ミュージシャンとしてよりもアメリカでは学生運動出身の文筆家として知られるカール・オグルスビー。反体制運動の旗手であった彼がSSWとしてVanguardに残したアルバムは2枚。これがファースト・アルバムです。サングラスの奥には鋭く社会を貫く視線が隠れているのでしょう。しかし、アルバムとして聴くと、骨太な思想性よりも、彼本来の人間的な優しさや情感がこちらに伝わってきます。すごく不思議です。バックはニューヨークのセッションマン。ジャズ・ミュージシャンが混ざっているのがこの街で生まれたフォークロックの特色でもあります。