わず一杯おごりたい感じ。古き良きジャズが今に生きる様に、胸がいっぱい。ジョニー・ラッソがお気に入りの方はこちらもぜひどうぞ。オリジナル・ペイパーシート付き。