1963年にビルボードのシングルチャート55位まで上昇したシングル。彼にしては中ヒットというところでしょうか。ところが、このメロディ、なんか気になったのです。あれ? これ? ひょっとして? わかった人は凄い、チップマンクスの生みの親デヴィッド・セヴィルのソロ・アルバム「The Music Of David Seville」の一曲目「Armen’s Theme」に歌詞を付けてビッグバンド化したものだったんです。へえ!
ヤングアイドルがロック時代の到来を敏感に感じ取ったアレンジと選曲で変化の気配を見せた一枚。「Sunny」「Turn Down Day」「Summer In The City」など、同時代のヒットポップスがセレクトされています。注目はAl Kooperがソングライターとして提供したフォークロック風ナンバー「Fly Away」。ジャズの匂いが隠し味になってます。
A面はゴフィン&キングの名曲をゆったりと歌った大人のポップスという仕上がり。驚きはシングルのみ収録のB面で、電子音めいた不思議なエフェクトを多用して、サイケデリックな音楽体験をしたことが歌われる異色のナンバーです。この曲、彼の自作なんですよ。※盤にゆるやかなソリあり。当店ではトレースしました。
70年代にブラックSSWとして名盤「Bittersweet Stories」を残す彼がデビュー期に残したシングル盤。女性コーラスがからむナイス・フォーク・ロック。B面はうってかわってアシッドなサウンドを聴かせてくれます。
唯一のアルバム「I’ll Be Your Rainbow」がソウルファンに根強い人気のデトロイト産男性シンガー。スウィートなイントロから、転調を絶妙に使って盛り上がってゆく名曲です。そのまま80年代以降のグラウンドビートの原型みたい。※B面ラベルにテープ。
Columbia時代の名作。マッスルショールズでの制作で、南部ミュージシャンたちの黒っぽさを引き出しているという点でも名作です。エイスのヒット曲「How Long」をいち早く採り上げる目利きはさすが! カーペンターズの「We’ve Only Just Begun」は、もはやスウィートソウルの名曲にしか聞こえません。※キズ多めの盤です。
スライ・ストーンの「暴動」セッション直後に制作されたボビー・ウーマックの傑作。のちにUKの名ファンキー・グループ、ココモもカヴァーした「I Can Understand It」が、しびれるほどのかっこよさ。知性的でメロウで、なおかつ、ワイルド。ガボール・ザボ、ジョージ・ベンソンで知られる「Breezin’」を書いたのもこの頃で、ソングライターとしての充実ぶりも伝わってきます。ビートルズ「And I Love Her」のダウナーメロウなカヴァーも最高。
流血した若者たちが喧嘩した後みたいなジャケの写真からはまったく想像もつかない超メロウな名曲「Drivin' Me Crazy」を聴いて下さい! ジェファーソン・エアプレインを一時的に脱退したマーティ・ベイリン在籍のブルー・アイド・ソウル・グループです。 彼がのちにハートせつなく」などで見せるAOR感覚の先取り、とまで言うと言い過ぎかもしれませんが、キップのいいドライヴ感にあふれた西海岸サウンドに再び脚光を!※B-1「Roberta」にサーフェスノイズあり。
何故か“ボネメア”と、ラストネームだけの表示になっていますが、これはリリカルなピアノが持ち味の黒人ミュージシャン、エディ・ボネメアのこと。副題に“The Gaslight Revue”の受賞曲を演奏するとあります。ガスライト・レビューとは、日本で言えば“懐メロ・ショー”のようなラジオ番組だと聞いたことがあります。そんなテーマのアルバムは退屈かもしれないと思いつつ、ボネメア先生の知性とアイデアに賭けてみました。結果は◎。親しみやすいメロディを美しいピアノで聞かせるだけでなく、ドン・レッドマンによる巧みなアレンジが随所で耳を惹きます。「Speak Low」には脱帽。※再発盤。オリジナルはRoost LP2241で1960年のリリース。
美しい容姿とブルージーな歌声で70年代前半を中心に多くのアルバムを残した女性SSW。その作品の多さの割に、後世に語られることが少ないように思います。スティーヴ・グッドマン、ジョン・プラインらと活動を共にしたことで、いわゆるポップス的な展開をほとんど見せなかったことも、理由のひとつかもしれません。しかし彼女の貫いたミュージシャンとしての意志は今一度振り返られてもいいと思います。このファースト・アルバムからも、青い情念がゆらりと立ち上がります。ベースでフィル・アップチャーチが参加。※4チャンネル盤。
フォーキーなブルース、という言葉が陳腐に思えるほど気高く奥深い傑作。黒人女性SSW、ボニー・ホワイトがBell傘下のマイナーレーベルCarouselに残した唯一のアルバムです。穏やかなアコースティック・サウンドを軸に、ストリングスやハープまであしらいながら丁寧な表現がなされています。フィービー・スノウあたりが彼女の後継者という感じでしょうか。芯の強い生き方と大らかな優しさを感じさせます。※ジャケ左上に2センチほどの剥がれ。
サード! US盤ですが、くり抜きジャケで目玉がくりくり動きますよ! 内容はボンゾズ絶頂期のザッピング感覚が極まった傑作です。なお、US盤につき、「Urban Spaceman」の代わりにニール・イネスの美しいバラード「Ready-Mades」が収録されています。「Mr. Apollo」「Canyons Of Your Mind」などファンに人気の変態メタポップもあり。彼らのルーツを知らせる痛快ジャグ・ナンバー「Doctor Jazz」「Laughing Blues」の収録も注目。※オリジナル内袋付ですが、袋の裏側が大きく破れて欠損しています。
アメリカでのセカンド・アルバム。ポール・マッカートニーが変名でプロデュースしたシングル「I’m The Urban Spaceman」がヒットしそうなので、LPの一曲目に収録されています。アルバムとしてはファーストよりもぐっとニール・イネス色が強まり、珠玉と変態が同居したボンゾ・ドッグ・ワールドが展開されています。ロジャー・ラスキン・スピアーのナンバー「Trouser Press」は、アメリカのアンダーグラウンド音楽誌の名前にもなりました。アメリカ盤にはブックレットも付いていました。※今回入荷品にはブックレット付。
レジェンダリーなファースト。そして”ドゥー・ダー”の付いたオリジナル・ネームでは唯一のアルバム。戦前ジャズや大衆音楽への偏愛がブリティッシュ・ビートニクたちやビートルズとの出会いの中で変質し、唯一無二のかたちで結実。「マジカル・ミステリー・ツアー」の中で歌われた偽プレスリー曲「Death Cab For Cutie」収録。振り返ってみれば、このとっちらかったハチャメチャさこそ彼らの真髄というか、ヴィヴィアン・スタンシャルとニール・イネスの音楽的な力関係が一番均衡していた証なのかもしれません。※ジャケの上が大きく割れています。
MG'sのオリジナル・アルバムといっても差し支えない同名映画のサウンド・トラック。シンプルな4ピースのグルーヴに酔いしれてください。Bラスの「Time is Tight」が有名ですが、とにかく派手さを排したドラムのステディなビートがすごい! 「We've Got Johnny Wells」とか、ドラマーならこのすごさがわかるはず。※A-5「Blues In The Gutter」中間に凸プレスミスがあり、2、3回ほどノイズが入ります。